相棒 season16 (第3話・2017/11/1) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season16』(公式)
第3話『銀婚式』の感想。
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は玄関に灯油をまかれたと通報があった商社専務・瀬川(川野太郎)の家へ。同じ頃、瀬川が目を離した隙に、半身不随の妻・楓(菊池桃子)を乗せた車椅子が暴走。放り出された楓は軽傷だったが、車椅子は大破する。不審を抱き聞き込みを始めた右京らは、‘逆玉のこし’の瀬川が楓の殺害を計画したのではと疑う。数日後、瀬川が別荘で転落死。その状況の一部始終がビデオカメラに録画されていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
大田愛脚本らしい会話劇や物語の締め括りの仕方の上手さ
脚本は、太田愛氏。監督は、内片輝氏。
右京さんと冠城が車中で会話するシーンや、楓の車椅子が坂道を暴走して行くシーンの演出は個人的に好きではないが、脚本については大田愛氏らしい会話劇や物語の締め括りの仕方の上手さはあった。
冠城を強調して『杉下右京の事件簿』にならずに済んだ
また、全体的には、ほぼ『杉下右京の事件簿』なのだが、いつもよりも冠城らしさを強めに仕上げたお蔭で、こう言うスタイルも今後の『相棒』に影響を与えていくかも?なんて。やはり、回顧主義に囚われずに新たな『相棒』を模索していくことこそ、『相棒』の進化に繋がると思う。
事件が雑なのと、甲斐峯秋の使い方に違和感を覚えた
ただ、気になったことある。2つ。1つは事件自体が雑だと言うこと。階段から落ちても死ぬとは限らないから、もし死ななかったら犯人は殺せない状況になる。それを犯人は予測しなかったのか?ってこと。この犯人の詰めの甘さがリアルでない。殺害方法と流れが先行して、忘れてしまったのか無視したのか?
こう言う部分をしっかりしてもらわないと、謎解きの面白さが半減してしまう。もう1つは、甲斐峯秋の使い方だ。序盤に名前を登場させたのは前回からの流れとして、やはり冒頭とラストでは映像で登場させて欲しかった。そうしないと大物っぷりが表現されないから。その意味ではもっと大事件の時にした方が良かったかもしれないが。
あとがき
菊池桃子さんが単純に良かったです。彼女とほぼ同期のアイドルだった斉藤由貴さんが不倫騒動で大きくイメージダウンする中、菊池桃子さんは政府関係の仕事をしたりして、未だにデビュー当時の誠実なイメージがある方。そんな桃子さんが犯人を演じるのは意外だし、その真面目さが活かされた話で面白かったです。最低限、この位の品質を保って頂きたいです。
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