ブラックリベンジ (第1話・2017/10/5) 感想

読売テレビ制作・日本テレビ系・木曜ドラマ プラチナイト『ブラックリベンジ』(公式)
第1話『スキャンダルな復讐劇』の感想。
人気週刊誌「週刊星流」の契約ライター・沙織(木村多江)は、星流で働き始めてまだ3カ月だがスクープ記事を連発。しかし、その情報源は編集長の福島(佐藤二朗)にも決して明かさず、取材もいつも単独行動だ。アイドルの熱愛をスクープした沙織は、続いて人気政治家・塚本(神尾佑)の愛人問題を取材すると言い出す。実は、塚本のスキャンダルを暴いて失脚させるのが、偽名を使って星流に入った沙織の目的の一つだった。
上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
番宣通りに "ゲス" ばかりが目立つドラマにはなっていた
脚本:佐藤友治(過去作/THE LAST COP) 演出:大谷太郎(過去作/お兄ちゃん、ガチャ、ヒガンバナ~警視庁捜査七課~)
スキャンダルによって最愛の夫と夫婦の幸せを失った主人公の女が、スキャンダル取材によって復讐相手を落とすと言う話のようだ。要は「目には目を」を「下衆には下衆を」と言う感じで、悪女が悪女たちを陥れると言うことなのかな?番宣でも “ゲス” を連呼していたが、確かに “ゲス” ばかりが目立ってはいた…
新入社員で沙織のパートナーが、空回りしてテンポが悪い
なんだろう?全体的にテンポが悪い。主人公・沙織の語りが多過ぎるのと、木村多江さんの落ち着いた喋り方がその大きな原因だろう。その反面で、新入社員で沙織のパートナー・咲良が賑やか過ぎて、1人で空回り。演じる岡野真也さんが悪い訳ではないが、『ごめん、愛してる』で吉岡里帆さんが演じた凛華を彷彿させたイマイチだった。
咲良の賑やかなのを抑えて、普通に “ゲス” と “ゲス” の話だけにした方が、内容に集中できるような気がするが、咲良同様に演出家も空回りしているような。シリアスに完全に振り分けた方が良いのでは?
深夜連ドラで「一話完結」でないのは、いろいろ不利だ
ただ、一番の問題は上記の事柄でなく、「一話完結」で無いことだと考える。本作は、23:59スタートの1時間の深夜枠の連ドラ。出演者は原作のファンであれば、第1話から視聴するだろうが、意外と多いのは何気にチャンネルを合わせる視聴者なのでは?その視聴者層が途中から見ても面白いと興味を持つかどうか?
また、私個人の事情としては、感想を書くために深夜ドラマは早朝に見ることが多い。その場合でも「一話完結」の方が感想がまとめやすいし、また面白ければ大いに応援しやすい。いろいろな意味で、感想を書いても見た人同士が感想を共有するだけのようになってしまいそうなのが残念。面白そうではあるだけに…だ。
あとがき
もっと木村多江さんとさん平山浩行さんと鈴木砂羽さんの不思議な魅力に頼って、シリアスで下衆でドロドロしたドラマに仕上げたら盛り上がるかも知れません。もう「一話完結」が叶わないとなれば、あとはマンネリ化を防止するだけでしょうか。下衆な相手が次々と変わるだけでは、すぐに飽きてしまうような。次回まで様子見します。
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