ひよっこ (第139回・9/11) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第24週『真っ赤なハートを君に』 『第139回』の感想。


 本作は、9/4 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


世津子(菅野美穂)が、あかね荘の新しい住人になった。プロレス好きの愛子(和久井映見)と意気投合し、2人の笑い声がアパート中に響き渡るように。みね子(有村架純)は、その楽しそうな様子を見てホッとする。ツイッギーコンテストの準備を進める時子(佐久間由衣)は、自分をどうアピールしたらよいか、悩んでいた。みね子から「世津子さんに相談してみたら」と言われるが、休業しているのに聞いていいものか迷ってしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今まで以上に先週の回想シーンと過剰な「語り」が鬱陶しい

アバンタイトルから鬱陶しい。残り3週間しかないのだから、先週見た内容の振り返りの回想シーンだけでも邪魔なのに、「語り」で過剰なまでにお節介。もう、全156話中の第136回でこんな鬱陶しくて意味不明な演出をするのは “あの人” に間違いないと恐る恐るクレジットを見てみると…

演出は "ビートルズ旋風" で大失態した田中氏との2人体制

あの第13週『ビートルズがやって来る』で約57年間の朝ドラ史上初、1週間6話分の脚本を7話分に演出したあの人。第18週『大丈夫、きっと』の第106回でドアの開け閉め等の演出で、演出が意図的に作った "違和感" でドラマを台無しにしたあの人。そう、当blogの常連さんならご存知の田中正氏だ。

また、(恐らく脚本の遅筆が原因で)先週から演出担当が2人体制になった本作だが、今週は板垣麻衣子氏との2人体制になった。NHK大津放送局所属で『田上トパーズ!』(未見)を演出したらしい。いつもの上から目線で恐縮だが(またお叱りを受けるか)、大抜擢のお手並み拝見と行こうか。

ついに省吾が本作初の死者で、且つ "ナレ死" と思ったら…

主題歌明けから頭痛が…。冒頭の省吾の遺影のアップで始まったから、ついに省吾が本作初の死者で且つ “ナレ死” かな?と思ったら、どうやら愛子がいつでもそばに居たいと言う意味での写真らしい。歩いて数百歩の近くにいるいつでも会える “片思いの彼” の写真があれ?おーい、誰が撮った!?

富さんの部屋の前の電球を明るくした!?

場面変わって富さんの部屋の前。早苗の立ち位置がこれまでよりも心持ち明るくなったのは、1か月の時間経過の中で女性の住人が増えて物騒なのは困るからと、電球のワット数を 60W からら 80W にしたからと言うことにしておこう。

クララが立った。いや、時子がみね子の部屋で喋った!

さて、いつになったらヒロインが映るのかと思ったら、時子がみね子の部屋にいる! これだけで驚きなのに2人で会話まで!! これ相当に貴重なシーンだ。だって、時子には「居候させて」と言ってから、共同炊事場とバー月時計で騒いでいる印象しか無かったから。本当、今さらアリバイ作りしても、どうにもなりゃあしないが…

なぜ、こんなことを今さら書くのか? それは、本来ならこのような隣の部屋の声が聞こえてそれに反応するような “あかね荘の普通の日常” を丁寧に紡いだドラマを観たかったのに、今やその “あかね荘の普通の日常” が貴重なシーンになっていると言う残念さ、無念さ、やるせなさ…しか感じないから。

啓補と祐二が、最も "あかね荘の普通の日常" を醸し出す

当初は、漫画家コンビの必然性をあまり感じなかったが、今となっては彼らが一番 “あかね荘の普通の日常” を醸し出す登場人物に昇格した。お蔭で、啓輔と相方の祐二が画面に登場するとホッとした気分にさえなる。

なのに、ここ最近の漫画家コンビに対するみね子の態度が好きになれない。脚本はともかく、演出的に今回もコミカルにみね子の表情を作らせたのだろうが、やればやるほど見下しているように、思いあがっているようにしか見えない。こんな演技指導をせずに、ちょっとツンとしても笑顔で応援する位が良いのでは?

みね子と秀俊が "扉を開けるそれぞれのシーン" を比較する

それにしても、今回は先週見た内容の振り返りの回想シーンと過剰な「語り」が実に鬱陶しい。すずふり亭の厨房も然りだ。そして、この7分頃のすずふり亭のシーンで、今回最大の演出家2人体制の弊害を見たような気がする。もちろん、いつもの私の勝手な「妄想」だが…

これから見る人と、録画が残って人は、先程みね子が扉を開けた時と、秀俊が扉を開けた時の漫画家コンビの反応の違いを比較して欲しい。

秀俊は作業に集中している手を一旦止めて、首も傾げずに(扉の外を警戒せず)普通に開けて漫画家コンビに驚く。驚いた秀俊は漫画家コンビが新メニューの、漫画家コンビは漫画のネタを貰えるのかと浅はかな希望を持ったと言うコント仕立てで仕上がっている。そう、これが “すずふり亭の裏の広場の普通の日常” だ。

みね子が廊下に啓輔らの存在を感じ、わざと扉を開けた!?

では、みね子の時を振り返えよう。みね子は扉を開ける直前まで隣室の愛子らの声に反応したあと、時子とミニスカートの話をしながら、隣室の声に笑っている。そこへ忍び足の啓輔らが登場するが、この時、廊下には愛子らの賑やかな声は響くが、みね子らの笑い声は聞こえてこないから、2人は再び各自の作業に入ったと受け取れる。

そして、「みね子様…」の台詞終わりで、急須を片手にみね子が部屋から出て来る。ここが注目点。みね子が驚いているのは、いつもならスーッと開く扉が引っ掛かったから。啓輔らに驚くのはその原因が彼らだったから。その芝居に続く啓輔らは「お茶ですけ?」と驚いた様子はない。

私の「妄想」で脚本のト書きに「みね子が扉を開ける」とだけあったとする。そう考えてこの芝居から「想像」すると、みね子は扉の外側に誰かがいると察知して、わざと扉を開けたように見える。啓補らも扉が開く気配を感じているような立ち位置になっている。

これが、演出の作為的な "違和感" でドラマを台無しする事

要は、両者共に、相手の存在を感じながら「みね子が扉を開ける」に対応する演技指導の下に芝居をしているってこと。

そう、これが、前述した「演出が意図的に作った "違和感" でドラマを台無しする」と言うことなの。何が台無しになったかって?それは、みね子の啓補と祐二への接する態度の不快感を助長したと言うこと。きっと、みね子と秀俊のシーンの演出家が違うのだろう。もちろん前者が田中正氏で、後者が板垣麻衣子氏なのは言うまでもない。

また、女子会に「会議」と名付けて説明するだけ?

演出ばかりが気になった訳ではない。12分過ぎに描かれた、また「語り」で勝手に命名してしまうパターンで「あかね荘作戦会議」。女子会トークが入れば、脚本家が説明台詞で処理するしかないと諦めたシーンであることは、本作のお約束事。まっ「月時計会議」よりベテランと中堅女優さんがいるだけ見るに堪えるのが救いか。

ただ、「会議」はこれまで3回分は描いたから、今週も水曜日まではこの流れは確定。富さんも元気そうで、予告編で倒れていたのも大したことは無さそう。結局、水曜日まで会議、木曜日はコンテストで三男が登場、金曜日はみね子の新制服、土曜日は向島電機電機の元ライン長・松下さん登場か…

となると、みね子と秀俊の関係は来週まで進展無し、と言うこと?うーん、ヒロインの話が進まないどころか、無さ過ぎる…

あとがき

「あかね荘作戦会議」のカット割りや編集も、「ビートルズ会議?」と同じような感じで、話している人を映しているだけでしたね。せめて、銭湯帰りの雰囲気を醸し出しだして時間経過させるとか、暗闇で揺れる薬局前に立っているイチコをインサートで入れるとか、工夫があれば「女子会」に新鮮味が加わったでしょうに、残念…

最後に。前回の感想に、81回ものWeb拍手とたくさんのコメントを頂き、ありがとうございます。まさか残り3週で田中正氏が演出を担当するとは残念無念と言う感じです。とにかく「普通の人たちの日常を丁寧に描く」ことだけは守り続けて欲しいです。今週もよろしくお願いします。

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
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第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
1 2 3 4 5 6
第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
7 8 9 10 11 12
第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『旅立ちのとき』
19 20 21 22 23 24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
61 62 63 64 65 66
第12週『内緒話と、春の風』
67 68 69 70 71 72
第13週『ビートルズがやって来る』
73 74 75 76 77 78
第14週『俺は笑って生きてっとう!』
79 80 81 82 83 84
第15週『恋、しちゃったのよ』
85 86 87 88 89 90
第16週アイアイ傘とノック』
91 92 93 94 95 96
第17週『運命のひと』
97 98 99 100 101 102
第18週『大丈夫、きっと』
103 104 105 106 107 108
第19週『ただいま。おかえり。』
109 110 111 112 113 114
第20週『さて、問題です』
115 116 117 118 119 120
第21週『ミニスカートの風が吹く
121 122 123 124 125 126
第22週『ツイッギーを探せ!』
127 128 129 130 131 132
第23週『乙女たちに花束を』
133 134 135 136 137 138
第24週『真っ赤なハートを君に』

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ひよっこ 第139回

『真っ赤なハートを君に』内容“あかね荘”に世津子(菅野美穂)がやって来て、ひとつき。愛子と同じ部屋で暮らしていた。 一方、鈴子(宮本信子)に制服のデザインを頼まれたみね子(有村架純)そして時子(佐久間由衣)は。。。。 敬称略 やはり、時子って、みね子の部屋で暮らしているんだ!!(苦笑) 会話もしてるよ!! ほんと、イマサラ感がタップリ! もう、どうでもいい...

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