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奥様は、取り扱い注意 (第7話・2017/11/15) 感想

奥様は、取り扱い注意

日本テレビ系・水曜ドラマ『奥様は、取り扱い注意』公式
第7話『お茶会』、ラテ欄『余命半年の友達の元カレ探し!? 理想の旦那が遂に嘘をつく』の感想。


菜美(綾瀬はるか)はお茶会を開いた近所の良家の主婦・友恵から、探偵をしていると誤解され、人捜しを頼まれる。重い病気で余命半年と宣告された友恵は、死ぬまでにやりたいことを考えた時、大学時代の交際相手に会うこと以外、思い付かなかったという。相手について分かっているのは名前、生年月日、出身地、当時のアパートの場所だけ。菜美は某国特殊工作員時代の仲間で天才ハッカーの小雪(西尾まり)に調査を依頼する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

原案・脚本:金城一紀(過去作/CRISIS、BORDER、SP)
演出:猪股隆一(過去作/THE LAST COP、家売るオンナ) ※第1,2,6話
   長沼誠(過去作/THE LAST COP2、ヤスコとケンジ) ※第3,4話
   小室直子(過去作/地味にスゴイ!、校閲ガール・河野悦子、東京タラレバ娘) ※第5話
   山田信義(過去作/家売るオンナ、愛してたって、秘密はある。) ※第6話

実は、男目線の「女だから女の味方」が気になっていた…

実は、これまで敢えて触れて来なかったことがある。それが前回で顕著になり過ぎたため、広末涼子さん目当ての私だが、今回で感想は最後にしようか考えていた。その理由が、原案・脚本:金城一紀氏が男性目線で描く「女だから、女の味方」と言う一方的な決め付けで物語が展開し結末を迎えてしまうことだった。

確かに菜美が「女の味方」と言って、すぐに相談者と仲良くなるのは良しとして、そこに至る過程が「女だから、女の味方」を理由に、描かれないことに大きく引っ掛かっていたのだ。奈美の正義感は認める。しかし、それがなぜ女性だけに向けられるのか?そこがずっと気になっていたと言う訳だ。

「女は女の味方」も「女の敵」も払拭されて良い感じに!

しかし、今回は全く違った角度から、奈美が事件に首を突っ込んだ。近所の良家の主婦・友恵から、“探偵をしていると誤解され、人捜しを頼まれる” と言うきっかけだ。これなら前述の私の引っ掛かりは払拭された。更に、これまでは奈美は優里と京子と一緒に行動していたのに、それも極端に少なくなった。

啓輔「伊佐山さんが この町に引っ越して来てから
   どうも 町が騒がしくなったような気がするな」

また、中盤で、優里の夫・啓輔にこのような↑台詞を言わせて、これまでの路線とは明らかに違う展開を予感させた。その上、捜していた男が「女の敵」でない単なる前科者。その上、意外といい人。むしろ、相談者の友恵の方が怪しい女。それでも、奈美がその男を「女の敵」としようとするのが益々違和感を…

友恵「くだらないと思えることでも
   お互いのこと たくさん話しておいたほうがいいわよ。
   そういう積み重ねが 2人にとって
   大切な財産になって行くはずだから」

その上、友恵にこんな↑台詞まで言わせて、これまでと完全に異なる展開へ、いや「次なる章」か「最終章」へと言う強引な展開が続く続く…。

こうなると、予想していた“実は夫婦がスパイ同士” と言う作品、『Mr.&Mrs. スミス(2005)』、『デート&ナイト(2010)』、『キス&キル(2010)』、『Mr.&Mrs. スパイ(2016)』、『マリアンヌ(2017)』などへ、ついに移行するのかと思っていると…

       

キレキレのアクション「女の味方」を振りかざさなくて良かった!

今度は突然、優里の合コンのくだりへ。これまた主婦を食い物にする「女の敵」と落胆しそうになったが、犯人たちの目的は「お行儀の良さそうな町」と判明してホッと。更に指定の日に男・上原を迎えに行った奈美が借金取りと出くわすが、ここの争奪戦も「女の見方」をギリギリ振り貸さずにキレキレのアクション。

"シリアスでで筋が通ったリアルな大人の男女の物語" も秀逸!

そして、友恵と上原の再会のシーンは、これまでの本作で最も “シリアスで筋が通ったリアルな大人の男女の物語” になった。そして、前回で全く共感できなかった菜美の「女の味方」の偏った正義感は封印され、友恵と上原は自主的に町を出て行く展開へ。で、ラストの意味深な奈美のモノローグでエンドマーク。

奈美(M)「愛する人から 初めてウソのにおいがした」

あとがき

好き嫌いはあるでしょうが、これまでで一番奈美の言動に違和感がありませんでした。そして、奈美が友恵の生き様を通して自分自身を顧みると言う展開も良かったです。その意味では見応えのある1時間でした。ただ、余りにもあからさまに「最終章」への転換と言うラストシーンで、本編の良さが薄まったのは残念。

でも、これからが面白くなりそうです。次回にも大いに期待します。

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【これまでの感想】
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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