カンナさーん! (第3話・2017/8/1) 感想

TBS系・火曜ドラマ『カンナさーん!』(公式)
第3話『夫の恋人と夏の海で決闘!息子が遭難!?ハネ返せ大ピンチ!』の感想。
なお、原作:深谷かほる「カンナさーん!」(集英社クイーンズコミックス)は未読。
カンナ(渡辺直美)は、浮気相手・真理(シシド・カフカ)を引き連れて麗音(川原瑛都)と遊ぶ礼(要潤)と遭遇し、怒り心頭。さらに、麗音の提案で、4人全員で海に遊びに行く羽目になる。そんな折、カンナのデザインした服がファッション業界の有名人・ニック(加藤雅也)の目に留まる。コラボ企画のメインデザイナーに指名される可能性もあり、カンナは大張り切り。だが、先方と面会できる日は海に行く日と重なってしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
こう言うのが観たかった!
まず、最初に一言。こう言うのが観たかった。
第1話、第2話での私が抱いた不安と不満の要素が、かなり払拭されたって感じ。次回以降も、この位の仕上がりなら安心して観られそうだ。
渡辺直美さんのお笑いタレント要素を消したのが良かった
とにかく、「私にとって」と断っておくが、一番良かったのが、主演の渡辺直美さんがお笑いタレントである点を利用した脚本と演出が無かったこと。
脚本はマギー氏で変わっていないが、演出家がこれまでの平野俊一氏から国本雅広氏に交代したのが大きいと感じる。何せ、国本氏は渡辺直美さんを『デカワンコ』でちゃんと女優として演出した人だから。
もちろん、直美さんのお笑いタレントや人気者要素を期待して見て来た視聴者には、物足りなさを感じたかもしれないが、恐らく『火曜ドラマ』枠として期待した連ドラファンにとっては、今回の普通の演出の方が、落ち着いて見られたのではないだろうか。まあ、今後は脚本次第でどうなるか分からないが…
ドタバタでなく、人間関係で物語を紡いだのも良かった
もう1つ良かったのは、本来は家庭、夫婦が壊れたから始まった物語なのに、過程や親子を描くよりも、仕事などそれ以外を描いて、結果的に何を描こうとしているのか見えなかったのが、今回は仕事は序盤の数分間だけにして、家族を描いた。それも、何も知らない子どもを中心にして、大人の人間関係で物語を紡いだ。
これは、本当に良いこと。初めて、各登場人物の内面が丁寧に描かれたとは、言い過ぎだろうか。全体的にシリアス路線になったのは好みが分かれるところだが、面白おかしいストーリー展開でも今回のような脚本と演出が踏襲されるのを期待したい…
あとがき
気軽に見られて、ほっこり出来て、面白いドラマになってきましたね。姑の息子の浮気相手への態度とか、カンナの息子の放置っぷりとか、現実味として気になる部分は多々ありますが、あくまでもフィクションと割り切れば、それなりにドラマのカタチが整って来たような。次回に期待します。
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