刑事ゆがみ (第1話/初回15分拡大・2017/10/12) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『刑事ゆがみ』(公式)
第1話/初回15分拡大『超適当偏屈自分勝手非常識遅刻常習犯KY問題児、だけど天才』の感想。
なお、原作:井浦秀夫「刑事ゆがみ」(漫画)は未読。
うきよ署の弓神(浅野忠信)は、違法捜査も平然と行う適当な天才刑事。真面目で正義感が強いバディの羽生(神木隆之介)は、振り回されてばかりいる。ある朝、歩道橋下で女子大生・マイ(小倉優香)の遺体が見つかり、転落事故と思われた。しかし、弓神は事件だとにらみ、マイが電車で痴漢被害に遭ったことを同じ大学の友人・倉間(大後寿々花)から聞き出す。その痴漢騒ぎに居合わせた駅員は、羽生の中学時代の同級生・坂木(杉咲花)で…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
浅野忠信さんと神木隆之介さんの絶妙な組合せに驚いた
プロデューサー:藤野良太(過去作/恋仲、好きな人がいること)
脚本:倉光泰子(過去作/ラヴソング、突然ですが、明日結婚します)
演出:西谷弘 (過去作/昼顔~平日午後3時の恋人たち~、ガリレオ、任侠ヘルパー)
脚本家は3人体制だが、プロデューサーと脚本家から予想した時点では不安しか無かったのだが、蓋を開けて見ると意外や意外、久し振りに『木曜劇場』らしい見応えある仕上がりだった。まず、どう言う事情で浅野忠信さんと神木隆之介さんをキャスティングされたのか知らないが、絶妙な組合せに驚いた。
単独行動の部分を活かした、新鮮味のあるバディ刑事ドラマ
弓神と羽生の2人の刑事は、互いに対照的なのに息がピッタリ合っているのが面白い。また、普通のバディものの刑事ドラマなら、もっと2人が一緒にいるシーンが多いのが普通だが、“対照的” なのを魅せるために、単独行動の部分も一定量挿入されており、全体のバランスも良かった。
杉咲花さんらゲスト俳優の演技や存在感も良かった
小倉優子さんは別にして。電車内での痴漢騒動があったうきよ台駅の駅員・坂木望を演じた杉咲花さん、疲れ切ったサラリーマン・沢谷を演じた岡田義徳さん、ダンス部に所属する女子大生・倉間藍子を演じた大後寿々花さんら第1話のゲスト俳優の演技や存在感も良かった。
まるで、ゲスト俳優まで「当て書き」のような脚本と、キャラクターの個性を活かした演出も相まって、今後は毎回のゲスト俳優も楽しみなドラマになりそうだ。
あとがき
褒めてばかりでは、当blogらしくないので一言だけ。もっともっと弓神と羽生の個性を強調して描いたら良かったと思います。言うなれば、俳優が見えなくなる位に。見せ場も、もーっと見せ場らしく盛り上げてキレを良くして。まっ、要はこのまま正常進化して欲しいなと。WANIMAの主題歌も良かったです。次回にも大いに期待します。
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