ひよっこ (第145回・9/18) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第25週『大好き』 『第145回』の感想。


 本作は、9/4 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


早苗(シシド・カフカ)に連れられ、月時計にやって来たみね子(有村架純)たち。早苗は、「私の恋の話を聞いてほしい」と語り始める。それは、“永遠の25歳”にこだわるきっかけとなった、秘密の恋の話だった。そして、早苗から「悲しい出来事を乗り越えて」と背中を押された、みね子と世津子(菅野美穂)は、みね子の部屋で暮らすことに。実(沢村一樹)と過ごした時間について、世津子は正直な思いを打ち明ける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

冒頭に前回の振り返りを放送しなかったのは演出家の良心

今週の演出は、「奥茨城編」の4週目も担当した福岡利武氏。と言うか、今となってはだれでも良いからきちんと演出さえしてくれれば良いのだが。さて、週の最初の月曜日だが三連休の最終日と言うことで、そんなに話は進まないのが朝ドラの法則。

そして、冒頭は桑田さんの主題歌でスタート。この体たらくの現状で、先週の早苗が「悲しい出来事を乗り越えて」と、みね子の背中を押した…くだりをもう一度見せられずに済んだのは、演出家の良心だと思うことにする。

他人に話すつもりの無かった話に、10分間も割く?

とは言え、「悲しい出来事を乗り越えて」と赤の他人である早苗が言った不自然さがまだ記憶に明るい内に、今回は、早苗のこんな↓台詞で物語が動き出した。

早苗「私の恋の話。人に話すつもりなんてなかったし、
   そんな相手ができると思ってなかったけど、
   何かね 話したいんだ。聞いて下さい」

私は「嫌です!」とテレビに向かって心の中で声高に叫んだが、皆さんはどう感じただろう?大して興味の無い脇役の、古い恋の話をダラダラと。先週の「第3回 月時計会議」の演出に比べたら、富さんのインサートカットや全体のカット割り、人物の立ち位置の移動などの演出的な工夫があったのは認める。

しかし、話の内容は「1.5倍速再生」でも欠伸が出るような内容。昨晩はよく眠れたので睡眠不足による欠伸で無いのは確か。敢えて例えるなら、小洒落たイタリアンレストランに入ったら、盛り上がっている女子会の席の近くに案内されて、思わず「他の席はありませんか?」と訴えた時を思い出すレベル(分かり難いか?)。

長台詞を頑張ったシシド・カフカさんには失礼だが、苦痛以外の何物でない10分間の「月時計会議」だった。これなら、シシド・カフカさんのドラムソロ演奏を15分放送してくれたら「永久保存版」にしたのに…。演出家以前に、脚本家がどうかしている級の状態だが…

風呂敷を畳まずに狭い引き出しに押し込んでいるのと同じ

そして舞台は、やっとあかね荘のみね子の部屋。前回、不自然 且つ 意味不明な早苗のお節介で、みね子と世津子が同室になったのだから、さっさと「悲しい出来事を乗り越えて欲しい」の話を進めて、視聴者を納得させてくれれば良いのに、感想の冒頭で折角褒めたのに、結局回想を挟んで来た。

毎度で恐縮だが、やはり私の演出の個人的な好みに合うのは演出家8人の内、4週間の「奥茨城編」の第1~3週を担当した黒崎博氏だけのようだ。第4週担当の今回の福岡氏は相性が今一つ。と言うかダメなのは脚本だよね、岡田恵和氏の。

本来なら、広げ過ぎた大風呂敷を丁寧にきれいに畳んでいる、所謂「エピローグ」である時期なのに、畳むと言うより “2週間しかない小さい引き出しに、ギュウギュウに押し込んでいる感じ” と言えばお分かり頂けるだろうか。さっきの早苗の “永遠の25歳” については明らかに小さい引き出しに10分間も掛けて押し込んだ。

一方の世津子は、話すべき話を話さないとは何ぞや!?

それでも、脚本家が「みね子と世津子の同室」と言う新たな風呂敷を開けたのなら、きっちり決着を着けてもらわないと、前回での “お節介なみね子に対して、早苗が更に大きなお世話をしただけ” が無駄に強調されるに過ぎない。しかし、ここで世津子がこんな↓とんでもないことを言い出す。

世津子「私にとっては 谷田部実さんではなく 雨男さん。
    私たちが過ごした時間については、
    私はみね子ちゃんに… いや 誰にも。
    話すつもりはない 絶対に」

おいおい、これでは益々朝ドラには不釣り合いな「不適切な関係」の謎が、増量してしまったでないか?「記憶喪失の男を警察に届けず2年半もの間自宅に匿って軟禁状態にしていた」と捉えられても仕方がないような「不適切な関係」。今なら週刊文春が真っ先に飛び付いて謎解きするようなスキャンダルだ。

それを、合間にしたまま、これまた狭い引き出しに早苗の時とは違い “何も無かったように” そーっと仕舞い込もうとしている。一体、何を描きたいのだ!

描くべきは「みね子の新制服」と「秀俊の新メニュー」では?

「みね子の10年間を描く」と「普通の人々の日常を丁寧に描く」と「一話入魂」が既に崩壊したことは以前書いたが、例えそうだとしても、今週で描くべきは、ヒロインみね子が中心の3つのエピソード、「みね子の新制服のデザイン」と「秀俊の新メニュー開発」、そして「みね子とヒデの恋の行方」で無いのか?

確かに、上記の3つのエピソードは、“騒動” だし “イベント” であり、“普通の人の日常” とはちょっと違う。しかし、脇役の過去の恋バナや「不適切な関係」の疑惑を増幅させるような展開よりも、まだマシ。だって、ヒロインのみね子が絡んでいるから。

確かに、今回の早苗のくだりは、既にネタフリされていたことだから、理由が分かってスッキリ納得できたのは認める。しかし、「だからなんなの?」と話があとに続かないエピソード。まさか、このあとも次々と風呂敷を押し込むために「尻切れのエピソード」の連続になるのだけは勘弁して欲しい。

あとがき

予告編で、あれだけ「大好き」を連呼していて、初日がこれですか?ホント、早苗がつまらないキャラクターになってしまって残念です。もう少し作品にピリ辛要素を加える良きスパイスになってくれると期待したのに…

最後に。前回の夜中になってしまった感想に、86回のWeb拍手とたくさんのコメントを頂き、ありがとうございます。案の定、「祝日仕様」で大した内容では無かったですね。でも、世津子の台詞は聞き逃せません。これでは、「何のための同室なのか?」と言う謎まで増えてしまった訳ですから。

さ~て。いよいよ残り11回。明日は谷田部家、明後日は愛子、明々後日から終末まではヒデとみね子で、今週は「美代子と実」「愛子と省吾」「みね子とヒデ」の回収ですかね。引き出しに押し込まずに、しっかりと畳んで欲しいです。

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【これまでの感想】
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第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
7 8 9 10 11 12
第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『旅立ちのとき』
19 20 21 22 23 24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
61 62 63 64 65 66
第12週『内緒話と、春の風』
67 68 69 70 71 72
第13週『ビートルズがやって来る』
73 74 75 76 77 78
第14週『俺は笑って生きてっとう!』
79 80 81 82 83 84
第15週『恋、しちゃったのよ』
85 86 87 88 89 90
第16週『アイアイ傘とノック』
91 92 93 94 95 96
第17週『運命のひと』
97 98 99 100 101 102
第18週『大丈夫、きっと』
103 104 105 106 107 108
第19週『ただいま。おかえり。』
109 110 111 112 113 114
第20週『さて、問題です』
115 116 117 118 119 120
第21週『ミニスカートの風が吹く
121 122 123 124 125 126
第22週『ツイッギーを探せ!』
127 128 129 130 131 132
第23週『乙女たちに花束を』
133 134 135 136 137 138
第24週『真っ赤なハートを君に』
139 140 141 142 143 144
第25週『大好き』

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