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コウノドリ[2] (第6話・2017/11/17) 感想

コウノドリ[2]

TBSテレビ系・金曜ドラマ『コウノドリ[2] 命についてのすべてのこと』公式
第6話『突然の命の危機 母子の救急救命』の感想。
なお、原作:鈴ノ木ユウ「コウノドリ」(漫画)は未読。


一人前になりたいと焦る下屋(松岡茉優)は、ヘルプに入った産婦人科医院で、切迫早産で入院中の妊婦・カエを診察する。2人は同じ名前ということもあって仲良くなる。ある日、下屋はカエの様子がおかしいことに気付き、院長に報告。週明けに検査をすることになったが、程なく、ペルソナ総合医療センターにカエが緊急搬送されてくる。ペルソナに戻っていた下屋がショックを受ける中、サクラ(綾野剛)らは手術を行うが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


脚本:坪田文(過去作/コウノドリ 第7,8話) ※第1,3,6
   矢島弘一(過去作/毒島ゆり子のせきらら日記) ※第2,4話
   吉田康弘(過去作/プラージュ) ※第5話
演出:土井裕泰(過去作/コウノドリ、重版出来!、逃げ恥) ※第1,2,5話
   山本剛義(過去作/Nのために、夜行観覧車) ※第3,4話
   加藤尚樹(過去作/コウノドリ、ホワイト・ラボ) ※6

"母体死亡" と "下屋の成長" を華麗に繋げた見事な展開!

もう、スゴイ。この一言。我が家の周産期医療従事者が声を張り上げて言っていた。「それ、描くのぉ!?」って。それが “母体死亡”。何せ、彼女の言うことには、30年の周産期医療経験の中で、母子の命が同時に危険にさらされた時に、夫の100%が「妻を助けて下さい」と言い、妊婦の100%が「赤ちゃんを助けて」と言うそうだ。

だから、周産期医療従事者は全力で両方の命を助ける。助けなければいけない。そう教育され、そう信じて働くそうだ(※個別の考えはあると思う)。そう言う現場で一番あってはいけない “母体死亡” を敢えて、ドラマの中心に置いて、下屋の成長物語に繋げると言う(語弊があるかも知れないが)華麗な展開、それが第6話だった。

命を救うドラマとして「下屋の成長物語」も見続けたい…

そして、これまでも当blogでは、救急救命科医の加瀬をもっと上手く使うべきと訴えて来たが、今回それが叶った形となった。しかし、下屋が救命を志望するとは思わなかったが。だが、「命を救う」と言う点では、周産期も救命も根っこでは繋がっている。その意味で、「下屋の成長物語」もずっと見ていきたい…

「チーム医療」と同時に「地域医療」も描いた秀作!

この第6話で注目しておくべきは、今回のテーマである「チーム医療」と同時に「地域医療」の重要性と(敢えて言う)弊害だ。今回、下屋は「こはる産婦人科院」で妊婦・カエの甲状腺異常に気付くが、検査を院長に依頼して帰ってしまう。「あそこで勇気を出していれば」と言うくだりがあるが、そう簡単な話でない。

「ペルソナ」と「こはる」は謂わば「持ちつ持たれつ」の関係。それを別名「地域医療」と言う。語弊があるのを承知で書くが、もし下屋が気付いた時点で「私がペルソナに転院させます」と言って、結果的に何も無かったら。「こはる」の “稼ぎ” を奪ったことになる。

逆に地域の産婦人科病院は “稼ぎ” を失いたくないために、妊婦の危険をギリギリまで引っ張る傾向にある。これが現実。そう言うリアルな現実も本作では、実はしっかりと描いているのだ。もっと書きたいことは山ほどあるが…

あとがき

すぐにでも「濃厚な感想」を書きたいのですが、土日が仕事の上に、書くのに長時間を要するため今回は、どうしても伝えたいことだけに留めます。それにしても「母体死亡」と「下屋の救命異動」を一緒に描くとは恐れ入りました。でも、感動が止まりません…。どうしましょう………………

そして、前回の「かなり濃厚な第2弾」の感想に、162回ものWeb拍手やたくさんの応援コメントを頂戴し、ありがとうございました。濃厚な感想を期待して下さっている読者さんのためにも、また、私のドラマ愛を記しておく意味でも、追って感想の続編「濃厚版」を書きますので、今しばらく少しお待ち下さい(謝)

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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