ひよっこ (第138回・9/9) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第23週『乙女たちに花束を』 『第138回』の感想。


 本作は、9/4 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


谷田部家の生計について相談しようと、宗男(峯田和伸)と滋子(山崎静代)がやってくる。いろいろと調べた宗男が提案したのは、食物ではなく“花”だった。花の栽培で食べていけるのかと、心配する茂(古谷一行)だが、実(沢村一樹)は「やってみたい」と意欲を見せる。赤坂では、由香(島崎遥香)が働く柏木堂に、鈴子(宮本信子)と省吾(佐々木蔵之介)が訪れる。家族の“わだかまり”をときたいと、由香に会いに来たのだ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

クリームソーダのアイスが溶けて炭酸も抜けた、味気ない甘い汁…

もう、みね子の人生の物語は、秀俊との結婚くらいしかネタを用意していないのかな?だって、みね子の部分は顔のアップで誤魔化して終わっちゃったから。なんか、クリームソーダのアイスクリームが溶けて炭酸も抜けた、甘いだけの緑色の汁になったような何とも味気ない、残り3週間しかない土曜日だった…

「不適切な2年半の関係」が完全に消去された瞬間

なぜ、みね子が世津子の脱出大作戦をし、あかね荘に匿ったのかを、母の美代子に相談もせずに強行したのか気になっていたが、「新生みね子はお節介キャラになったから」と自分に言い聞かせて、前回を乗り越えた。と思ったら、今回はアバンタイトルの美代子が、手紙のナレーションでこんな↓ことを言っており、驚いた。

美代子(N)「お母ちゃんは そんなにやわな女じゃ ないですよ」

確かに、夫が失踪した時に警察官に激高して立ち向かった雄姿は “やわな女じゃない” に値する。が、しかし、それと今回のみね子の行動をすんなり受け入れるのとは訳が違うような。

結局、前回での「なしにしたい」と言うみね子の一言と、今回の美代子のこの↑一言で、本当に物語から「不適切な2年半の関係」が完全に消去されたと言う訳か。この現状を受け入れるしかないのは解せないが、これを受け入れないと最終回まで見られないしなぁ…

破天荒な宗男も、すっかり "もっともな事を言う人" に…

主題歌明けは、奥茨城の谷田部家。本当に実には何もなかったように「花栽培」の話をする宗男から始まった。始めの頃は個性的でハチャメチャなオジサンだった宗男も、ビートルズ旋風以来、まるで『コード・ブルー3』の藍沢先生のようにすっかり “もっともな事を言う人” になってしまった。

まあ、話をどんどん進めないとならない今となっては、宗男みたいに説得力のある登場人物が、物語を強引にでもけん引しないと…と言うことだろう。だから、物語としては間違っていないし、確かに谷田部家そのものが変化・成長している姿が描かれたことも悪くはない。

宗男のビートルズ愛と旋風は、たった一度吹いただけ?

ただ、どうしてエピソードの最後に取って付けたように、滋子にこんな↓台詞を言わせたのだろう?

滋子「ビートルズが好ぎなんだと」

例えば、宗男に「俺たちがビートルズ来日で騒いでいる時に風の噂で日立のほうに花栽培で成功したビートルズ好きが…」とか、慈子に「ビートルズ来日で東京に行った時、たまたま列車で隣に座った人が…」とか、言わせなかったのだろう?

確かに、ビートルズ旋風以来、一切触れられていない(これ自体が不自然なのだが)から、簡単に演出で足せないのは理解するが、本来なら “宗男のビートルズ愛” をず~っと引っ張って描いて、今回の話に繋げるのが連ドラならではの面白味でないのかな?こう言う部分も、雑なような…。ああ、もったいない。

意味深に由香を登場させ、引っ張り続けた結末が…これ?

場面は変わって、柏木堂。この親子三代の仲違いのくだりも、先のビートルズと同様に詰めが甘いと言うか…。こちらは “宗男のビートルズ愛” よりは、何とかブツ切れでもそれなりに描き続けられた。しかし、正確には「描き続け」と言うより、ダイジェスト版のようにシーンを挿入したと言う感じでしかない。

そんな不完全な描写であるエピソードの結末を、ここぞとお涙頂戴芝居で表現しても、残念ながら心に響かなかった。意味深に由香を登場させて引っ張り続け、「月時計会議」までやったのなら、もう少し今回の再会まで丁寧に描いても良かったような。結局、脚本が急ぎ過ぎなのか、演出が更にそれを加速させているのか…

餃子パーティーに、元治とヒデの新メニューの話を挟んでいたら…

その意味では、続くすずふり亭で、省吾から元治と秀俊に新メニューを提案させるくだりも同じ。(劇中の時間では)だいぶ前の乙女寮の同窓会で、省吾が元治と秀俊に全てを任せる場面があった。だからこの流れも、物語としては間違っていないし、元治と秀俊が変化・成長している姿が描かれたのも悪くないのだ。

ただ、やはり時間が経ち過ぎている。せめて先日の餃子パーティーの時に、福翠楼に対抗して…みたいな形で元治と秀俊に腕を振るわせていたらどうだろう。

いや、むしろあれだけ大人数の食事を餃子と持ち寄りの食材で描くより、省吾が「実は元治とヒデが作った新メニューの試作品があるんです。試食して感想を聞かせて下さい」と格好良く場を仕切り、愛子はポッ!として、五郎自慢の餃子と張り合うようなコミカルな仕上げの方が良かったのでは?もちろん、撮了しているから言える妄想だが…

あとがき

残り時間が少ないので、少々ドタバタと大風呂敷を畳んでいます…と言う感じですね。全てが後付けで、早急に回収しようとしているので、今回の宗男、元治とヒデ、みね子の新制服も、箇条書きみたいでちょっと残念でした。そう言えば、前々作は「全ての出来事が箇条書き」で、前作が「騒動至上主義」でしたね。

と言うことは、本作の最後の1か月は、前々作と前作の “わるいとこどり” と言うことになってしまいます。それは困ります…。が、予告編を見る限りでは、来週も似たり寄ったりになりそう。上手く編集で、回想シーンなりナレーションを追加して、連ドラらしい面白さを出して欲しいです。頑張れ、演出家さん!

最後に。前回の感想に、81回ものWeb拍手とたくさんのコメントを頂き、ありがとうございます。ついに来週は、死者も出ない “いい人” ばかりの『ひよっこ』なのに、富さんに何か起こりそうな。前回も書きましたが、幾ら端折ろうと後付けしようと「普通の人たちの日常を丁寧に描く」ことだけは、最後まで守り続けて欲しいです。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


     
   
   
   

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
有村架純主演 連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 ブルーレイ全3巻セット(先着300名様にひよっこメモリアルブックプレゼント!)【NHKスクエア限定セット】
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 ブルーレイ BOX1(全巻購入特典:「すずふり亭」看板 [A5サイズ・ブリキ風]引換シリアルコード付) [Blu-ray]
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 ブルーレイ BOX2(全巻購入特典:「すずふり亭」看板 [A5サイズ・ブリキ風]引換シリアルコード付) [Blu-ray]
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 DVD BOX1(全巻購入特典:「すずふり亭」看板 [A5サイズ・ブリキ風]引換シリアルコード付)
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 DVD BOX2(全巻購入特典:「すずふり亭」看板 [A5サイズ・ブリキ風]引換シリアルコード付)
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 DVD BOX3(全巻購入特典:「すずふり亭」看板 [A5サイズ・ブリキ風]引換シリアルコード付)
連続テレビ小説 ひよっこ ファンブック (洋泉社MOOK)
ひよっこ メモリアルブック (ステラMOOK)
1964年の有村架純 NHK連続テレビ小説「ひよっこ」愛蔵版フォトブック (新書企画室単行本)
連続テレビ小説「ひよっこ」 オリジナル・サウンドトラック
連続テレビ小説「ひよっこ」オリジナル・サウンドトラック2
がらくた (初回生産限定盤A)


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/10417/


【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
「ひよっこ」を2か月間観終えて、今思うこと…(2017/05/28)
「ひよっこ」の“青天目澄子”と演じる女優・松本穂香に注目してみた(2017/06/05)
「ひよっこ」は視聴者の“好意的な解釈”に頼らないで欲しい(2017/06/12)
ひよっこ 総集編(前編) (2017/7/8) 感想
奇跡のコラボ 「ひよっこ」の三男が「コード・ブルー2」に出演していた (2017/07/12)
「ひよっこ」のオープニング映像が、後半戦から一部変わってます (2017/07/20)
SONGS「SONGSスペシャル 桑田佳祐」 (2017/8/24) 感想
NHK「うたコン」での桑田佳祐さんとひよっこのコラボ (2017/08/29) 感想
「ひよっこ」“異例”の9月ズレ込みでクランクアップ やはり騒動は現場でも起きていたのか?(2017/09/04)

第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
1 2 3 4 5 6
第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
7 8 9 10 11 12
第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『旅立ちのとき』
19 20 21 22 23 24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
61 62 63 64 65 66
第12週『内緒話と、春の風』
67 68 69 70 71 72
第13週『ビートルズがやって来る』
73 74 75 76 77 78
第14週『俺は笑って生きてっとう!』
79 80 81 82 83 84
第15週『恋、しちゃったのよ』
85 86 87 88 89 90
第16週アイアイ傘とノック』
91 92 93 94 95 96
第17週『運命のひと』
97 98 99 100 101 102
第18週『大丈夫、きっと』
103 104 105 106 107 108
第19週『ただいま。おかえり。』
109 110 111 112 113 114
第20週『さて、問題です』
115 116 117 118 119 120
第21週『ミニスカートの風が吹く
121 122 123 124 125 126
第22週『ツイッギーを探せ!』
127 128 129 130 131 132
第23週『乙女たちに花束を』
133 134 135 136 137

関連記事
スポンサーサイト

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

象徴>『ひよっこ』第138話

​​​​​​​​​​​​​​​祐二&啓輔の『恋の初心者(ひよっこ)』が 公式HPで読めますぜ →​恋の初心者(ひよっこ)​ 残念なことに… とってもとっても悲しいことに… あんまり面白くない ススススミマセンスミマセン! ひじゅにの感覚がオカシイだけですきっとそうです! …でも、何か 『ウェルかめ』の時に ヒロインの先輩が書いたという設定のエッセイが...

象徴>『ひよっこ』第138話

​​​​​​​​​​​​​​​祐二&啓輔の『恋の初心者(ひよっこ)』が公式HPで読めますぜ →​恋の初心者(ひよっこ)​残念なことに…とってもとっても悲しいことに…あんまり...

ひよっこ 第138回

内容谷田部家を訪れた宗男(峯田和伸)は、実(沢村一樹)らに花作りを提案する。 そのころ、鈴子(宮本信子)省吾(佐々木蔵之介)は、柏木堂の由香(島崎遥香)のもとを訪れ。。。 敬称略 今回も雑だね(失笑)

コメント

コメントを残す

Secret

※なお、送られたコメントはブログ管理人が承認するまで公開されません。
※また、当blogの「コメント,トラックバック&リンク・ポリシー」に基づき、管理人が不適切、不適当、不愉快と感じたコメントは非公開、または予告無く削除します。

楽天市場PR

TB送信について

一部のブログサービス宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中。
ご迷惑とは存じますが、SeesaaブログからもTB送信させて頂きます。

最新記事

PR


カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR