刑事ゆがみ (第5話・2017/11/9) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『刑事ゆがみ』(公式)
第5話『因縁寄生支配宿敵』の感想。
なお、原作:井浦秀夫「刑事ゆがみ」(漫画)は未読。
少女誘拐事件が発生。少女の母は前市長の娘、父は婿養子の市議で、管轄の花道署から弓神(浅野忠信)に協力要請が入る。誘拐現場にかつて弓神が担当した殺人事件「ロイコ事件」に関係するカタツムリのマークが残されていたのだ。弓神はある理由から、羽生(神木隆之介)に偽の情報を与え、自身の協力者であるヒズミ(山本美月)を見張らせる。そんな中、犯人は市議夫婦に身代金運搬を指示。一方、市議と秘書との不倫関係が浮上する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本:倉光泰子(過去作/ラフヴソング、突然ですが、明日結婚します) 第1,2,4話
大北はるか(過去作/好きな人がいること、テディ・ゴー!)) 第2,3話
藤井清美(過去作/映画「るろうに剣心」シリーズ、ウツボカズラの夢) 第4話
池上純哉(過去作/相棒シリーズ、遺留捜査シリーズ、ヒガンバナ) 第5話
演出:西谷弘 (過去作/昼顔、ガリレオ、任侠ヘルパー) 第1,2,5話
加藤裕将 (過去作/最高の離婚、問題のあるレストラン、ラスト・フレンズ) 第3話
宮木正悟(過去作/水球ヤンキース、残念な夫。失恋ショコラティエ) 第4話
弓神が同僚を騙して単独捜査を始める流れは絶妙!
今回は、これまでで最も浅野忠信さん演じる「弓神 適当」がその名の通り “適当で歪んでいる” 刑事に描かれた。そして、中盤過ぎからの弓神が同僚の刑事たちを騙して単独捜査を始める流れは絶妙。そして、神木隆之介さん演じる「羽生 虎夫」もその名の通り宇津巻 京子の “ハニートラップ” に騙される…
弓神と別に羽生が捜査する姿を最小限にしたのも秀逸!
本当に良く出来ている。特に羽生が弓神と別に捜査しているくだりを最小限にして組み込んだこと。本作は羽生がしっかりと捜査しているところを見せるドラマで無い。あくまでも弓神と羽生の個性を際立たせて魅せること。その意味で、事件にきちんと向き合っていることと捜査の結論だけあれば良いとの判断は見事だ。
脚本の秀逸さ、巧みな演出、俳優陣が光りまくった1時間
実は、第5話の脚本担当の池上純哉氏は、当初からこの感想の執筆時も公式サイトには載っていない。視聴率獲得のためのテコ入れかどうかは分からないが…
これまでの設定はちゃんと踏襲されているし、“天才偏屈刑事” と “真面目新米刑事” の凸凹バディの面白さは残したまま、刑事ドラマとして事件を解決していく中で、事件に隠された人間ドラマまでも見応え十分に描いた。脚本の秀逸さと巧みな演出、ゲストを含めた俳優陣が光りまくった1時間だった。
あとがき
まさか「寄生虫」で『ドクターX』とコラボ? それとも果敢に挑戦! まさか連動!? いずれにしても、面白かったです。もっと上手に番宣すれば、視聴率アップも望めそうですね。次回にも大いに期待します。
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