ひよっこ (第125回・8/25) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第21週『ミニスカートの風が吹く』『第125回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


日本中でミニスカートブームが巻き起こるなか、いろんなところで新しい風が吹く。愛子(和久井映見)がこっそりスカートの丈をつめてみたり、米屋のさおり(伊藤沙莉)がミニスカ姿で三男(泉澤祐希)にある告白をしたり…。一方、出前先のテレビ局で世津子(菅野美穂)を見かけたみね子(有村架純)。声をかけずに帰ろうとするが、一緒に来た秀俊(磯村勇斗)から「自分の気持ちを大切に」と言われ、一歩を踏み出すことに。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

まえがき

今回の15分間よりも、昨夜のNHK『SONGSスペシャル』での桑田佳祐さんと乙女寮シスターズのやり取りの方が 100倍は面白かったし、有村架純さんのみね子と本作の座長としての貫禄の方が 1,000倍は良かったです。機会があれば、感動と大爆笑の『SONGSスペシャル』の感想も書いてみたいです…

こんなことを観終えて感じた、残りの放送がついに 31回となった第125回の 15分間でした。

秀俊が知るのは "それなりに自立しているみね子" では?

店が大忙しで、休み希望もなかなか言い出せないのは、重々承知のみね子と秀俊なのだから、さっさと出前を済ませたらすずふり亭に戻れば良いのに…なんて思ったのだが、どうやら、視聴者サービスに秀俊の出番を作らなければいけないらしい(想像だが)。でも、この↓台詞はおかしくないか?

秀俊「自分の気持ちじゃなくて、
   こうしたら、あの人はどう思うかなとか、
   どう感じるかな、嫌かな、喜ぶかなって、
   思ってしまうところ…」

もちろん、みね子に他人の気持ちを気にしてしまう部分はあった。そう、すずふり亭に来るまでのみね子には確かにあった。神経質と言うよりも、誰かに迷惑を掛けたくないと言う気持ちや、誰かの役に立ちたいと言う気持ちが前に出過ぎて失敗したりなんてことは、「向島電機編」ではよくあった。

そう、“あった” のだ。今のみね子は違う。うん、いや成長した。大人になった。結構、一人で何でも決断するし、図々しくもなっている?秀俊が毎日見えているのは “それなりに自立しているみね子” じゃないのかな?映像には映っていないすずふり亭でのやり取りの中では、以前の素朴なみね子がいて、それを見たってこと?

秀俊がみね子と世津子の何を知るのかの描写がないのに…

確かに、秀俊の気持ちは分かるし、秀俊が自分の思いをグッと抑えている状態を芝居で魅せている磯村勇斗さんの演技も素晴らしい。だから、先の私が抱いた違和感も何となく “超好意的な脳内補完” で処理できてしまうのだが、取って付けたような違和感を完全には拭い切れない。

秀俊の恋心のくだりが、先日から唐突に始まったり、出前に行った先でみね子に告白みたいなことを始めたり、そもそも秀俊がみね子と世津子の何を知っているのかも描かれずに、説得が始まるから違和感になる。

秀俊のみね子への気持ちの変化を、丁寧に描けば良かった

これ、「月時計会議」で3日強も割かずに、秀俊が自分の気持ちを抑えられなくなっているのを、丁寧にしっかりと描いていれば、良かっただけのこと。「ヒデのPV」なんて感じずに、磯村勇斗さんの芝居にも見入ることが出来たはず。不自然な展開でも、道筋がきちんと描かれれば普通に楽しめる。道理に向かう刃なしではないだろうか。

それにしても、秀俊が喋れば喋るほど、以前の寡黙でたまにクールでかわいい笑顔を見せた秀俊が懐かしくなるのは私だけだろうか?

なぜ、みね子は世津子に上からの物言いになるの?

そして、大女優の楽屋の扉(パーテーション)が開いたままと言う不自然な展開で始まった、みね子と世津子の再会のくだり。世津子がこちらの忘れた頃に再登場する違和感や、出前に来たみね子がテレビ局内で長居をする不思議な展開も、この↓みね子の台詞を聞いて、再び “超好意的な脳内補完” を始めざるを得なくなった。

みね子「あの、お父ちゃんのことなんですけど。
    あっ、聞きたいですか?聞きたぐないですか?」

先の秀俊の言葉を借りれば、みね子は “あの人はどう思うかなとか、どう感じるかな、嫌かな、喜ぶかなって、思ってしまう” 性格なのだ。だとしたら、“不適切な関係” とは言え2年半も一緒に暮らした雨男が突然いなくなった世津子の気持ちを察したら、このような上からの物言いで話し掛けられるかってこと。

だから、さっきの秀俊の言葉でみね子はこれまでの自分とは違う自分になったのだと、自分を誤魔化(超好意的な脳内補完)した。

脚本に "こんな良い例え" があるなら…

前回での中途半端な「実になろうとしている雨男」を、この↓みね子の台詞は、上手く繕った。

みね子「自分を取り戻そうとして元気でやってます」

今回の脚本にこんな良い例えがあるなら、演出家はなぜ「自分を取り戻そうとしている実」に見えるように演出しなかったんだろう?いや、脚本家もそう見えるように台詞や動きを書くべきだった。だから、取って付けたように見えてしまうんだ。

やはり2年半の失踪期間と記憶喪失が足枷になっている

この↓世津子の台詞もすごく良いのだ。

世津子「大丈夫。…にするしかないから」

でも、なぜか脚本家が “不適切な関係” をきっちりと解決させていないから、“ほぼ犯罪者” が、“ほぼ被害者” の娘に何を言っているの?と見えてしまうのが。本当に残念。一文無しの実が雪の降る寒い日に凍えそうに倒れていたのを、1~2週間ほど家で匿った程度にしておけば、恐らく不自然さも薄まっただろうに…

失踪事件を、もやもやしたまま話を続けるのは良くない

さっきの↑世津子の台詞で「分がりました」とみね子を退場させたら良いのに、わざわざこんな↓台詞を言わせてしまうから、一体みね子はどう言う性格の設定になっているのか分からなくなる。

みね子「世津子さんの気持ぢは分がんないけど、
    大丈夫にするしかないって言うのは分がります」

この↑台詞を受け取る世津子を演じる菅野美穂さんが創り出した表情を見ると、本当に気の毒になる。そろそろ、「川本世津子」と言う人物にも決着をつけた方が良いし、みね子にも「長い間お父ちゃんがお世話になりました」と言わせるなりした方が思う。失踪事件をもやもやしたまま話を続けるのは良くない。

あとがき

秀俊の計らいで、パチンコに行っていることになっているとは言え、メインの「実の現状報告」が終わっても、ミニスカブーム、時子、三男の話って必要でしたかね。更に、大女優の台本のふりがな振りを手伝うのは、やり過ぎじゃないですか?

前回で、実さんが大そうみね子のことを心配していましたが、今回のみね子を見ても、結構好きにやっていますので、「ちよ子と進の気持ちを考えてあげて」と伝えたいです…

最後に。前回も愚痴と重隅突きばかりの感想に、70回ものWeb拍手とたくさんのコメントを頂き、ありがとうございます。残り1か月と少しになって、急に失速していますね。明らかに「奥茨城編」の頃とは違います。やはり、岡田恵和さんに何かあったのでしょうか。それで、演出にまで影響が及んで?だとしたら、もっと応援しないと…

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
「ひよっこ」を2か月間観終えて、今思うこと…(2017/05/28)
「ひよっこ」の“青天目澄子”と演じる女優・松本穂香に注目してみた(2017/06/05)
「ひよっこ」は視聴者の“好意的な解釈”に頼らないで欲しい(2017/06/12)
ひよっこ 総集編(前編) (2017/7/8) 感想
奇跡のコラボ 「ひよっこ」の三男が「コード・ブルー2」に出演していた (2017/07/12)
「ひよっこ」のオープニング映像が、後半戦から一部変わってます (2017/07/20)

第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
1 2 3 4 5 6
第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
7 8 9 10 11 12
第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『旅立ちのとき』
19 20 21 22 23 24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
61 62 63 64 65 66
第12週『内緒話と、春の風』
67 68 69 70 71 72
第13週『ビートルズがやって来る』
73 74 75 76 77 78
第14週『俺は笑って生きてっとう!』
79 80 81 82 83 84
第15週『恋、しちゃったのよ』
85 86 87 88 89 90
第16週アイアイ傘とノック』
91 92 93 94 95 96
第17週『運命のひと』
97 98 99 100 101 102
第18週『大丈夫、きっと』
103 104 105 106 107 108
第19週『ただいま。おかえり。』
109 110 111 112 113 114
第20週『さて、問題です』
115 116 117 118 119 120
第21週『ミニスカートの風が吹く』
121 122 123 124

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