監獄のお姫さま (第1話/初回15分拡大・2017/10/17) 感想

TBS系・火曜ドラマ『監獄のお姫さま』(公式)
第1話/初回15分拡大『誘拐』、ラテ欄『最強美女軍団VSイケメン社長!?因縁の対決が始まる』の感想。
2017年、クリスマスイブの朝。カヨ(小泉今日子)、ふたば(満島ひかり)、洋子(坂井真紀)、明美(森下愛子)、千夏(菅野美穂)の5人は、5年前から素性を隠して秘密裏に進めていた計画を実行に移す。それは、大企業の社長・板橋(伊勢谷友介)を誘拐し、過去のある事件の罪を認めさせること。手始めに、5人は板橋の息子・勇介(前田虎徹)の誘拐に着手することに。ところが、さまざまなハプニングが起こり、計画は思い通りに進まない。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
宮藤官九郎脚本のファンでも、好みが分かれそう…
脚本:宮藤官九郎(過去作/ゆとりですがなにか、うぬぼれ刑事、あまちゃん)
演出:金子文紀(過去作/うぬぼれ刑事、逃げるは恥だが役に立つ)
音楽:ワンミュージック
主題歌:Showtime/安室奈美恵
監獄で知り合った女たちのイケメン社長への復習劇をコミカル&スリリングに描く…そんな物語のようだ。冒頭の「サンジャポ」とカンペ、 それのリピート再生などツカミからクドカンワールド炸裂の第1話。
従って、毎度の通りに、今作も宮藤官九郎氏の脚本の "強力な癖" をどう捉えるかで、完全に評価が分かれる作品に仕上がっていた。好きなら好き、ダメならダメ。その "強力な癖" も作品毎に違うから、今作なんて特にクドカンファンでも好みが分かれそうだ。女性が活躍する姿を描く「火曜ドラマ」にしては、思い切った企画だ。
まるで「当て書き」のように俳優と役の使い方が秀逸
作品としては、序盤から小ネタ満載で分かる人だけ分かれば良いって感じで、どんどん加速。やはり、俳優と演じる役の使い方が秀逸。子役や脇役に至るまで徹底的に書き込んでいるのが分かる。主要な登場人物は「当て書き」をしているかのような雰囲気まであるし。
心配だった「脚本と演出の解離」も第1話は合格点
演出は4人体制が発表されているが、第1話の金子文紀氏は同局の『うぬぼれ刑事』で宮藤氏とタッグを組んでいることもあってか、演出も脚本にピッタリ。実は、脚本と演出が解離してしまうのではないか?が一番の心配だったから、その点では第1話は合格としたい。
私、姉御肌の役を見慣れて、下っ端で働く役に戸惑う…
小泉今日子さん目当てで見ていた立場からすると、キョンキョンが “演じています感” が出過ぎかな?と。他の女優4人からちょっと浮いてしまっている感じが…。それとも、姉御肌の役が多いから、今作のような下っ端でこき使われる役にこちらが慣れないからそう見えるのか?
いずれにしても、脅迫電話をかけるシーンでは、いつもの演技だったから、まだ相当の癖と過去のある「馬場カヨ」を見極め中かも?ここは、ファンだからこそ温かく見守りたい。まっ、私もこう言う時もあると言うことだ。
あとがき
宮藤官九郎さんらしさもしっかりありますし、登場人物も明瞭に描き分けられ、テンポも良いしメリハリもある。好みは分かれる作風ではありますが、個性的でしっかり描かれたドラマなので、私は好きです。
また、恐らく今回は最終回直前にくっつく構成でしょうから、第2話からが本当のスタート。第1話で離脱するのはもったいないと思います。もちろん、無理強いはしませんが。どうやら、クリスマスまで楽しめそうな作品になりそうで良かったです。私は次回にも大いに期待します。
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