ひよっこ (第140回・9/12) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第24週『真っ赤なハートを君に』 『第140回』の感想。


 本作は、9/4 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


コンテストのことを世津子(菅野美穂)に相談し、「女の人が選ぶスター」が求められていると、アドバイスされた時子(佐久間由衣)。みね子(有村架純)も「時子らしく堂々として」とエールを送り、目指すイメージは固まった。すると愛子(和久井映見)が「リハーサルをしよう」と提案。コンテスト前日、裏の広場に商店街や乙女寮の仲間、さらには由香(島崎遥香)も駆けつけて「女性たちだけのリハーサル」が行われることに。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

結果的に、みね子の "鶴の一声" で決まるなら…

結局、みね子の鶴の一声で全部が決まってしまうなら、そもそも「会議」と言う形態を取らなくても、みね子の部屋でみね子と時子の会話で済んだのに…。それを、女性の登場人物を揃えて「会議」と名付けると、脚本家自身が安心するのか?視聴者が喜ぶと勘違いしているのか?知らないが、繰り返すのが本作のイタイ所だ。

書類を回し読みする場面の演出の違和感がスゴ過ぎる!

前回の感想で書いたように、今週のあかね荘部分の演出は田中正氏だから、目に入るものの全てが私の好みと正反対であり、私にはどうしてそうしたのか演出家の糸が見えてこない。

例えば、「応募理由?」の文面のくだり。そもそも、あの文章が何であるか今回の中で明確に表現されていない時点で首を傾げざるを得ないのだが。気になる脚本と演出は、書類を回し読みする場面だ。400字詰め原稿用紙1枚分はあった。一般的に、原稿用紙1枚を読むには約1分間を要するとされる。

となると、世津子→愛子→富→早苗→みね子と進めば、みね子が読み終えるまで約5分かかることになる。しかし、普通はこう言う場面では “全文を読んだ体(てい)” で話を進める。例えば、今回の時子のナレーション処理などで、「みんなが読んだこと」にするのが、本来の「映像の掟」だ。

しかし、みなさんは違和感を抱かなかっただろうか?私には、5人には既に内容の概要は時子から知らされており、この席で初めて手書きの文章を見て頷いているようにしか見えなかった。それは何故か?答えは簡単。時子のナレーションが1分間もあったから。要するに時子は1枚分を最初から最後まで朗読したってこと。

映像的にも、文書の書き出し部分と終わりの部分のインサートカットが入ったから、全文を読んだのはほぼ間違いない。だとしたら、世津子ら5人は1人当たり12秒間で時子の思いのどの部分に納得し頷いたのかってこと。

みんなの前で、時子が文書を読めば良かっただけの事

これね。そう思われない普通の演出はこうやるの。1つは手書きの書類を5枚用意して各人に渡す。でも、まだ個人宅にコピー機が一般的でない時代だし、同じ内容を5枚描くのは不自然。だったら、普通に時子が5人の前で声を出して朗読したら良かったの。そしたら、5人が顔を見合わせて頷くのも画になるし…

演出家が視聴者の感じる “違和感” を考えずに、いつものように手紙はナレーションで…とやるから不自然極まりない映像になる。本当はこう言うダメ演出の解説を文字でやるのは大変面倒だから遠慮したいのだが、田中正氏には言わなければ分からないだろうから書いてみた。田中正氏が読んでいることを祈る…

6人の配席に、演出家の配慮が無さ過ぎる!

それと、これはある意味で結果論になるが、前述の通りに結果的に「みね子と時子の会話」だけで成立するなら、なぜ2人を隣に座らせたか?ってこと。横並びがおかしいことと、演出家が無意識に作り出した “違和感” に気付いていない場面がある。

それは、5分5秒位で、みね子が「でも、何か時子らしくないな」と言うくだり。幼馴染のみね子が幼馴染の時子に絶妙なアドバイスをする場面で、肝心のみね子の顔が半分しか映っていない。恐らくカメラが後ろに引けないのか、横並びが単調な画角になるのを嫌がったのか分からないが、とにかくみね子が半分だけだ。

いろいろ解決策はあるだろうが、今回の女子会を敢えて「あかね荘作戦会議」と名付けたなら本来なら仕切るのは富さんだから、富さんと早苗が「議長席」「進行係席」にいるのは普通。

だが、「会議」の内容を考えれば、みね子と時子は裁判で言うところの被告と原告みたいなある意味対立する立場。世津子は時子の弁護人で、愛子はみね子の弁護人みたいな立場。だから本当は、下手(画面左)から順に、時子→世津子→富→早苗→愛子→みね子が良かった。

そうすれば、裁判みたいな形態になって、「月時計会議」とは違った雰囲気が醸し出せたのに…。まあ、今更言っても時既に遅し。だが…

テレビ出演経験者のみね子がリハーサルを思いつかない不自然さ

「リハーサルをやろう」のくだりも不自然。こっちは脚本ね。だって、みね子は時子のオーディションにも同行したこともある。自分自身だって、テレビ番組の生CMに出演し、リハーサルで苦労した経験もある。そして、先週からお節介焼きの “新生みね子” なら真っ先に思いついて当然でないか?

いや、今のみね子なら、間違いなくみね子発信でリハーサルを提案して、世津子が賛同する方が自然な流れだ。結局は、みね子の部屋でみね子と時子で出来るエピソードを、共同炊事場に6人集めることで、1人でも多くの登場人物を画面に出したいだけと言わざるを得ない。

大勢を1つの画面に押し込む "安直な人気取り" に呆れる

まっ、このたくさんの登場人物を1つの画面に押し込んでおけば、多くの視聴者の満足度を稼げるからと言う安易な脚本は、今回の三男、由香、乙女寮シスターズでも明らかなこと。

「普通の人たちの日常を丁寧に描く」と言う本作の良心はどこへ行ったのか?普通の人たちは、夜遅くに集まって勝どきなんか上げないぞ。

あとがき

もう、どうでも良いことですが、あかね荘での大声は、広場で聞こえてましたよね。やはり、漫画家コンビの失踪事件の時の「キャー」に省吾たちが無反応だったのは…まっいいや。今週もお節介みね子の「騒動至上主義」ですね。ハイハイ分かりました…と言う感じです。

最後に。前回の感想に、84回ものWeb拍手とたくさんのコメントを頂き、ありがとうございます。みね子が、完全に図々しくてお節介キャラになってしまいましたね。お蔭でヒロインを中心に物語は動いているようには見えますが、ヒロインの話はな~んにも進んでおりません。これで良いのかな?と言う不安しかありません…

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
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第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
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第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『旅立ちのとき』
19 20 21 22 23 24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
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第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
61 62 63 64 65 66
第12週『内緒話と、春の風』
67 68 69 70 71 72
第13週『ビートルズがやって来る』
73 74 75 76 77 78
第14週『俺は笑って生きてっとう!』
79 80 81 82 83 84
第15週『恋、しちゃったのよ』
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第16週アイアイ傘とノック』
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第17週『運命のひと』
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第18週『大丈夫、きっと』
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第19週『ただいま。おかえり。』
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第20週『さて、問題です』
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第21週『ミニスカートの風が吹く
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第22週『ツイッギーを探せ!』
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第23週『乙女たちに花束を』
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第24週『真っ赤なハートを君に』
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ひよっこ 第140回

内容時子(佐久間由衣)のコンテストまで、あとわずか。みね子(有村架純)たち“あかね荘”の面々が集まり。。。。。。 敬称略 なんでも“会議”っていえば、良いと思っている今作。 それが、面白ければ不満は無いけど。。。。う====ん。。。。

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