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わろてんか (第34回・11/9) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第6週『ふたりの夢の寄席』 『第34回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


突然風太(濱田岳)が京都から現れたが、いつもと違うその様子にてん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)は訝(いぶか)しがる。藤吉が亀井(内場勝則)を訪ねると、寄席を売って取り壊すことに決めたと言われ藤吉はショックを受ける。だが亀井の本意は寄席をこのまま残すことだと信じるてんは、もう一度藤吉と一緒に亀井の元を訪ねた。そして寄席を自分たち夫婦に任せてもらえれば、また昔のように笑いで一杯にしてみせると夢を語る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

字幕と音声をカットして、映像だけを流し見したら…!

真面目に作られているとは到底思えない作品だから、今回は思い切って字幕と音声をカットして映像だけを、他の作品の感想を投稿しながら 15分流し見をしてみたのだが、これが新発見。全く生活苦のない “バカップル” が困ったり、ヘラヘラと笑ったりしているだけだった…

トキは直接世話係、風太は手紙で後方支援していれば…

さて、本編。前回の感想にも書いたが、なぜわざわざ風太が大阪に来るの?で、またやったね。神出鬼没でてんの近くに現れる風太を。GPSが無い時代だから益々おかしくなる。これ、絶対に適任者はトキなのね。大阪で啄子たちと一緒に暮らしていたんだから。

どうしても風太でなければいけないのなら、「京都編」での、てんの「手紙好き」な設定を活かして、トキは北村家で直接てんの世話係をし、風太は手紙で近況報告などの後方支援をしている風に描けば良かったの。たった1カットでもあれば納得できた。それが丁寧な描写ってこと。それが出来ないのが本作か?

"GPS探偵・風太" の扱いが酷過ぎ 濱田岳さんが気の毒…

それに、“GPS探偵・風太” の扱いが酷過ぎ。登場場面ではキースと軽く言い合いして、あとは一膳飯屋「万々亭」で、不愉快な上から目線の態度で風太に接するてんと、「京都に帰ってきぃひんか?」と目的を果たしたような、果たしていないような中途半端な結果で「こんな時間や」であっさり退場。

まず、わざわざ京都から大阪までやって来た風太をそのまま帰しちゃうてんの人間性を疑うし(まっ、劇中の京都・大阪間は近距離の設定だが…苦笑)、折角大阪に来させたのなら、“GPS探偵・風太” にてんの身辺調査をさせて、儀兵衛たちに報告させるとか、なぜしないかな?まっ、それが出来ないのが本作か?

2回に分けず、藤吉がてんに話せば絆も将来も描けた…

さて、気が付けば前回で痴話喧嘩みたいな感じで情緒不安定なリリコはどこへやら?藤吉も何もなかったように天秤担いで商い中。あのさ~、なぜ亀井が「鶴亀亭」の解説のくだりを藤吉とてんで2回やるの?本当、この脚本家は何にも考えていないんだな、と言うしかない。

そもそも、てんと藤吉が最初に「鶴亀亭」を見つけた時にやっておけば良かっただけの話なのだが、その時点でここまで掘り下げた説明は早急だとするなら、藤吉がてんに伝えるべきだ。その方が “夫婦(もどき)の絆” が描けるし、「私たちも」と主人公たちの将来や未来も見えてくる。

登場人物は一度しか聞いていなくても、視聴者は二度聞かされるのだ。それでなくても、鬱陶しい描写が多いのだから、もう少しエピソードの取捨選択を厳密にやるべき。これなら、脚本に書かれていても演出家の判断で削除したり入れ替えたり出来るだろう。まっ、それが出来ないのが本作か?

一度で良いから藤吉とてんが寄席に行く場面があれば…

え~~~~~~~~~っ!どうして亀井が藤吉とてんに寄席を任せるの????????完全に意味が分からへん。こう言うのこそ「やめてんか」ってやつだ。藤吉がてんがおバカさんなのは、ずっと前から承知していたが、今回の判断で亀井のおっちゃんもおバカさん確定。おバカは伝染すると聞いたことがあるが、まさか本当だとは!

それに、どう好意的に解釈しても、藤吉とてんが亀井に調子の良いことを言って言い包めたにしか見えないが?せめて、せめて、一度で良いから藤吉とてんが寄席に行って、“寄席の良さ” や “笑いの素晴らしさ” を感じた場面があれば、少しは納得できたかも?まっ、それが出来ないのが本作か?

あとがき

「気持ちだけは絶対に負けない」とか「ずっと笑わせたい」とか「皆を笑わせたい」とか言っていますが、これまで何かやりました?「天下の大泥棒チョコ衛門」位しか記憶にありませんが。

それに、引越し後は誰も働かず、母親だけに働かせ、母が怪我をしたらやっと働き出す始末。その上、寝食も忘れて生活費と寄席開業資金のためにがむしゃらに働く訳でもなく、席主に同情したらタナボタで寄席ゲットして、てんにも昇るような有頂天ってか。ダメだこりゃ。

最後に。前回の感想に、112回ものWeb拍手と、たくさんの応援コメントを頂き、ありがとうございました。今回の感想は、台詞の引用を止めてみました。いや、拾うも突っ込むも価値のない台詞ばかりだったからですが。回を重ねる毎に、展開が強引且つ雑になりますね。「寄席編」になればマシになるのでしょうか?私は全く期待をしていませんが、皆さんはどうですか?

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【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33

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内容大阪にやって来た風太(濱田岳)が、藤吉の前に現れる。そして、てん(葵わかな)を、1度京都に帰してやって欲しいと告げる。 そんななか、亀井(内場勝則)が、寄席を壊すと聞き。。。 敬称略 さて、今回の感想。 またやってるよ。ほんと。 神出鬼没で、藤吉、主人公にGPSでも仕掛けているのか、 ピンポイントで登場する風太(失笑) ホント。。。。辞めてくれ。 せめて、トキ。。...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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