コウノドリ[2] 「第3話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~ ※追記あり

2017/10/29 14:45 記事更新
コウノドリ[2]

TBSテレビ系・金曜ドラマ『コウノドリ[2] 命についてのすべてのこと』公式
第3話『母を救え 産後うつと無痛分娩』の感想のかなり濃厚な第2弾
なお、原作:鈴ノ木ユウ「コウノドリ」(漫画)は未読。


サクラ(綾野剛)は心臓病を患う妊婦・麗子を担当する。麗子は非常に素直な性格で、迷信に右往左往したり、周囲のアドバイスで過剰な行動に出たりするなど次々に騒動を起こし、サクラをあぜんとさせる。一方、子育てと仕事の両立に悩む彩加(高橋メアリージュン)が「産後うつ」になっている可能性が浮上。四宮(星野源)や小松(吉田羊)たちが対策を考える中、サクラはかつて担当したある妊婦のことを思い出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

いよいよ "第2シリーズの本格始動" を感じさせた第3話

お待たせしました。前回の感想で書き足りないかった部分を全力でフォローする、第3話の感想の第2弾。早速書こう ※第1話の時より、超が倍くらいの長文です(謝)

前回の第2話は、サクラの「久保さんは 子宮頚部腺がんの細胞が出ています」の台詞で始まり、現在の周産期医療の現場でのがん告知の現状を知らない人には情報提供を淡々と且つ優しく丁寧したことで、本作のスタッフのテレビと言うメディアの役割を理解している真面目姿が見えて来た。

麗子(M)「無痛分娩? えっ 私が?」

しかし、今回はサクラでなく心臓病を患う妊婦・麗子の台詞を音先行で病院の全景に被せ、キャップを被った麗子のアップでスタート。前回までかなり重苦しいエピソードが続いているから、いよいよ第2シリーズも本格始動と言うか、過去2話よりも、脚本と演出上で様々な工夫が施されていた。詳しくは後程として…

とにかく、この冒頭でのインフォームドコンセントのシーンは毎回いい。ドラマの内容の理解度を深める意味と、病気そのものへの理解を深める意味と、2つを同時にこなしている。更に、サクラがどう言うタイプの産婦人科医であるかも、この短時間で表してもいるし。

麗子と彩加の "描き分け" が秀逸過ぎる!

放送開始2分も経たない内に、私が本作らしくて好きな構成と編集があった。先のインフォームドコンセントのシーンの最後で、麗子はあまり医学知識がなく、非常に素直な性格で周囲のアドバイスに左右されやすい人物設定であることを描いて、麗子の悪気の無い笑顔のアップでシーンはカット。劇伴も自然にフェードアウト。

場面変わって、新生児科医・白川の診察室。あの子育てと仕事の両立に悩む彩加は、敢えて顔を隠して背中から登場。こう言うのが上手いなと思う。川栄李奈さんの天真爛漫な笑顔のアップの直後に、高橋メアリージュンさんのあの表情が直結されたら、いろんな意味で全て彩加に持って行かれてしまう。

これは、主人公はあくまでサクラであり、メインの患者はサクラの患者であることを明確に提示するためと、麗子と彩加をきちんと切り離して描いていることを、この脚本と演出が意図的に示していると言うことだ。

そして、更にニクイのは、麗子も彩加も “実は外部からの情報に右往左往し、過激な行動に出る” と言う意味で同じなのだ。だから分けて描く。これだけでもお見事。

彩加の出番が絶妙に計算されているからホラーにならない!

彩加「これ以上 休むのは もう限界だと思うので」

もう、高橋メアリージュンさんの目力、眼力が凄過ぎてテレビの中のことだと重々承知しているのだが、「鴻鳥先生、早く気付いてあげて!」と心でずっと叫ぶ私。この↑彩加の台詞の時も「ほーら、来た来た」と手に汗握る展開。普通なら描きよう一つでホラーみたいになるところだが、本作は絶対にならないね。

その理由の一つに、彩加の出演時間の微妙なコントロールがあると思う。あまり見せ過ぎると先に書いたようにホラーになる。逆に見せないと物足りない。今回の白川とのシーンもそう。白川との診察では、内容的に(時間でなく) 1/3 程度見せておいて、次の主人公がいるホールでのシーンで残りの 2/3 を見せる。

まず、無関係な褥婦と新生児の微笑ましいカットを挟んで、気分転換。その直後に敢えてホラー映画みたいに、サクラと助産師の小松の背後からぼやけた彩加が近づく。遠目でぼやけていても彩加と分かるのを計算づくで、ほぼ放心状態の彩加の表情が見えるまで3カットで焦らす。ここも彩加に全部持って行かれない作戦だ。

彩加も焦る… サクラも焦る…

彩加「はあ もう 産科の健診の時期は終わりましたよね」

この↑彩加の台詞、「とにかく前に進みたい」と言う彩加の気持ちを良く表している。そして直後の「何か私 心配されているんですね」の台詞で、本人が今の状況、状態、事態を全く把握して言ことも分かる。そして、サクラに手紙を送った三浦芽美(松本穂香)の後ろ姿が彩加のそれとダブる…

期待感を高揚させる完璧なアバンタイトルでないか!(それに、まだ放送開始4分だし…)

四宮の台詞に「周産期の地域包括治療」の優位性や課題が

場面変わって彩加の家。誰が見ても産後鬱の症状が見て取れる放心状態のような彩加。ほら、ここも意外と彩加の出番は短いでしょ?インパクトが強いから、この位の尺で、十分に刺激性があるって訳。それでも強烈から、カンファレンスのシーンの四宮の台詞だけ “僅かに先行” していた。本当に丁寧な編集だ。

四宮「俺達に できることは 産後うつなのかも含めて
   きちんとした精神科医に診てもらうように
   誘導するだけですよ」

この↑四宮の台詞に第3話の、いや「本作の」と言った方が良いかもしれない “裏テーマ” である、今全国で急速に進められている「周産期の地域包括治療」の優位性や課題が表現されている。医療従事者に限らず、誰でも自分が助けられそうな人を助けたい。でも、コンプライアンスや様々なしがらみで自由に出来ない今のご時世。

であるなら、それぞれの役割を細分化し専門化させ、小さな診療所や助産院から大きな総合病院、医師や専門家の連携で患者の QOL(生活の質)の向上を目指すのが地域包括医療。「介護ケア」の分野ではそれなりに効果があるが、地域包括ケアとなると「住まい」「医療」「予防」「生活支援」はまだまだ。

そんな「医療」の分野でも「産科」の実情を本作は彩加を通して継続して描いている。そのスタートが「エジンバラ産後うつ病質問票」だ。いよいよ、ペルソナ総合医療センターが地域の中核病院としての力を発揮する物語が始まったのだ。これが序盤で書いた「第2シリーズも本格始動」と言う意味だ。

ここまで踏み込んで、今の医療現場の問題に斬り込むか!

久し振りに麗子が…と思ったら鬱みたいな横顔で登場。麗子の場面はなぜか肩の力を抜いて見られる。もちろん綾野剛さんと共演した『フランケンシュタインの恋』でも女優として力を付けて来た川栄李奈さんの演技力の賜物ではあるが、やはりメリハリのある構成が見事。今回の診察相談では、迷信に右往左往する姿がコミカルに描かれた。

そのあと、迷信に惑わされる妊婦が多くて現場が困る話や、無痛分娩の国内外の情報が分かり易く描かれるが、単なる情報提供で終わらせずに、しっかりとドラマとして見せて来る本作らしさ。それが、サクラの台詞に食い気味で割り込んで来る次の↓四宮の赤西への台詞だ。

四宮「じゃあ お前 産科麻酔の専門医やるか?」

正直、流石に本作でもここまで踏み込んで、今の医療現場の問題に斬り込むかと思ってしまった。正に現在の総合病院や大学病院の抱える問題の一つなのだ。数多くの診療科があるが、救命と産科が最も病院経営にリスクが高い。更に産科医と麻酔科医は数が少ない。儲からず忙しくリスクが高くて為り手がいない。

こう言う現状になったのは、何が原因かを考えされられたシーンだ。そして、その原因を患者側に押し付けると、周産期医療の現場を医療従事者側から描く本作にそぐわない。だから、四宮のこの↓台詞が効いてくる…。くーっ、巧いね。

四宮「ちょっとは 頭 使えよ ジュニア君」

赤西と下屋を上手く活用してこそ、第2シリーズだ!

先述の「第2シリーズも本格始動」と感じる理由に、研修医の赤西と彼に絡めて新米産科医・下屋を先輩として有効活用し始めたことがある。何に対して有効なのか?それは…。本作は相当上手くやっているが、それでもどうしても専門的な部分が多くなる。説明を増やせば間延びする。減らせば視聴者を置いてきぼりにする。

そんな視聴者の様々な疑問を研修医の赤西の疑問にすり替えて描くことで、相当補完できるし、実際に四宮に「頭、使えよ」と言われたシーンなんて正にそれ。更に、下屋の存在の必然性も生まれるし一石二鳥なのだ。

こう言う残酷な場面があるから、結末が活きて来る!

場面変わって。彩加の家に彩加の母親・弘美がやって来た。義母に調子よく振る舞う彩加の夫・康孝。実はのちにギャフンと言わされるが、まだまだ先だ(困る…)。でも、こう言う「昭和の母」っているよ。悪気はないけど心にズカズカと土足で踏み込んで来て、神経質になっている人の心に毒矢みたいな言葉を射す人が。

弘美「ふ~ん それ あんたがおらんでも大丈夫じゃないん?」

子育てをして来た経験値から発した何気ない弘美のこの↑一言が、正にその毒矢。事実、矢が刺さった効果音もあったし。毒が彩加の体中に回って行くのが見えるような親子と夫婦の恐ろしい程の会話劇。こう言う残酷なシーンがあるから、結末が活きて来る。巧いよなぁ。

彩加が我が子を敵視し始め、小松が一歩踏み込んでしまう

彩加の子ども・みなみが、風邪が原因の軽い気管支炎で夜間診療にやって来る。そしていよいよ、彩加が我が子を敵視し始めた。左右違う靴を履いている彩加に気付いた助産師の小松が、今彩加に起こっている最悪の事態の予兆を察知して、個人の連絡先を彩加に渡すのを、四宮に見られてしまう。

ここも、すんなり渡せて連絡が来る…と言う、ありきたりな展開でなく、病院のコンプライアンスに関わる案件としてリアルに描かるのが素晴らしい。本来自分がやるべきことをやるべきと主張する四宮と、出来ることはやってあげたいと言うサクラが対立。小松も立場が無い。そこへ今橋がさっと割り入ってこう↓言う。

今橋「感情の赴くままに 患者さんの心に踏み込んでいっても
   逆にそれが彼女達を追い詰めてしまうこともあるからね」

上手な仲裁だ。そして、新生児科部長 兼 周産期センター長である今橋らしい言葉。いろいろな妊婦や赤ちゃんを包括的に診ている今橋だから、助産師の小松の心にも届くに違いない。

救命医の加瀬で "生死の境目の描写" をより際立せて!

サクラと芽美の回想シーンのくだり。もはや、私が解説する必要も無いだろう。芽美を救えなかった後悔の念を四宮に話すサクラ、それを物陰で聞いている下屋。そして真っ白な霊安室…。救急救命科医の加瀬もいる。前回の感想でも書いたが、第2シリーズにも加瀬の登場を願いたい。

その理由は加瀬がいると、“生死の境目の描写” がより際立つから。まあ、それは今後への期待としておこう。とにかく、サクラと四宮は考え方もアプローチの方法も違うが、患者を、妊婦を、赤ちゃんを助けたいと言う根っこの部分では同じ。そのことが、四宮が涙ぐむサクラの肩に手をやるシーンでしっかりと描かれていた。

徐々に自分の世界が小さくなるのを感じる時ってない?

彩加の家。泣き続けるみなみ。スマホに届くのは夫からのメールだけ。待ち続けている保育園からの合格通知は1通も無い。リビングはゴミの山だし、ベランダの洗濯物も雑に干し放しで。そんな時に彩加の髪が抜け落ちる。次々と抜けては落ちる。そこにメール着信。彩加の職場の後輩・早川由美からのものだ。

笑顔で返信する彩加を見ると、恐らく彩加にとっては久し振りの外界との交信だったのだろう。こう言うのってあるよね。どんどん自分の世界が小さくなっていくのが分かる時って。例えば、今日一日誰とも言葉を交わしていないな…みたいな。そんな時には間違い電話でも、天から降って来た神の言葉に感じることが。

もしかしたら、独居老人が振り込め詐欺に引っ掛かり易いのは、こんな一面もあるかも知れない…。などと考えてしまった。

「出産は終わりじゃない。始まりですから」

無痛分娩の予定の麗子が、分娩日当日に「無痛分娩は嫌だ」と言い出した。案の定無責任で軽率な知り合いの言葉に悪影響を受けてのことだ。四宮は「迷信でも吹き込まれたんだろう」と素っ気ない態度を取るが、主治医のサクラは違う。と言うかこう言う対比が面白い。そして、サクラと麗子のこの↓会話が実に良い。

鴻鳥「もちろん 予定通り無痛分娩します」
麗子「いや でも…」
鴻鳥「山崎さんのお産に麻酔は最善の策です」
麗子「でも おっぱいが出ないと困るし…」
鴻鳥「山崎さん 妊娠出産は一人一人違います。
   考え方も 人それぞれです。
   自然に出産する人もいれば
   自分から希望して無痛分娩で出産する人もいます。
   僕は正直 どちらを選んでも良いと思っています」
麗子「なら 自然分娩で お願いします」
鴻鳥「おすすめできません」
麗子「何で?」
鴻鳥「山崎さんは心臓疾患合併です。
   母体に負担がかかると 赤ちゃんにも負担がかかります。
   僕は産科医なので お友達のデタラメ話のせいで
   二つの命を危険にさらすことは絶対にできません」
麗子「先生…」
鴻鳥「無事に出産を終わらせる。それが僕らの仕事なんです」

この2人の会話に、きちんと下屋がフォローを入れてチーム医療であることも描いているし。これだけでも相当サクラの産科医としての心情を表しているが、次の↓サクラの一言が本作自体の「懐の深さ」、「器の大きさ」、「間口の広さ」を感じさせてくれる。

鴻鳥「出産は終わりじゃない。始まりですから」

本作は決して「妊娠と出産」だけを描くのでない。「妊娠期、産褥期、育児期」の3つを描く、それが第1シリーズだった。要は、「妊娠前→妊娠→分娩→分娩後→育児」を扱って来たのが本作であり、今回のこの↑サクラの台詞で、第2シリーズも同じ路線を走ることが見えた。

「痛みがなきゃ 愛情が生まれないっていうなら」

更にそれを補完したのが麗子の夫・友和のこの名言だ。

友和「痛みがなきゃ 愛情が生まれないっていうなら
   俺達 男は どうやって父親になればいいんだよ」

子育ては夫婦でするもの。これが、こののちに麗子の夫・康孝に繋がっていく構成もお見事と言うしかない。そして、麗子の夫を演じた喜矢武豊さん(ゴールデンボンバー)の演技も自然で見応えがあった。

彩加を思い留まらせた、四宮らしい説得術に完敗だ

無事に女の子を出産する麗子の喜び溢れる笑顔の次に、泣きわめくみなみと泣いて泣いて泣き尽したようなみなみの母である彩加。涙腺以上に心のタガが崩壊するのではないか心配でならない。が、彩加は病院の受付けに赤ちゃんを置き去りにし、自分は消えてしまったと言う…

ビオラの低い音色が、あれこれと想像を掻き立てる。もちろん良くない想像もだ。屋上から飛び降りようとする彩加。必死に階段を駆け上がるサクラ。その時は時一刻と迫る。そこへ男の足の影。四宮だ。遅れてサクラも。サクラは彩加への説得を四宮に委ねる。ここも良い。

彩加「もう どうでもいいんです。
   誰にも 必要とされてない。母親としても ダメ…
   分かんないでしょ。先生に何が分かんのよ」
四宮「佐野さんの言うとおりですよ。
   俺に あなたの気持ちは分からない。
   だから、今あなたを引き留めているのは
   俺のわがままです。
   まだ治療の道がある患者を放っておくことはできない」
彩加「治療?」
四宮「そうです。治療です。治ります。
   話したくなければ黙っていていい。
   ただ、少しだけ話を聞いてください。
   (彩加に右手を差し伸べて)お願いします」

彩加が振り向いて、差し出された四宮の右手を自分の右手で触れようとした瞬間、四宮が手をギュッと握り締めた。ホッとするサクラ。息が詰まるシーンをピアノで始まる劇伴がゆっくりと和らげる。これ、名シーンだね。

彩加の夫への四宮の言葉で "夫婦" を考えさせられた

診察室。救われた彩加に、何もできなかったことを必死に謝る小松。そして、四宮から産後鬱の可能性があることを告げられ、ほんの少しだが彩加の目の奥深くに見えていた真黒な闇が消えたような気がした。いやぁ、高橋メアリージュンさんの演技力には脱帽しかない。

そこへ、職場から飛んできたのか、彩加の夫・康孝が駆け付けて、彩加に対し通り一遍の心配と自己弁護の言葉を並べる。そんな康孝に対して四宮の名言が飛び出す。

四宮「何だ それ。人間は二人で一つになんかなれない。
   死ぬまで一人だよ。たとえ 夫婦でも
   別々の人間だからこそ お互いを尊重し合う。
   それで初めて 助け合えるんだろうが」

この四宮の台詞で思い出したことがある。産婦人科の現場で、出産経験のない女性医師や女性助産師に「産んでもいないのにこの痛みや辛さが分かるの!」と暴言を吐く妊婦がいると言う。妊娠と言う特殊な状況下だから、つい言ってしまうのだろうが、プロとしても女性としても大変傷つくそうだ。

四宮は未婚であるように思うが、結婚をしていない人の方が夫婦関係を冷静に見られるから、今回の言葉が彩加と康孝の心に響いたと思う。経験の有無で人を判断していけない…そんなことも感じたシーンだった。

医師たちから総攻撃を受けた康孝への今橋が言葉も沁みる

医師たちから総攻撃を食らった康孝を、同じ男、夫、父親として今橋がさり気なくフォローするシーンも良かった。

"必死で彩加を助けたい" と言う気持ちが伝わって来る

日が変わり、サクラの診察室で彩加が心療内科への治療の案内をする。産後鬱は、誰にでも可能性のある精神疾患であることを丁寧に説明すると、彩加の表情からゆっくりと強張りが取れていく。

彩加「自分が かかるなんて まったく思ってなかったです」

そして、彩加が自分を取り戻した瞬間が、きっとこの↑台詞になるのだろう。また、こちらの↓小松の言葉も助産師らしい素敵なアドバイスだ。

小松「他の人の力を頼るのはダメなことじゃないよ。
   みんな 当事者じゃないからさ
   勝手に理想を推しつけてくるけど
   そんなの ポイしちゃえばいいから」

また、一人で抱え込む性格の彩加に、メディカルソーシャルワーカーの向井が「子供、窓から投げ出したいと思ったこと何度もありますよ」と言う例え話をするのも、かなり際どい表現ではあるが、必死に彩加を助けたいと言う気持ちが伝わって来た。

鴻鳥「赤ちゃんが0歳なら お母さんも お父さんも 0歳ですよ」

そして、サクラのこの↑言葉に「はい」と頷いた彩加も印象的だし、彩加が我が子を「みなみ」でなく「みーちゃん」と読んだ時には、流石の辛口な私も涙腺が…。いいシーンだなぁ。また、サクラと四宮の関係もいいなぁって。フリーランスには同僚がいないから、こう言うのはちょっと羨ましい…のだ。

観客席をゆっくり丁寧に見せたのも、すごーく感動的だ!

もう感動は十分なのに、まだ48分過ぎだ。私の執筆能力と集中力もそろそろ限界だ。そんな時に、BABYのピアノコンサートのシーンが訪れた。麗子と彩加も夫と赤ちゃんを参加している。麗子はサクラへの感謝の気持ちを、分娩室で無痛分娩の後押しをしてくれた下屋に伝えた。そして、彩加の夫はこんなこと↓を言う。

康孝「俺 イクメンじゃなくて 父親になるから」

ホワイトボードの影から、彩加と康孝が手と手を重ねたところを見届けた四宮が去るシーンも四宮らしい。障害を抱えたお子さんと一緒のお母さんや家族が並ぶ観客席をゆっくり丁寧に見せたのも、すごーく感動的。そんなドラマのラストが、ぼんくらの赤西を下屋がビンタ。次回も何かが起こりそうだ。

あとがき

いやぁ、5時間超の執筆時間を要した大作!? です。読者さんも最後まで読んで下さりありがとうございます。今回も名シーン、名セリフの数々に感動しました。そして何より、彩加が産後鬱の治療を始めるのが良かったです。でも、もう高橋メアリージュンさんのあの眼力の芝居が見られないのは少し残念かも?

最後に。第1話の濃厚版の感想に 98回、第2話の感想に 103回、そして第3話のほぼ濃厚版の予告だけの感想に 50回ものWeb拍手と、たくさんの応援コメントを頂き、ありがとうございます。今回の濃厚版でドラマの感動が深まると良いのですが。来週末は秋の三連休なので、また時間を見つけて感想を書きます。

追記 (2017/10/29 14:45)

高橋メアリージュンさんの名演技に刺激を受けて、少し「産後うつ」を調べてみようかと思い、我が家の助産師に参考になる本を聞いて買って来たのが「これからはじめる周産期メンタルヘルス: 産後うつかな?と思ったら」です。ドラマに登場した「エジンバラ産後うつ病質問票」も載っています。近日中に読書感想文も投稿するつもりです。「産後うつ」に興味関心を持った方、読んでみては如何ですが?

コウノドリ[2] <第3話>の感想 ~かなり濃厚な第2弾~ ※追記あり

コウノドリ[2] <第3話>の感想 ~かなり濃厚な第2弾~ ※追記あり

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【シーズン1の感想(本家blog)】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 最終回


【これまでの感想】
第1話 第1話(濃厚版) 第2話 第3話

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コウノドリ #03

第3話

金曜ドラマ『コウノドリ(2)』第3話

『私はダメなお母さん・・・?』内容肺動脈狭窄症の妊婦の山崎麗子(川栄李奈)にサクラ(綾野剛)は、無痛分娩による出産を提案する。だが、麗子は、迷信に一喜一憂し、サクラを困らせはじめる。 そのころ佐野彩加(高橋メアリージュン)が娘・みなみの健診にやってくる。四宮(星野源)は順調だと伝える。ただ、ペルソナから帰っていく彩加を見たサクラは、妙な胸騒ぎを覚える。産後うつの症状が見えたのだ。サクラの脳...

コメント

No title
本当にこのドラマは奥が深く誠実ですね。
産後うつです…20年以上前に初めての子を出産した私も産後うつだったかも?
当時はマタニティブルーばかり注目されていたせいか訪問保健師さんや産院の助産師さんに心身の不調や育児不安をかなり訴えましたが放置でした。
だからこそボランティアでお母さんと赤ちゃんの幸せを微力ながらず~っと応援し続けています。
男性の方が産後うつに興味を持っていただけたことが嬉しいです。ありがとうございます。
  • 2017-10-30│16:43 |
  • まいまい URL│
  • [edit]
Re: No title
☆まいまいさん
コメントありがとうございます、

> 男性の方が産後うつに興味を持っていただけたことが嬉しいです。ありがとうございます。

私を含めて、多くの男性が身近な問題と認識したとおもいます。
  • 2017-10-30│17:52 |
  • みっきー(管理人) URL│
  • [edit]

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