ひよっこ (第126回・8/26) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第21週『ミニスカートの風が吹く』『第126回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


出かける支度をした時子(佐久間由衣)は、みね子(有村架純)にこれから行くアルバイトについて話す。場所が日本橋なので、三男(泉澤祐希)の様子ものぞいてくるという。米屋では、さおり(伊藤沙莉)が三男に「謝らなきゃいけないことがある」と、ある告白を始める。初めは一方的に思いをぶつけていたが、気づけば三男の片思いの話に。時子への切ない気持ちを三男が語っているところに、ちょうど時子がやってくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

店先に5人のミニスカートのエキストラと老夫婦を配置したのは正解

漸く “新しい風” が吹いたかな?と感じさせたのが、主題歌明けのすずふり亭の店先のシーン。先日の放送で、漫画家コンビが双眼鏡ですぐにミニスカートを履いたたくさんの女性を簡単に見つけて始まった『ミニスカートの風が吹く』だが、その割に由香がすずふり亭にミニスカで登場した時のエキストラが少な過ぎと書いた。

しかし、今回は数秒間の短いシーンに5人もミニスカートを履いた女性エキストラを配置し、更に老夫婦を登場させて台詞まで与えた。こう言う小さな積み重ねが連ドラでは一番大切なこと。「そんな設定あったかな?」が連発するような連ドラは見たくないから。

せめて、もう1つ時子の行動力を促す理由が欲しかった

さて、次のシーンは安倍米店。前回の続きである。がしかし、場面はすぐに時間軸を巻き戻して、その日の朝のみね子の部屋。時子が履いているミニスカートは、先日放送された『SONGSスペシャル 桑田佳祐』で時子役の佐久間由衣さんが履いていたものと同じだろうか。気になったのは、時子のミニスカートだけでない。

ひよっこ (第126回・8/26) 感想
©NHK

時子「あっ、そうだ。場所がさ、日本橋なんだ。
   だから三男のお米屋さん、覗いてやっかなと思って」

この↑時子の台詞をきっかけに、ここ最近は図々しい割にヒロインとしては存在感の薄かったみね子が、時子の存在感を借りて一瞬だがヒロインらしく映った。それ自体は良いことだが、この↑時子の台詞に引っ掛かってしまった。

これが、みね子の台詞なら納得できる。最近は若干 “厚かましい” に変化(成長)はしているが、みね子は本来 “他人のことを考える” 女の子だったから、何か理由が無くても、「近くに行く」と言うだけで三男に会いに行くのは、前回での世津子の楽屋に長居したのと同じ理由で筋が通っている。

しかし、時子は違う。時子は基本的に自分の事しか考えない子。相手の事はよく見ていることもあるけれど、相手の気持ちはあまり考えない。だから、乙女寮でも豊子とぶつかった(和解したが)。だから、脚本として時子が動く理由が「近くに行くから」では弱すぎるのだ。

せめて、もう1つ時子の行動力を促す理由が欲しかった。それこそ、みね子とコントをやる位なら、みね子が三男からの手紙に「時子には店に来たら美味い新米のおにぎりをご馳走する」と書いてあったじゃない?と背中を押すとか、何でも良いから、時子が「行く気になる」理由付けが欲しかった。

みね子同様に、時子も変わっ(成長し)たと解釈しろと?

前回の出前中に長話とか、パチンコでサボるとか、最近の本作の雑な部分がまた出てしまったのが残念で仕方がない。

それとも、なぜか最近キャラクターが変わった(成長した)みね子と同様に、時子も変わった(成長した)って解釈しろと?突然にみね子の部屋に転がり込んでは来たものの、殆ど出番も活躍もない存在感の薄い時子を、「ミニスカート」と言うキーワードだけで、引っ張り出すからこうなるのだ。

まあ、今日のところは、いつもの “超好意的な脳内補完” で時子が突然三男に会いたくなったと解釈しておくが、こんなことをあと30回もしなくてはイケないと思うと応援しながらも情けなくなる…

"超微風" だが、やっと新しい風が吹いて来たかな?

場面は夕方の安倍米店。時子が米屋の前にやって来ると、ちょうど時子への切ない気持ちを三男が語っているところだ。正に、時子にはバッド・タイミングだが、ドラマとしてはベスト・タイミング。

どうやら、やっと “超微風” だが本作にも新しい風が吹いて来たかな?と感じさせたのが、この↓三男の台詞だ。今回はノーカットで大胆引用してみる。

三男「でも かおりさん。俺のは片思いですよ。片思いです。
   まぁそんじょそごらの片思いとはわげが違う。
   自分の人生 ほとんど ずっと 時子に片思いです。
   それでいいんです。分がってんです。
   そして 片思いなのと同じぐらい親友でもあるんです。
   だがら 心の底がら 一点の曇りもなぐ
   俺は あいづの夢を応援してんです。
   あっ そんでね
   分がってもらえっかどうが分がんねえけど
   俺に惚れられでるってこどは
   あいづにとって 力になんです。必要なんです。
   だからね 俺は 時子が夢をかなえるまで
   片思いしてなきゃいげないんです。
   そう決めてんです。そういう恋なんです。
   自分のこどを考えんのは そのあどでいいんです。

カメラの画角も悪くない。まず、ガラス戸の手前の白いカーテンで画面の下手(左側)をバッサリと覆い、時子の身長の高さを上手に活かして、ガラス戸の上桟(かみざん)で時子の頭を隠し、立桟で上手(右側)から時子を攻め込んで、行き場のない時子の心情をカット割りで魅せたと言って良い。

また、三男の台詞の背景では黛ジュンが唄う『恋のハレルヤ』が小さく流れ、次にヤスハルの弾き語りで『恋のハレルヤ』を挟んで、再び黛ジュンさんの歌声に戻る編集も悪くない。いや、初めてヤスハルの弾き語りがドラマに役立った瞬間だったかもしれない。

なぜ今、時子が三男の気持ちに気付く場面を入れたのか?

確かに、三男が言った内容は「やるな!三男」と言うものではあったが、思い起こせば既に「奥茨城編」と「向島電機編」で殆ど喋っていた内容だ。だから、いい台詞だが、今さら感はある。いや、むしろ「なぜ今?」と思う。

それに、高校時代と乙女寮時代の時子が、三男が片思いをしていることや、応援してくれていることを、どう思い感じていたのかを映像から思い出し察すれば、なぜ、脚本家は時子に今回立ち聞き、盗み聞きをさせ、三男の気持ちに気が付いたみたいなエピソードを入れたのか?と考えてしまう。

普通の女子ならとっくに三男の気持ちに気付いている…

これね。普通の人の、普通の日常を、普通に描いてこその『ひよっこ』だから敢えて言うのだが、普通の女子ならとっくに三男の気持ちに気付いて何らかの行動をするんじゃないかな?断るとか受け入れるとかでなく、通学のバスの中での三男への態度も、今となっては中途半端だった。日曜日の公園の噴水の前でも元気づけられたが。

ただ、あの頃の本作は作品全体の雰囲気がとても良かったから、時子の三男への感情表現が雑でも気にならなかっただけ。だから、いいシーンなのだけれど、今ここで入れる必要があったかってこと。

きっと、今回は感動した人が多いから、そこまで言わなくても…と思われそうだが、最後のあかね荘の共同炊事場での時子を見れば、あってもなくても困らなかったのは、ご理解頂けると思う…。まあ、応援してくれている三男のためにコンテストに応募すると言う解釈もあるだろうが、何かなぁ…

あとがき

いつもなら、週明けにはオールクランクアップのニュースが飛び込んで来る頃ですよね。次週の予告編を見たら、完全に5か月分のエピローグのモードに入るんだなぁって思ってしまいました。残り30回の放送で、みね子の7年間が描かれる訳ですが、騒動の連続になるのでしょうか…

最後に。前回も愚痴と重隅突きばかりの感想に、91回ものWeb拍手とたくさんのコメントを頂き、ありがとうございます。予告編を見る限りでは、岡田恵和さんの体調は回復されたような雰囲気ですね。残りの30回、どうか騒動至上主義に陥ることなく、普通の人の普通の日常を普通に描いて、面白い作品にして下さい。ここまで見たなら、最後まで応援したいです。

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
「ひよっこ」を2か月間観終えて、今思うこと…(2017/05/28)
「ひよっこ」の“青天目澄子”と演じる女優・松本穂香に注目してみた(2017/06/05)
「ひよっこ」は視聴者の“好意的な解釈”に頼らないで欲しい(2017/06/12)
ひよっこ 総集編(前編) (2017/7/8) 感想
奇跡のコラボ 「ひよっこ」の三男が「コード・ブルー2」に出演していた (2017/07/12)
「ひよっこ」のオープニング映像が、後半戦から一部変わってます (2017/07/20)

第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
1 2 3 4 5 6
第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
7 8 9 10 11 12
第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『旅立ちのとき』
19 20 21 22 23 24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
61 62 63 64 65 66
第12週『内緒話と、春の風』
67 68 69 70 71 72
第13週『ビートルズがやって来る』
73 74 75 76 77 78
第14週『俺は笑って生きてっとう!』
79 80 81 82 83 84
第15週『恋、しちゃったのよ』
85 86 87 88 89 90
第16週アイアイ傘とノック』
91 92 93 94 95 96
第17週『運命のひと』
97 98 99 100 101 102
第18週『大丈夫、きっと』
103 104 105 106 107 108
第19週『ただいま。おかえり。』
109 110 111 112 113 114
第20週『さて、問題です』
115 116 117 118 119 120
第21週『ミニスカートの風が吹く』
121 122 123 124 125

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ひよっこ 第126回

内容時子(佐久間由衣)は、三男(泉澤祐希)の様子を見てくると、みね子(有村架純)に伝え、出かけていく。 そのころ、さおり(伊藤沙莉)は、三男に。。。。 敬称略 ようやく、少しだけ“風”が吹き始めたようだ(失笑) 印象としては、微風だけど。。。。。

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