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民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~ (第1話/初回15分拡大・2017/10/23) 感想 ※修正加筆あり

2017/10/24 11:30 記事更新
民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~

フジテレビ系・月9『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』公式
第1話/初回15分拡大『篠原涼子が月9主演初出馬!あなたなら誰に投票する?今夜運命の開票』の感想。



「あおば市」に住む智子(篠原涼子)と夫・公平(田中圭)、保育園児の駿平(鳥越壮真)は手狭な団地暮らし。猪突猛進型の智子と人の良い公平は、ある日揃って職を失った。そんな折、市議会議員が高額報酬で、しかも議員になれる確率が正社員として採用されるよりも高いと知った智子は、目前に迫った選挙に立候補することに。既に現職の磯部(笹野高史)、政治家一族の誠(高橋一生)、元アイドルの未亜(前田敦子)らが選挙戦を繰り広げる中、新聞社に勤務するママ友の和美(石田ゆり子)がなぜか智子の応援を買って出る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

「月9」で政治をテーマにした作品は、挑戦的な企画だ

脚本:黒沢久子(過去作/映画「花芯」、映画「お父さんと伊藤さん」)
演出:金井紘(過去作/貴族探偵、好きな人がいること)※第1話
   石井祐介(過去作/SUMMER NUDE、探偵の探偵)
   相沢秀幸(過去作/貴族探偵)
音楽:井筒昭雄(過去作/IQ246~華麗なる事件簿~)
主題:AAA「LIFE」(avex trax)

40代、高校中退、資格なしの1児の母・佐藤智子が新米市議会議員となり、主人公の新米ママさん市議会議員が、市政にはびこる様々な問題を素人目線・女性目線で改革していく…そう言う話だそうだ。「月9」で政治をテーマにした作品と言う意味では、フジテレビにしては挑戦的な企画だ

きっと「虚構の中の現実」で楽しませる脚本に違いない…

 智子 和美(N)「ホント 突拍子もないことが起きたりするのである。
     だが 突拍子もないことは 実は 突拍子もなく
     起きたりはしないものだ」

冒頭、 主人公 和美のこんな↑ モノローグ ナレーションで始まった本作。主人公の家族の日常風景や、高校生や社会人たちごく一般的な人たちの日常風景も モノローグ ナレーションに重なり描かれる。さて、ドラマの一番最初の台詞、それも 主人公 主要登場人物の モノローグ ナレーションならば、普通は「作品のテーマ」や「脚本家が視聴者に伝えたいこと」に近いものが掛かれる。
※なぜ、冒頭から登場していない人物で、且つ似た声の モノローグ ナレーションなのか?(追記)

となると、もし私が本作の演出家(あり得ないが)で、この脚本の第1ページを読んだら、こう解釈すると思う。

「突拍子もないこと」とは、所謂「非日常」だ。ドラマとは視聴者にとっての「非日常」であり、「非日常」は「虚構(嘘=現実味の無い)」であり、視聴者に対して「虚構」をどこまで現実味のある話に魅せるのか、その一点を最大限に注力しないとならない。

何せ先日の「衆院選」は10代初めての衆院選でもあり、視聴者の選挙や議員に対する興味や関心が一番高い時だから。きっと2ページ以降も、「虚構の中の現実」で楽しませる脚本になっているに違いない」と…。

そう、本作は “テレビの中の嘘でどれだけ視聴者を楽しませることが出来るか?” が、成功のカギになるに違いないと思うが…

「篠原涼子」主演なら "突拍子もない世界" を徹底すべき!

そして、子どもを自転車の後部に乗せて坂を上る主人公・智子の登場だ。私の偏見満載で言うが、「篠原涼子」と言う女優は、どの役をやっても「篠原涼子」であり、手の届かぬ女優が普通の人を演じることで「作品全体をフィクションに魅せるタイプ」の女優だと思っている。

一方で、「作品全体はフィクションに見せて、作品の核の部分に現実味を与えるタイプ」の女優がいる。敢えて本作に出演している俳優で言えば、「古田新太」や「余貴美子」が後者のタイプだと思う。

この違いは何か?前者は「作品全体が如何にも “作り物” に見えてしまうが、その俳優が生み出す独特の世界観は意外に容易に創出できる」であり。そして後者は「ドラマ全体は “作り物” に見えるが、作品の核の部分を現実味を与えて魅せられる。ただ、良くも悪くも俳優が作品に溶け込んでしまうこともある」だ。

従って「女優・篠原涼子」を主人公にし主演にするなら、脚本も演出も徹底的に「突拍子もないこと=非現実=虚構」の世界を作り込むべきであり、そうするしかないと考える。では、本編はどうだったか?

衆院選直後だから「非日常」満載で楽しませて欲しかった

好みはあるだろうが、最近のドラマで多用される登場人物のカメラ目線でのセリフ回しなどは、如何にも「テレビドラマでございます」と言う演出であり間違ってはいない。森下能幸さんが演じた「号泣議員」のパロディなども、まあ悪い方ではない。

しかし、序盤から「市議会議員報酬が950万円」や「時給950円」や「当選確率は8割超え」などの “現実味を感じさせる数字” が並び始めた辺りから暗雲が立ち込めそうな気配が漂って来た。そして、そんな私に追い打ちをかけるような智子の夫・公平のこの台詞↓が降って来た…

公平「'市議会議員は現実的な選択肢です' って」

どうやら、少なくとも脚本家は随所に「リアリティ」を入れたいようだ。それこそ、視聴者は先日の衆院選で嫌と言うほど政権交代なんて簡単に出来ないと言う「リアリティ」を見せつけられた直後だから、もっと「リアリティ」を削り取って、「非日常」を盛り込むべきではないだろうか?

なぜ素直に「金」に歓喜する智子で終わらなかった?

結局、最後まで中途半端に「リアリティ」を残したお蔭で、「女優・篠原涼子」を主人公にし主演にするなら、徹底的に「突拍子もないこと=非現実=虚構」の世界を描くべきことに失敗した。視聴者には「虚構の世界」を存分に与え楽しませるべきだったのに…

今回のラストのくだりなんて、正にそう。そもそも智子は政治家になりたかった訳でもなく、もちろん政治理念など一切なく、ただ “金目当て” だけで立候補したのだから、素直に “金” に喜ぶシーンで良かったのでは?だって、“金目当て” だと言うネットの書き込みが “虚構の中の真実” なんだから。

篠原涼子さんを主人公にするドラマとしては、脚本も演出も間違った方向であると言わざるを得ない…

"俳優推し" のの脚本と演出を修正して欲しい

間違った方向の脚本と演出と言いたくなるもう1つが、“俳優頼み” や “俳優推し” が目に余ったこと。先の俳優のカメラ目線、MEGUMIさんが『痛快TV スカッとジャパン』の『ボスママ撃退シリーズ』のキャラクターそのままで登場したり。

そして終わってみれば、どんな俳優が出演したかはよく覚えているが、役名は愚か、内容すら大して記憶にも印象にも残っていない。

また、放送日が衆院選の翌日に、意図的に1週おくらせたそうだがセンスの無さに加え、事前に「CS中継で開始時間が21:00から21:20に遅れる」ことは知らされていたが、当日は延長で更に10分遅れのスタート。更に「15分拡大」も予想通りに、引き伸ばし感にしかなっていなかった。

あとがき

どうして、もっと弾き切れなかったのでしょう?
なぜ、もっと「非現実」をやり切らなかったのでしょう?
そこが中途半端なのに、エリート世襲候補者や高齢の候補者も智子の演説を邪魔しなかったり、稚拙な智子の熱弁に拍手が起こったり、母親目線だけの公約で当選してしまう “ドラマだから” を入れるから、ご都合主義が鼻につくのだと思います。

やはり、今作は出演者目当ての視聴者向けであり、智子の公約に共感するママ友向けの「月9」に突き進みそうとしか感じしかしなった第1話でした。『コード・ブルー』のあとなのですから、わざわざ自ら視聴者層を絞り込むようなことをしなければ良いのに。次回も様子見します。もしかして数年ぶりに「月9」離脱かも?

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