わろてんか (第37回・11/13) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第7週『風鳥亭、羽ばたく』 『第37回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)は念願の寄席を手に入れたが、座布団や湯のみなど備品の用意をしておらず、啄子(鈴木京香)にあきれられてしまう。万丈目(藤井隆)ら芸人の協力を得て開業準備を始めたものの、肝心の寄席の出演者が決まらない。そこで藤吉は客が呼べる落語家を探し回るが、新規開店の小さな寄席に出演してくれる人は見つからなかった。そんなある日、藤吉はてんの一言からこの新しい寄席の名前を思いつく。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

[苦笑] 『ひよっこ』をパクった「薬」の額に違和感大!

今朝の情報番組でネタバレしていたから書いても良いだろう。私はこの土曜日と日曜日に桑田佳祐さんの東京ドームライブへ参戦した。前作『ひよっこ』の主題歌『若い広場』を歌う場面では、ドラマの内容こそ酷かったが、半年間毎日聴いた楽曲を生で聴くことが出来たのには感動した。

さて、なぜ『わろてんか』の感想が『ひよっこ』ネタで始めたかと言うと。『若い広場』の歌の時に、桑田さんの後ろにイチコ(「すずふり亭」の向かいの「トキワ堂薬局」前に置かれた、インコをモチーフにしたディスプレイ人形)が置かれていたのだ。

イチコ
©NHK

そのイチコは劇中で「くすり」と書かれた薬箱を首から下げていた。そして、今回のアバンタイトルの冒頭が「薬」の額。既に『あさが来た』を始め数々の朝ドラをパクリ引用してきたと噂のある(真実だと思う)本作が、ここでまた堂々と『ひよっこ』をパクったと私は認定したい。そして、この「薬」と書かれた額に纏わる違和感も書いてみる。

[茫然] 月曜日の冒頭の数10秒で意味不明状態…

まず、この額の製作費はいくらで誰が何処から捻出したものかってこと。確か、藤吉たちは細々と内職程度の仕事はしているがほぼ無一文のはず。そして、先日に儀兵衛から 500円を借りて、亀井に全額支払っているはず。だとしたら、いつ誰が発注して支払ったのか?もしかして出世払い?米問屋を倒産させた男が?

既に月曜日の冒頭の数10秒で意味不明状態。それに、藤吉が「なかなかシャレてるやろ」とキースに自慢する、この↓てんの言葉がこれまた違和感と不思議が入り混じった、取って付けたような台詞過ぎて、朝から頭が痛くなる…

てん「笑いいうんは 人を幸せにする薬やと思うて」

[疑問] 一体この1か月半で、誰が笑い、幸せなのか?

既に放送開始から約1か月半、劇中の時間経過も少なくとも9年間以上は描かれているはず。しかし、私には下記↓の3つの記憶も覚えもとんとない。

   ●藤吉がてんを笑わせた以外に、一体誰が誰を笑わせたの?
   ●一体誰が、笑いで幸せになったの?
   ●てんは、いつ誰が笑いで幸せになったのを確認したの?

やっと「寄席編」になった時だからこそ、少し思い出して欲しい。主人公の実家の薬問屋「藤岡屋」だ。主人公の兄・新一が継ぐことになっていたが急死(ナレ死)。そのあとを継ぐと宣言した主人公は親から勘当された。で、今度は主人公の妹が許嫁と一緒に跡継ぎを…となってはいるが表現は曖昧で、儀兵衛も体調が悪いとされている。

では、一方の藤吉の実家の米問屋「北村屋」はどうか?商才のない藤吉の母親とキースに騙された藤吉の借金が元で潰れて、今は無一文の長屋暮らし。もう1人の登場人物であるリリコは、芸人としても女としても大変微妙な立場で描かれている。

そして、書き忘れてならないのは、主人公と藤吉は幸せなのかと言うこと。お互いにどこを惹かれて交際が始まったのかも分からず、8年以上も遠距離片思い中に主人公は藤吉に嘘をつかれ続けたのに、なぜか未だに一緒にいて更に勘当された親のスネをかじって、今度はてんが大借金中。ここまでは間違いないでしょ?

[呆然] 「笑い」が「お笑い(芸)」と「笑顔」に混同中…

でもね(また、イライラして馴れ馴れしくなってすみません)。本作ではこの状況を「笑いによって笑っていることが幸せ」と言っている。そして冒頭の主人公の台詞↑「笑いは人を幸せにする」とまで昇格させている。ちょっと複雑になっているから整理すると…

「笑っていること=幸せ」とはよく言うではないか?結婚披露宴でも「笑いの絶えない家庭を作りたい」なんて。でも、この時の「笑い」は「笑顔」を指す。「笑い=芸」ではないのはお分かりだと思う。では、主人公の発した「笑いは人を幸せにする」の「笑い」は何であると考えることが出来るか?

[絶句] 「芸で笑うことが幸せ」は解釈が飛躍し過ぎ!

私はこう解釈した。「“笑い” と言う芸人さんの “芸” が、多くの人(経営者も出演者もお客さんも)を幸せにする」と。「ただ笑っているだけで幸せ」と言う理屈ですら相当強引なのに、「芸によって笑うことが幸せ」と言うのは解釈が飛躍し過ぎ。

僅かアバンタイトルの冒頭の20秒間だけで、その中の主人公のたった1つの台詞だけで、こんなにも違和感を憶えさせられ、漠然とした疑問が発生し、脚本の雑さと強引さを気付かせてしまう。残念ながら、これが本作の現状だ。

[当然] エピの要点のみを繋いでいるだけだから総集編

さて本編。演出家が第1~3週を担当した本木一博氏に戻った。だから何だと言う訳ではないが。これまで4人の演出家が交代で担当しているが、良くも悪くも全員が横一列でパッとしない。雑で思い付きのエピソードをポンポンと並べただけの脚本を忠実に映像化しているから、“毎日の15分間が総集編” のよう。

脚本も演出も、まるで箇条書きのように、次々とエピソードの要点だけを抽出しては、編集して繋いでいるだけ。従って、まずエピソードの中身が良く分からないから感情移入が出来ない。またエピソードとエピソードの連続性が無く、淡々と進むからメリハリも無い。無い無い尽くし、残念ながら、これも本作の現状だ。

[失笑] 「総集編」のようにモノも人も集まって来ちゃった

ドラマ的には “無い無い尽くし” と書いたばかりだが、劇中では相変わらずの “あるある尽くし” だ。空き家の寄席も大した苦労もなく見つけてしまうし、無一文なのにプライドの欠片も見せずに親のスネかじりで開業資金はあるある状態。アバンでは無いと言っていた大量の座布団もタナボタで呆気なく無料で入手。

主人公も裁縫の才能なんて「京都編」では微塵も見せなかったのに、「大阪編」と「寄席編」では才能あるある状態だ。そもそも起点が効いて几帳面でキレイ好きなんて設定も「寄席編」ではいつの間にかあるあるに。まっ、良く分からないが、まるで「総集編」のようにモノも人も集まって来たのは間違いない。面白くもなんともないが。

[失笑] 寄席ゲット後は幸運とタナボタで儲かると思ってない?

もう何を書いても指摘しても期待しても無駄のようだから、今回の分はぼちぼちまとめよう。売れない芸人たちや店を潰した商才のない啄子から、あれこれ知恵や教えを聞いて、それらを鵜呑みにして動くだけの藤吉。そんな藤吉を頼もしく思っているような雰囲気の主人公に見えているのもどうかと思うが…

しかし、この15分間を見ていて、今日これまで書いてきた以上に、私の心の中でモヤモヤして、それが原因でイライラし、疑問は増大、不快感も増大させたのは、主人公と藤吉が寄席をゲットしただけで、あとはいつもの運の良さとタナボタで、お金が手に入ると思っている節があるように見えていることだ。

事実、主人公は座布団の補修を、藤吉は番組作りに頭を悩ませただけ。そう、主人公と藤吉は北村屋に戻って来た時、芸人長屋に引っ越してきた時と同じく、一向に働こうとしていないのだ。生活費は、また啄子の稼ぎにおんぶに抱っこなのか?なんか、スゴクない?働かないで寄席の名前を悩んで恋バナ展開って?

[懇願] てん、働けって!

その上、終盤には啄子が質屋から出して来たと言うお粗末な治まり方。あの~~~~~元金と質料は?やはり、主人公と藤吉は開業準備で忙しいから、また啄子が天秤棒を担いで行商で稼いでいるの?親を働かせて、自分たちは夢見心地ってこと?これでは、2人はとんでもない人でなしだし、親不孝者では?

以前に、主人公がお針子さんをやっている場面があったが、あれが仕事なのかは未だに曖昧なまま。ホント、てんって感じ悪いよね。都合の悪い時は親に泣きついて、その借金返済のために働かず、いつか入って来るであろう日銭を頼りにしているだけだもん。てん、働けって!

あとがき

「風鳥亭」の名が決まる場面、長くて退屈でしたね。朝なのに睡魔に襲われましたよ。どうやら第7週も期待薄ですな。次の永野芽郁さん主演の朝ドラ『半分、青い。』を前倒しに放送できないのかな?どうやら岐阜でロケが始まっているようですから。
朝ドラ「半分、青い。」 岩村でロケ公開 - 岐阜新聞 Web

朝ドラ「半分、青い。」 岩村でロケ公開 - 岐阜新聞 Web
©岐阜新聞

最後に。前回の感想に、121回ものWeb拍手と、たくさんの応援コメントを頂き、ありがとうございました。予告編通りに、とんとん拍子に開業しちゃいそうですね。葵わかなさんの表情も相変わらず固いし、てんには共感も出来ないし。これ、NHKは何とかするつもりがあるのでしょうか?我々の受信料の無駄遣いを放置しておくことは出来ませんよ。

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【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』

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