監獄のお姫さま (第3話・2017/10/31) 感想

TBS系・火曜ドラマ『監獄のお姫さま』(公式)
第3話『新人』、ラテ欄『爆笑ヨーグルト姫の秘密…涙の天城越え』の感想。
2012年初春。カヨ(小泉今日子)たちが働く刑務所の洋裁工場に、新規の受刑者・しのぶ(夏帆)が配属される。しのぶは大企業の社長令嬢だが、婚約者・吾郎(伊勢谷友介)の愛人を人に頼んで殺害した罪で12年の実刑判決を受けていた。刑務所内での注目度も高く、カヨはしのぶを気遣いながら交流を深める。一方、2017年。吾郎はカヨたちがしのぶの収監されている刑務所出身だと気付き、自分は被害者だと言い訳を始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
演出家交代で、かなり違った印象に少々戸惑った
脚本:宮藤官九郎(過去作/ゆとりですがなにか、うぬぼれ刑事、あまちゃん)
演出:金子文紀(過去作/うぬぼれ刑事、逃げるは恥だが役に立つ) ※第1,2話
福田亮介(下剋上受験、仰げば尊し) ※第3話
坪井敏雄(過去作/カルテット、わにとかげぎす)
渡瀬暁彦(過去作/アリスの棘、小さな巨人)
演出担当が、これまでの金子文紀氏から福田亮介に交代された。従って、感じ方は人それぞれだろうが、前作までよりかなり違った印象に少々戸惑ってしまった。まっ、ベテラン演出家でも調理や盛り付けが難しいのが宮藤官九郎脚本と言うことが証明された訳だ。
演出家4人による仕上がりの統一感、平均化は大きな課題
新たな登場人物の参加も影響した可能性としては、状況説明が多過ぎたと言うことに繋がるだろう。ただ、全体的に台詞以外の小ネタや映像的なお遊びも少なかったのは明らかに演出家による違いだろう。本作は演出家4人で担当されるため、今後の統一感、平均化は大きな課題だろう。
宮藤官九郎氏ならではの脚本の秀逸さや面白さは健在
ただ、脳内補完で今回の演出部分を取り外して見たつもりで、再度見てみて感じたこと。やはり、女子刑務所内の解説も全く説明臭くなく楽しく学べると言う感じも残されているし、ミシンのくだりでは “クドカン脚本らしさ” も相変わらず炸裂。また、時間軸の行き来も減りって観易さも向上。
冴えまくる「当て書き」のような俳優と役の使い方
また、夏帆さん演じる新規の受刑者・しのぶも含めて、主要な登場人物は全て「当て書き」をしているかのような雰囲気の秀逸さは冴えまくっているし、俳優さんたちも役の設定にかなり馴染んで来て、自然さが増量してきた印象。更に主人公らしく馬場カヨの面倒見の良さが魅力的に描かれたのも良かった。
あとがき
上↑でも書きましたが、4人の演出家による仕上がりの差をどこまで無くせるか?が今後のポイントになりそうですね。そして、私は録画視聴なので良いですが、リアルタイム視聴で1時間35分押しは厳しいですね。TBSの編成も、少しは考えるべきだと思います。と言う訳で、いろんな意味で次回にも大いに期待します。
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