奥様は、取り扱い注意 (第4話・2017/10/25) 感想

日本テレビ系・水曜ドラマ『奥様は、取り扱い注意』(公式)
第4話『読書会』、ラテ欄『元特殊工作員の主婦が挑む誘拐事件! 驚きの真犯人とは!?』の感想。
菜美(綾瀬はるか)、優里(広末涼子)、京子(本田翼)は、主婦たちの読書会を主催する美佐子を訪ね、彼女の息子が誘拐されたことを知る。犯人が郵便受けに投函したスマートフォンの画面には「明日午後8時までに1億円を用意しろ。警察に電話したら息子を殺す」という脅迫メモが写っていた。美佐子の夫が警察には届けないと宣言する中、息子の家庭教師・真純がやって来る。その直後、犯人は身代金の運び役に真純を指名してきて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
結局、"事件ありき" の脚本なのが見えちゃった!
ついに、菜美が自分から事件を発見するんだ!これまでみたいに「助けて!」と依頼されていれば “正義の味方” になるし、前回のような「ご近所トラブル」トラブルなら “主婦の味方” になるのに。今回のようだと、事件がなければ物語が成立しないのがバレバレ。そう、完全に “事件ありき” ってこと。
いや、もちろん事件が、トラブルがあるから菜美が活躍して、優里と京子も絡んで面白いのは認める。実際、この第3話も、ヒロスエ目当ての部分を差し引いても、それなりに見せ場もあるし、“らしさ” もあるし、ドラマとして今期でも楽しい部類だ。ただ、見て良かったと言う充実感みたいのが無いのが残念なのだ。
「綾瀬はるかさんの副音声」で悪意を説明されても…
話は戻るが、どうして“事件ありき” のドラマなら、それも継続視聴の見極めの第2話を乗り越えて見てくれている視聴者に、これまでで最も推理ドラマにあるようなありきたりの事件にしたのだろう?もう、既視感があり過ぎて困ってしまった。それに過去の類似事件を扱った作品の中では、一番薄っぺらな印象。
まあ、この薄っぺらさを本作らしい軽妙さと好意的に捉える向きもあるだろうが、流石に「綾瀬はるかさんの副音声でお送りしています」並みに悪意を説明されてしまうと、なんだかなぁと言うしかない。
菜美と優里と京子で事件を解決した方が良かったのでは?
これ、前回が3人でトレーニングするお話だったのだから、今回もその延長戦上にして、3人で事件を解決するストーリーにした方が良かったのでは?いや、今後そう言う方向にしないと、第1話で描いた菜美と優里と京子の3つの夫婦の違いが明らかに無駄になるのでは?
唯一良かったのは、菜美の過去を知っている登場人物としてクリーニング店店主が登場したこと。いや、本当はこの類の能力を持っている主人公のドラマなら、影の協力者で魅せるのは、むしろお約束だから、遅いくらい。今後は街のあちこちに登場したら面白くなるかも?
あとがき
流石に、副音声並みに主人公のナレーションが大量に投入されるのは、ドラマとしてどうかと思いますよ。それと、回を重ねる毎に3組の夫婦である必然性が無くなっているのも気になります。でも、来週は優里が主導で物語が動くようなので、ストーリーに多少の矛盾があっても無視でそうです(苦笑)
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