明日の約束 (第5話・2017/11/14) 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・『明日の約束』(公式)
第5話『少年の不穏な過去に母の影…遂に核心へ』の感想。
日向(井上真央)は大翔(金子大地)から圭吾(遠藤健慎)を無視し始めた理由を聞き、圭吾の変化に真紀子(仲間由紀恵)の関与を疑う。だが、霧島(及川光博)らに確証がないと言われる。そんな折、本庄(工藤阿須加)から求婚された日向は、尚子(手塚理美)の動向が気になりつつも承諾する。生徒たちが大翔の暴力動画を撮った犯人捜しを始める中、日向と霧島は中学時代、真紀子が‘モンスターペアレント’で嫌われていたと勝(渡邉剣)から聞く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
益々謎は複雑化し深まったが、スッキリと観易くなった
漫才師・千鳥の「癖がスゴい」が流行しているが、この第5話を見終えて感じたのは「謎がスゴい」だ。何せ、ついに、いや、とうとう1年B組の担任・霧島(及川光博)まで “あの目つき” で謎が深まってしまったのだから。これでほぼ全ての主要な登場人物に「圭吾の死」に直接関係しない “謎” が見え隠れする状況になった。
普通なら、これだけ「謎がスゴい」とゴチャゴチャするところだが、全体の印象はむしろ前回までよりスッキリして観易くなった。理由は恐らく、日向(井上真央)の母親のくだりを少な目にした上で、本庄(工藤阿須加)との関係を進めたために日向の私生活部分の描写が「圭吾の死」から分離させたためと思われる。
整理したお蔭で "癖が少し抑えられ" て良作度が増した
もちろん、私は前回までも十分に面白いし興味深い作品と評価してきたが、多くの人たちにそのことが伝わっていないことに、若干の疑問や苛立ちがあった。しかし、今回はこれまでで一番主人公中心に物語が進行したお蔭で、物語全体が日向を中心に動いて見えたのは良かった。
更に良かったのは、「週刊ワイド」の社会部記者・小嶋(青柳翔)の立場が明瞭になったこと。これまでは “単なる掻き回し役” で物足りなく感じていたのが、今回から学校側と持ちつ持たれつの関係が見えて面白くなって来た。とにかく、これまでで最も「癖がスゴく無かった」のは、多くの視聴者に受け入れられると思う。
あとがき
第5話にして、ついに、高校のスクールカウンセラーの日向が、圭吾の死の謎を究明していく過程で、いじめ、毒親、非行などの難題とそれぞれの心の闇に対峙しながら、生きる意味や親子のかたちを探っていくヒューマン・ミステリーになって来ましたね。次回にも大いに期待します。
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