ひよっこ (第131回・9/1) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第22週『ツイッギーを探せ!』『第131回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


バー「月時計」で飲もうと集まった、みね子(有村架純)、由香(島崎遥香)、時子(佐久間由衣)、早苗(シシド・カフカ)。由香のアルバイトや時子のコンテストなど、積もる話をしていると、早苗が店外に見えた人影を追って、突然飛び出していってしまう。一方、あかね荘では富(白石加代子)に異変が起きていた。電気もつけずに部屋にいた富に、愛子(和久井映見)が声をかけると、「胸騒ぎがする」と言う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

約3週間、各エピソードにほぼ "連続性" がない

なんか、今週はめまぐるしい。実が奥茨城に帰って、みね子がすずふり亭に戻って来てからの、第20週『さて、問題です』と第21週『ミニスカートの風が吹く』の2週間と前回までの16回は、ざっとこんな内容だった。

  ●クイズ番組(2日間)
  ●綿引再登場(1日)
  ●月時計会議(3日間)
  ●漫画家コンビの夜逃げ(2日間)
  ●秀俊の休暇申請と世津子(2日間)
  ●時子の盗み聞きと解決編(2日)
  ●ツイッギーそっくりコンテスト※未決着(3日間)
  ●秀俊と島谷とハンバーグ(1日)

こうして、本作の内容を箇条書きにしてみると、本当に連続性がないことをお分かり頂けるのではないだろうか。ここで注目すべきは、今日が金曜日だから、ほぼ3週間の間、ヒロインのみね子の話が何も進んでいないことだ。前回のハンバーグのこと位。そんなことを思いながら今回の15分間を見てみると…

みね子に経済的に余裕が出来たから、2度目の会議なの?

なぜ、中1週間を空けて、また「月時計会議」を入れる意味がどこにあるのか?そもそも、前回からの何の繋がりもなく、「会議」と言う形で4人が集まっているところから始まる不自然さが半端無い。まあ、唯一の繋がりと言えば、仕送り額が減ったから、みね子も酒を飲む経済的な余裕が出来たってこと位か?

前回の会議、配置や衣装やメイクの演出が違う

ただ、当blogなりにディレクターの目線でこの「第2回月時計会議」を見ると、「第1回」とは演出が全く違うことで、だいぶ見易くなった。主題歌明けをまず邦子にしたことで、この場所と時間に見当がつく。

また、人物配置と衣装も違う。特に前回は黒に緑のカーディガンを羽織った由香が画面の手前を陣取り、その隣に制服のみね子が座っていたため、全体的に地味なトーンだった。しかし、今回は画面手前が黄色の花柄のノースリーブをきたみね子で、その隣が黒色だが少し明るい色のサマーセーターの由香。そして、全員の化粧もちょっと派手目。

また、前回よりも早苗以外の3人が若干近寄っているために、人物の配置や見た目だけで、明るい女子会のイメージを作ろうとしているのが分かる。また、「第1回」と大きくことなるのがカット割り。前回は4人がL時に座っているにも関わらず、1人ずつのアップばかりで編集が構成されていたため、単調で退屈な映像だった。

4人の並び順とカット割りで、前回と雲泥の差の仕上がりに

でも、今回のカット割りは基本的に2ショット(2人が映り込んでいる)が中心に構成されている。それも、キャラクターが(一応)ハッキリしている、みね子と早苗を両サイドに配置したために、存在感の薄い由香と時子が1人で映ることが少なくなった。これ、とても大事。存在理由も存在感も薄いことが多少なりとも誤魔化せる。

でも、時子のアップなんてすぐツイッギーに切り替わったし、時子を店内で歩かせる時も1ショットでなく、必ず誰かを一緒に画面に入れ込む。由香と時子の2ショットのあとには必ずみね子のアップをいれて、主人公の位置付けをきちんとやっている。初めて今回を見た人でも、主人公はみね子って分かる演出になっていると言うこと。

また、早苗を立たせて歩かせるだけでも新鮮なのに、ちゃんと影の薄い2人の間に早苗を立たせたことで、何となく4人のキャラクターの描き分けにも成功してるい。それに、今回は邦子を上手く活用して4人の会話に割り込むことで、いい感じのテンポも出て、前回の演出とは少々大袈裟だが雲泥の差ではないだろうか。

連ドラに一番大切な "連続性" が失われたシーン

ただ、この2回の「月時計会議」を見ると、連続ドラマとして大切な映像的な “連続性” が失われているとも言える。今回も、それが顕著なシーンが終盤にあった。それは、鈴子がすずふり亭の勝手口から飛び出して来るシーン。

編集では、飛び出して来た鈴子は足音が途切れることなく、あかね荘の富さんの部屋に、本来の玄関と逆の方向からやって来た。と言うことは、すずふり亭の勝手口とあかね荘はとても隣接しており、正面玄関でない所かも出入り出来ると言う “設定” だと言うことだ。

残り1か月で演出的な破たんが見えてしまったのは残念

だとすると、奇しくも「第1回月時計会議」のあとの富さんと時子の悲鳴に、ヤスハルや鈴子や省吾が反応しなかったのは不自然と言うことになり、これも “連続性” が失われていると言わざるを得ない。残り1か月になって、このような破綻部分が演出面から見えてしまったのは本当に残念。

もちろん、第20週を演出した松木健祐氏が間違っており、今週の渡辺哲也氏が正解。脚本が緩ければ、それを補うのが演出なのに足を引っ張ってしまった訳だ。

あとがき

ここへ来て、広げた大風呂敷を畳むために、各登場人物にエピローグ風な騒動を作っていますね。今回は由香と時子と早苗と富さんかな?まあ、終わりがあるのですからしょうがないとしても、あの月時計会議の方式はこれを最後にして欲しいです。早苗が1人で、どうでも良い話を回しているだけに見えてしまうので。

ラストの「続きは明日」みたいな引っ張り方も、ちょっと意地悪な気もします。残り25回のところまで見て来た視聴者に、こんなもったいぶった手法を取らなくても良いと思うのですが…。でも、明日は芸達者な白石加代子さん演じる富さんを満喫出来そうで、それはそれで楽しみです。

最後に。前回の感想に、83回ものWeb拍手とたくさんのコメントを頂き、ありがとうございます。脚本として面白いかどうかは別にして、今週の演出は何とか普通に見られますね。今週はそれが良かったです(明日もありますが)。世津子の件はいつまで引っ張るのでしょうね。今月末30日(土)の最後まで、応援し続けられる作品をお願いします。

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
「ひよっこ」を2か月間観終えて、今思うこと…(2017/05/28)
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第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
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第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『旅立ちのとき』
19 20 21 22 23 24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
61 62 63 64 65 66
第12週『内緒話と、春の風』
67 68 69 70 71 72
第13週『ビートルズがやって来る』
73 74 75 76 77 78
第14週『俺は笑って生きてっとう!』
79 80 81 82 83 84
第15週『恋、しちゃったのよ』
85 86 87 88 89 90
第16週アイアイ傘とノック』
91 92 93 94 95 96
第17週『運命のひと』
97 98 99 100 101 102
第18週『大丈夫、きっと』
103 104 105 106 107 108
第19週『ただいま。おかえり。』
109 110 111 112 113 114
第20週『さて、問題です』
115 116 117 118 119 120
第21週『ミニスカートの風が吹く
121 122 123 124 125 126
第22週『ツイッギーを探せ!』
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