ひよっこ (第149回・9/22) 感想

2017/09/22 11:00 記事更新
連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第25週『大好き』 『第149回』の感想。


 本作は、9/4 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


思いがけない形で、秀俊(磯村勇斗)に愛の告白をしてしまった、みね子(有村架純)。秀俊からも改めて「つきあって欲しい」と気持ちを伝えられ、もう幸せな気持ちが止まらない!一方、愛子(和久井映見)も、“シェフ様への片思い”から一歩踏み出そうとしていた。裏天広場でばったり会った省吾(佐々木蔵之介)から誘われ、すずふり亭でコーヒーをごちそうになる。愛子は、戦争で亡くした“今でもずっと好きな人”の話を始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

「恋のうた」は、さゆりの印象が強いからスゴイ違和感

冒頭のイチィチャ映像。オリジナル・サウンドトラック2の34曲目に収録されている太田裕美さんが唄う「恋のうた」が流れるが、この劇伴は私にとって「さゆり(米子)のテーマ曲」の印象が強すぎて、みね子のイチャイチャに使われるとものすご~い違和感。

更に、みね子と秀俊が横並びで座っている時のカット割りが最悪で、どちらか一方の顔が中途半端に入っている(要は、顔が見切れて入っている)から、そこがとっても気になって。入れるなら入れる、切るなら切る、をするべきだった。だから、くるくる回って歩く時はドン引き(注)で手抜き。これが今の演出だ。

(注)ドン引き…撮影用語で超どアップの逆で、カメラをドーンと後ろに下げて全体を撮影すること。これが転じて「気持ちがドン引き」と使うようになりました。(2017/09/22 11:00)

最近、自虐ネタが多いような…

N「もう勝手にしてって感じですね」

この↑語りは「どうぞ、皆さん突っ込んで下さい」と言う意味にしか受け取れない。分からない読者さんは、是非『「ひよっこ」 最終週直前に脚本家の愚痴?を公開するのは反則!』を読んでみて欲しい。ヒロインが一番ときめいて輝いてキラキラしている見せ場を書いている時に、既に消沈していたことが分かったのが残念でならない…

また "脇役の人物設定紹介コーナー" か。今回は役12分も!

もう、私の [妄想] では、最終週に「愛子と省吾は入籍」するから、いつその “きっかけ” を描くかと思いきや、それが残り8回の今回だったか。まあ、週は跨がないと話の展開が急すぎると言う判断だが、私としては今さら感が強くて。何故かと言うと…

第1回から見ている視聴者なら、「向島電機編」から突然増え出した岡田恵和氏お得意の “脇役の人物設定紹介コーナー” を言えばお分かり頂けるだろうか。最近では「○○会議」や「○○会」と名称を付けてやっている、そうあれ。ただ、単純にヒロインとはほぼ無関係に、脇役の設定をご本人が披露すると言う、あれ。

"登場人物の出番を増やす" 以外のメリットを感じない

「第1回 月時計会議」は、みね子がその場にいただけマシ。今回なんてみね子は全く関係ないし。序盤の3分40秒過ぎから最後まで約12分間の大作だった、愛子自身による愛子の人物紹介コーナー。これ、登場人物の出番を増やすと言う役目以外にメリットを感じない。

視聴者は、ただただ説明台詞を聞くだけだし、大きく前進する訳でもないし、面白いか好感度が高いかは別にして、みね子と秀俊の恋バナを一時中断させたと言うデメリットの方が大きい。

登場人物を増やし過ぎたから、やるしかない状態に…

それでもやるのは何故か。それは、登場人物を作り過ぎ、それぞれに「過去」を持たせたまま引き伸ばした結果、この約1か月間はまるで泥縄式で “脇役の人物設定紹介コーナー” を盛り込み、大風呂敷を狭い引き出しに押し込んでいる。これが残念ながら本作の現状。

今回は「愛子」だから「身の上話」として何とか聞けた

ただ、今回はたった1つだけ “救い” がある。それは、設定紹介されたのが「愛子」だってこと。由香や早苗に比べれば、愛子に思い入れの強い視聴者は多いはず。もちろん、私も愛子のキャラクターは面白いと思ったし、恋愛と結婚について “謎めいた” 部分も明るい愛子のもう1つ顔として、良かったと思っていたから。

だから、今回の設定紹介コーナーは、ギリギリ「愛子による本人の身の上話」として見ることは出来た。しかし、どうして「今さら?」と言う部分と「淡々と語っただけ」と「みね子が絡んでいない」の3つの悪い要素があるから、愛子の身の上は理解したが、面白かった、盛り上がったとは言えない。

「人物紹介」と「脇役だけの挿話」の負のスパイラルの関係

考え方を真裏からしてみると面白いことが見えて来る。こうだ。最初は面白くするために個性的で魅力的な「いい人」の登場人物をどんどん増やして行った。すると、どうしても “脇役の人物設定紹介コーナー” が増えていく。このコーナーは人物の身の上話であるから、披露をすると更に人物像が広がる。

人物像が広がると、そこへまたエピソードを作りたくなる。それの繰り返しで、結果的にヒロインのみね子の出番が減り、脇役だけのエピソードが増えていくと言うことになってはいないだろうか。「豊子のクイズ番組」はその良い例だ。

ここまで、ヒロインのみね子を蔑ろにしたら、かわいそう…

こうして、どんどんみね子は描かれなくなり、最終週の前の週に、こんな違和感だらけの秀俊への告白と秀俊からの結婚のプロポーズを、ちゃちゃっと済ませざるを得なくなったと考えるのが自然ではないだろうか。

先に紹介した前日の投稿の中で、岡田恵和氏が「いつか『ひよっこ』の続きを書きたい」とおっしゃっているが、それは本作でしっかりみね子を描き切った上で言って欲しい言葉。ここまで、ヒロインを蔑ろにしておいてそれはない…と思う。

あとがき

ここまで脇役たちの紹介をやるなら、是非とも綿引さん、太郎と高子夫妻もやって欲しいですね。今回の「愛子による身の上話」もここだけ切り取れば悪くなかったのですが、あの全員で盗み聞ぎしていると言うのが醒めますね。お節介とも記憶を共有するとも違いますもんね。序盤の中途半端なミュージカル仕立てもこちらが恥ずかしいだけでした…

最後に。前回の感想に 76回、その後の岡田恵和氏の記事に 51回ものWeb拍手とたくさんのコメントを頂き、ありがとうございます。前回の「あとがき」で、「どうやって応援したら良いのか分からなくなってきた」と書きましたが、今回も更にその思いが強くなりました。なんか、なんかなあ…

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
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「ひよっこ」 最終週前に脚本家の愚痴?を公開するのは反則!(2017/09/21)

第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
1 2 3 4 5 6
第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
7 8 9 10 11 12
第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『旅立ちのとき』
19 20 21 22 23 24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
61 62 63 64 65 66
第12週『内緒話と、春の風』
67 68 69 70 71 72
第13週『ビートルズがやって来る』
73 74 75 76 77 78
第14週『俺は笑って生きてっとう!』
79 80 81 82 83 84
第15週『恋、しちゃったのよ』
85 86 87 88 89 90
第16週『アイアイ傘とノック』
91 92 93 94 95 96
第17週『運命のひと』
97 98 99 100 101 102
第18週『大丈夫、きっと』
103 104 105 106 107 108
第19週『ただいま。おかえり。』
109 110 111 112 113 114
第20週『さて、問題です』
115 116 117 118 119 120
第21週『ミニスカートの風が吹く
121 122 123 124 125 126
第22週『ツイッギーを探せ!』
127 128 129 130 131 132
第23週『乙女たちに花束を』
133 134 135 136 137 138
第24週『真っ赤なハートを君に』
139 140 141 142 143 144
第25週『大好き』
145 146 147 148

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内容みね子(有村架純)と秀俊(磯村勇斗)は、お互いに、思わぬかたちで告白してしまう。 一方、愛子(和久井映見)は、省吾(佐々木蔵之介)と。。。。 敬称略 ナレ“もう、勝手にして” って。。。。それ、視聴者の思いだよ! と、いう風に、ツッコミを入れて欲しいんだよね???(失笑) 早く、次作。。。始まらないかなぁ。。。。 ...

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