ひよっこ (第137回・9/8) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第23週『乙女たちに花束を』 『第137回』の感想。


 本作は、9/4 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


ぎょうざパーティーがお開きになった、赤坂・あかね坂。世津子(菅野美穂)は、温かく迎えてくれた鈴子(宮本信子)に礼を伝える。みね子(有村架純)や愛子(和久井映見)は世津子を歓迎して、雑魚寝の“お泊まり会”を開くことに。みんなで歯を磨き、おしゃべりをして、「乙女寮」のように盛り上がる。そのころ、秀俊(磯村勇斗)と元治(やついいちろう)は月時計で飲みながら、邦子(白石美帆)と“幸せ”について考えていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

冒頭で世津子が「ニンニク臭くありません?」と言えば…

前回のビアガーデンであれだけ餃子を食べたのだから、主題歌明けのすずふり亭の3人のシーンも妙に深刻な演出で始めずに、アバンタイトルの楽しい雰囲気を引き摺って、世津子に「私たち、ニンニク臭くありません?」とでも言わせれば、前回での世津子の “キャラ変更” で一気に庶民派になったのも表現出来て、辻間が合ったのに…

中盤で、早苗に言わせるより、ドラマとして効果的だったのに勿体ない。その理由は、後述する…

幾ら何でも「なしにしたい」で片付けるのは酷過ぎる!

そんな私の僅かな演出への期待を裏切るように、世津子に信じられない台詞が与えられた。

世津子「なしにしたいんだって 言ってました。
    谷田部実さんに起きた悲しいことを なしにしたい。
    そのためには 私が幸せじゃなきゃダメなんだって…」

これ、岡田恵和氏の言い訳だよね。私が何度も書いてきた、実の失踪と世津子との不適切な2年半の関係さえ無ければ、本作はそれなりに楽しめるが、そこが既に描かれて私の記憶にある限り、みね子と世津子(本当は美代子も)の関係はきちんと精査してくれないと、真に話を楽しめないと言う私の本音。

それを、脚本家は、たった 18秒間の台詞で視聴者もみね子と一緒に無かった事にしろと。「奥茨城編」のあとの谷田部家に起きた不幸な2年半を無かった事にしろと。視聴者にとっては 5/1からの4か月と1週間を忘れろと。

とにかく、強引にキャラクターを変更させてでも、話を進ませたいのはこれで十分分かったが、半年間も続く連ドラとしては、崩壊寸前(いや崩壊しているかも)なのは残念だが、間違いないようだ。

早苗の「みね子のキャラ変」の押し売りもクド過ぎる!

場面変わって、愛子の部屋。談笑するみね子、時子、愛子、早苗。深刻な表情は一切挟まずに笑顔だけのみね子。もう、「なしにしたい」で突き進むらしい。まあ、そう言う方針に切り替わったならしょうがない。しかし、ここでまた、早苗に余計な台詞を書いちゃう。

早苗「みね子。最近ちょっと変わったな みね子は」

もう、視聴者はとっくに気付いているし、その違和感と毎日戦って見続けていると言うのに、ここで早苗が「キャラクター変更宣言」の説明を入れて、更に他の3人も相槌を打つと、ちょっとクドイと感じてしまった。

結局、笑って笑顔で誤魔化しているだけ。もう少しきちんと描くつもりはないのだろうか?どうしても「奥茨城編」と比べてしまうなぁ。

"新たな日常" を丁寧に楽しく描いたのは評価したい

まあ、前回の停電の演出の違和感ありまくりの会話劇より、4人雑魚寝からの夜の会話劇の方が、世津子が舞い込んで来た “新しい日常” の始まりを丁寧に楽しく描いたことで、強引だが「なしにしたい」を覆い隠して、物語は前に進んだのは良かった。

バー月時計の邦子を絡めて、ニンニクネタで盛り上がれたのに…

ただ、これも私の脚本や演出の好みの問題として書くのだが、確かに乙女寮みたいに、4人が一部屋で女子会をやるのは楽しいし、岡田恵和氏の困った時の「女子会頼み」はもはや定番だから、特段考えずにこうしたのだろうが、私なら「バー月時計」を使いたい。

あかね荘の新たな住人になったご挨拶ってことで、翌日の設定でも良いから4人揃って「バー月時計」に出掛け、ビアガーデンに参加していなかった邦子が、ニンニク臭のネタで一盛り上がりした方が良かったのでは?連ドラ、いやドラマってそう言うものじゃないのかな?

"匂い"でみね子たちに視聴者を共感させなかったのは失敗

匂いはテレビから伝わらない。でも、餃子のニンニクの匂いは全国共通。だったら、今回は最初から最後までニンニクで引っ張り続ければ、みね子たちの一体感をテレビから伝わらないはずの “匂い” を通して視聴者と共有出来たのに。ホントもったいない。前回の停電に次ぐ、演出のミスと言わざるを得ない。

あとがき

もう、完全に「騒動至上主義」になりましたね。それも、みね子本人が次の騒動のネタフリをすると言う単純さ。まあ、良くも悪くもみね子が物語をけん引し始めているのも、「なしにしたい」と言ったのも “みね子が成長したから” と言うことにしておきます。その方が、最終回まで見ていて幸せになれそうですよね。

最後に。前回の感想に、86回ものWeb拍手とたくさんのコメントを頂き、ありがとうございます。ついに、実と世津子の2年半の不適切な関係が無かった事になりました。これで、死者も出ない “いい人” ばかりの『ひよっこ』の再出発と言った所でしょうか。とにかく「普通の人たちの日常を丁寧に描く」ことだけは、最後まで守り続けて欲しいです。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


     
   
   
   

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
有村架純主演 連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 ブルーレイ全3巻セット(先着300名様にひよっこメモリアルブックプレゼント!)【NHKスクエア限定セット】
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 ブルーレイ BOX1(全巻購入特典:「すずふり亭」看板 [A5サイズ・ブリキ風]引換シリアルコード付) [Blu-ray]
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 ブルーレイ BOX2(全巻購入特典:「すずふり亭」看板 [A5サイズ・ブリキ風]引換シリアルコード付) [Blu-ray]
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 DVD BOX1(全巻購入特典:「すずふり亭」看板 [A5サイズ・ブリキ風]引換シリアルコード付)
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 DVD BOX2(全巻購入特典:「すずふり亭」看板 [A5サイズ・ブリキ風]引換シリアルコード付)
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 ひよっこ 完全版 DVD BOX3(全巻購入特典:「すずふり亭」看板 [A5サイズ・ブリキ風]引換シリアルコード付)
連続テレビ小説 ひよっこ ファンブック (洋泉社MOOK)
ひよっこ メモリアルブック (ステラMOOK)
1964年の有村架純 NHK連続テレビ小説「ひよっこ」愛蔵版フォトブック (新書企画室単行本)
連続テレビ小説「ひよっこ」 オリジナル・サウンドトラック
連続テレビ小説「ひよっこ」オリジナル・サウンドトラック2
がらくた (初回生産限定盤A)


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/10412/


【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
「ひよっこ」を2か月間観終えて、今思うこと…(2017/05/28)
「ひよっこ」の“青天目澄子”と演じる女優・松本穂香に注目してみた(2017/06/05)
「ひよっこ」は視聴者の“好意的な解釈”に頼らないで欲しい(2017/06/12)
ひよっこ 総集編(前編) (2017/7/8) 感想
奇跡のコラボ 「ひよっこ」の三男が「コード・ブルー2」に出演していた (2017/07/12)
「ひよっこ」のオープニング映像が、後半戦から一部変わってます (2017/07/20)
SONGS「SONGSスペシャル 桑田佳祐」 (2017/8/24) 感想
NHK「うたコン」での桑田佳祐さんとひよっこのコラボ (2017/08/29) 感想
「ひよっこ」“異例”の9月ズレ込みでクランクアップ やはり騒動は現場でも起きていたのか?(2017/09/04)

第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
1 2 3 4 5 6
第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
7 8 9 10 11 12
第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『旅立ちのとき』
19 20 21 22 23 24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
61 62 63 64 65 66
第12週『内緒話と、春の風』
67 68 69 70 71 72
第13週『ビートルズがやって来る』
73 74 75 76 77 78
第14週『俺は笑って生きてっとう!』
79 80 81 82 83 84
第15週『恋、しちゃったのよ』
85 86 87 88 89 90
第16週アイアイ傘とノック』
91 92 93 94 95 96
第17週『運命のひと』
97 98 99 100 101 102
第18週『大丈夫、きっと』
103 104 105 106 107 108
第19週『ただいま。おかえり。』
109 110 111 112 113 114
第20週『さて、問題です』
115 116 117 118 119 120
第21週『ミニスカートの風が吹く
121 122 123 124 125 126
第22週『ツイッギーを探せ!』
127 128 129 130 131 132
第23週『乙女たちに花束を』
133 134 135 136

関連記事
スポンサーサイト

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

【ひよっこ】第137回(第23週金曜日) 感想

昭和39年。集団就職で奥茨城から上京した「金の卵」谷田部みね子をヒロインに「ちゅらさん」の岡田惠和脚本が描く青春物語。…ひよっこ】第137回(第23…

幸せ>『ひよっこ』第137話

​​​​​​​​今日は昨日の疑念の答が― *「開かずの間」は皆の別荘扱い(笑) *中華料理屋夫妻はやはり纏めにかけられてる 姿は見えないけど今迄通り過ごしていますよ …と匂わせて、あのまま退場かなと思ったら もっとハッキリ顛末があるみたい 今日、新たな疑念が― 「開かずの間」から飛び出した、みね子達が 一斉に歯磨きしているシーンでは既にパジャマ姿 着替え...

幸せ>『ひよっこ』第137話

​​​​​​​​今日は昨日の疑念の答が―*「開かずの間」は皆の別荘扱い(笑)*中華料理屋夫妻はやはり纏めにかけられてる姿は見えないけど今迄通り過ごしていますよ…と匂わせ...

ひよっこ 第137回

内容みね子(有村架純)に連れられ“あかね坂”にやって来た世津子(菅野美穂) 敬称略 “無しにする” という。。。。先日の時子の妙な上から目線の某発言と同じで。 もう、意味が分からない。 強引にでも“変化”させて、話を展開させ、物語を進めたいのだろうね(苦笑) まるで、この。。。1ヶ月。。。いや。。。4ヶ月...

コメント

コメントを残す

Secret

※なお、送られたコメントはブログ管理人が承認するまで公開されません。
※また、当blogの「コメント,トラックバック&リンク・ポリシー」に基づき、管理人が不適切、不適当、不愉快と感じたコメントは非公開、または予告無く削除します。

楽天市場PR

TB送信について

一部のブログサービス宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中。
ご迷惑とは存じますが、SeesaaブログからもTB送信させて頂きます。

最新記事

PR


カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR