わろてんか (第13回・10/16) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第3週『一生笑わしたる』 『第13回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


てん(葵わかな)は8年ぶりに藤吉(松坂桃李)と再会し、藤吉が人気芸人になったと知って喜ぶ。儀兵衛(遠藤憲一)はてんに藤岡屋を継がせるために入婿探しに躍起になるが、藤吉に惹かれたてんは縁談に気乗りがしない。見かねたトキ(徳永えり)がてんを占い師の所に連れて行くと、運命の人は藤吉だと告げられてしまう。てんはリリコ(広瀬アリス)から、藤吉が芸人だというのは真っ赤なウソだと言われ、大きなショックを受ける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

"いよいよ感" の欠片も無し 藤吉と風太の再会もイタ過ぎ!

前回のラストは、こんな↓高らかなナレーションで「いよいよ」感を煽って終わった。子役時代はさておいて、葵わかなさんに交代してから、視聴者に場違いな笑いと置いてけぼり感を与え続ける本作だから、流石に「いよいよ」なのだろうと期待をして観始めた第13回だが…

N「いよいよ 二人の恋と怒涛の人生の始まりでございま~す!」

しかし、今回のアバンタイトルの内容の想定内さは異常ではないか?前回のラスト数十秒の続きを3分も割いて描いただけ。特に、濱田岳さん演じる風太との再会のシーンは、見ているこちらが恥ずかしくなるようなイタイ雰囲気。私は “藤吉も子役を立てるべきだった派” だが、それが正しかったことを確信した瞬間ではあったが。

なぜ、儀兵衛がそう思うのかの過程を一切描かないのか?

主題歌明け、いよいよなにか始まるのかと思いきや、一気にわさびを食べて鼻がツーンとくるてん。ちっともツーンとも来てないし、相変わらず笑い上戸でもない不思議な演技が続いて感想なんてあったものでない。よくあれで監督のOKが出たものだ。まあ、出すしかないのも分からなくもないが…(失笑)

N「儀兵衛は それが てんが笑って生きられる
  一番の道だと信じているようです」

で。ほらね。また、こう言う↑ナレーションで話を先走る。「信じているようです」を語りで言ったら、また、「首吊り騒動」と同じになる。どうして、全てのエピソードの着地点を、「辛い時こそ笑おう」で終わらせようとするのか?これはドラマなのだから「信じているように描く」のが本来やるべきことなのに。

ハッキリ言って、この2週間で儀兵衛とてんが強く関わったのは「笑い禁止令」だけ。それも幼少期。女学生になったてんとは、新一が死んでから家を継ぐとか伊能に資金を出させた程度。それなのに「一刻も はよ 婿さん取って」がてんが笑って生きられる最良の道とするのは、強引過ぎる。

なぜ、儀兵衛がそう思うのかの過程を一切描かず、儀兵衛の心の結末だけ台詞で言わせるなんて、ドラマの脚本としては一番つまらないこと。どうして、本作は過程を描こうとしないのか理解できない。

この2週間で姉妹の違いをキッチリと描かなかったのは大失敗

そして、儀兵衛がお茶をプーッと拭き出しから「わろてんか」と見せられても、ちっとも笑えない。こんなシーン頭(シーンの始まり)で突然に始まったてんの妹・りんの縁談話。

男「おりんさんは次女で器量よしやと評判やし」

確かに「次女で器量よし」と言うのは、私もまあ良しとしよう。でも、正直てんとりんの違いがハッキリしない。いや、姉妹であることも含めて、この2週間で姉妹の違いをキッチリと描かなかったのは大失敗である。だから、設定として姉妹である必然性も感じられない。

「運命」連呼で "2人の恋と怒涛の人生" を始める気か!?

肝心の姉妹が描き分けられていない上に、映像では服装は違うが似たような若い女優で、今度はてん付きの女中トキが絡んで、こんな↓ことを言わせて…

トキ「なんちゅう 運命のいたずれですやろ!」
てん「運命とか そういうんや…」

強引に物語へ藤吉を引き込んで盛り上げようとする。更に、てんが子役から交代したのに、藤吉は見た目にほぼ変化が無いから「こんな ちっちゃい子どもやったのに」と言う時間経過を表す台詞も完全に空を切る始末。

そして、キースにも「運命」を連呼させ、俳優陣で「笑い」が生まれないからか、ついに芸人本人の小ネタを被せて…。海原はるか・かなた師匠に罪は無いが、ドラマとして見苦しいったらありゃしない。どうやらこの脚本家は、本気でこのまま強引に “二人の恋と怒涛の人生” が始めようとしているらしい。強引にも程がある!

手紙が嘘でも、てんの気持ちがすぐに揺らぐのは変!

そして終盤。「運命」の後に今度は「嘘」。う~ん、これも良く分からん。確か8年だっけ?藤吉がてんに手紙を送り続けて来たのは事実なのだから、内容が嘘だとしても、てんの藤吉への気持ちがすぐに揺らぐのはおかしくないか?

そして、「嘘」を知って困ったつもりのてんのどっちつかずの顔のアップに、笑いのオチみたいな演出をくっつけて。一体何をやりたいのか全く見えて来ないのだが…

今回の15分間だけでも、全てのエピソードが箇条書き!!

さて、ここまで書いてきてなんだが、ついに3週目が始まった。2週間かけても、メインとなる数名の登場人物もただ台詞を喋るだけで、どう言う人間なのか見えても来ないし分からず状態。その上、ストーリーがブツ切れの箇条書き状態。第8回の感想で7回分を箇条書きにしたが…

この第13回の僅か15分間だけでも、全てのエピソードが箇条書き。わざわざ書く必要も無いが、検証する意味で書いてみるとこうなる…

  【1】てんが8年ぶりに藤吉と再会
  【2】てんは藤吉が人気芸人になったと知って喜ぶ
  【3】てんの妹・りんに縁談が舞い込む
  【4】儀兵衛はてんに藤岡屋を継がせるために入婿探し
  【5】藤吉に惹かれたてんは縁談に気乗りがせずに上の空
  【6】藤吉はリリコの策略で占い師にてんが運命の人でないと告げられる
  【7】てんは占い師に藤吉が運命の人だと告げられる
  【8】てんはリリコから、藤吉が芸人でないと嘘を知らされ驚く

どうだろう?8つのエピソードが描かれたが、行動が連続しているだけで、個々のエピソードに全く連続性が無い。これのどこが「連続テレビ小説」なのか、作り手に説明して欲しい程だ。

ナレーションが "繋ぎ役" でなく耳障りなのは…?

本来なら(この表現ばかりで恐縮だが)、この箇条書き状態をナレーションが “間” を補って繋ぐはずだが、本作のナレーションは単なる映像の説明か、過剰な先走りのどっちか。耳障りな時の方が圧倒的に多い。いや、もしかしてナレーションを耳障りすることで俳優に注意がいかないようにしているとか(失笑)

以前も書いたが、このままこの形態のナレーションが続くと、小野文惠アナまで嫌いになりそうだから、何とかして欲しい。

あとがき

今日の15分間も絶望的でしたね。「わろてんか」の部分が全然笑えないし、話も大して進まず、「いよいよ」と「運命」で煽って引っ張っているだけ。これでは、面白くないですね。ホント、何とかした方が良いと思います。

最後に。土曜日の愚痴ばかりの感想に 101回のWeb拍手とたくさんの応援コメントを、また、『なぜ視聴者に “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?』にも、58回のWeb拍手とたくさんの応援コメントを頂き、ありがとうございます。今回は不快な思いをしなかっただけ良かったです。でも、それでは困ります。楽しい毎朝を迎えたいのです。贅沢は言いませんので、普通に見られる朝ドラにして頂きたいです。

まだ読んでいない方、『わろてんか』に疑問をお持ちの方は、是非読んでみて下さい。
「わろてんか」なぜ視聴者に “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?

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【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

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第3週『一生笑わしたる』

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