陸王 (第5話/30分拡大SP・2017/11/19) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『陸王』(公式)
第5話/30分拡大SP『陸王を脱いだ茂木! 大企業が牙を剥いた?倒産を救う息子の絆』の感想。
なお、原作:池井戸潤「陸王」(集英社)は未読。
宮沢(役所広司)は村野(市川右團次)と協力し、茂木(竹内涼真)のサポート契約を取り付ける。次にランニングシューズのアッパー素材の改良に取り掛かるが、こはぜ屋の資金繰りが危機的状況に。そこで宮沢はソール用の「シルクレイ」を本業の足袋作りに生かし、新しい地下足袋の開発も並行して進める計画を立てる。そんな折、縫製課の古株・冨久子(正司照枝)が過労により倒れてしまう。さらに、飯山(寺尾聰)が何者かに襲われる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:八津弘幸(過去作/家政夫のミタゾノ、半沢直樹、下町ロケット、)
脚本協力:吉田真侑子(過去作/死幣 第5,8,最終回、警視庁捜査一課長2 第9話)
演出:福澤克雄(過去作/半沢直樹、ルーズヴェルト・ゲーム、小さな巨人) ※第1,2,5話
田中健太(過去作/ルーズヴェルト・ゲーム、下町ロケット、小さな巨人) ※第3,4話
「群像劇」、「人間ドラマ」として一段階昇格した!
感想は一言。これまでで一番「群像劇」として、「人間ドラマ」として一段階昇格したと言える。第4話までは、どうしても「陸王」を作る過程に偏っていたため、主役が「陸王」になり、群像劇自体があちこちでバラバラに動いていた、謂わば乱雑な印象が強かった。
しかし、今回はほぼ「陸王」が完成されたため、主役が「陸王」から「陸王を作る人たち」になり、脇役が「陸王に振り回される人たち」となった。そう、主役も脇役も人間になったのだ。これによって、それぞれの立場が明瞭化され、ドラマの背骨がビシッと通った印象を強く持った。これは、本当に良いことだ。
30分拡大も全く気にならない程の、ハラハラドキドキと感動!
また、「こはぜ屋」の経営が揺らぎ、銀行に融資を申し出るがなかなか希望が叶わない。そのくだりを本業である「100年続いた足袋づくり」に繋げて新しい地下足袋 “足軽大将” を絡めたり、若者の大地と茂木、平瀬らの人生の迷いや決断など人間ドラマには欠かせない成長物語も巧みに加わったのも良かった。
とにかく、成功するのはほぼ決まっている。だからこそ、成功する過程を出来る限りハラハラドキドキさせてどこまで見せられるかが本作の肝。その意味では、30分の拡大も全く気にならないほど、ハラハラドキドキと感動をくれた。この調子で進めば、盛り上がること間違いなしでは?
あとがき
今回の30分拡大版は見応え十分でした。本業が俳優業の人たちの演技にも魅了されました。次回にも大いに期待します。
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