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ひよっこ (第101回・7/28) 感想

2017/07/29 00:21 記事更新
連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第17週『運命のひと』『第101回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


無事にコマーシャルの生放送を終えたみね子(有村架純)は、世津子(菅野美穂)の車ですずふり亭まで送ってもらう。本番で上手くできなかった理由を聞かれ、父・実(沢村一樹)や家族のことなど身の上話をするみね子。店に戻ると、幻だったかのようなテレビ出演を省吾(佐々木蔵之介)らに話して盛り上がる。あかね荘でも愛子(和久井映見)の部屋で語っていると、時子(佐久間由衣)が「私も報告がある」と切り出して…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

[妄想] 私が演出・編集するなら…

「お前が演出をするはずないだろ!」なんて当然のことを言う輩がいると困るから、最初に断っておいた上で書いてみる。なんて言ったら良いんだろう。あくまでも私の個人的な演出や編集の好みで言っちゃうと。

前回のラストが父・実(沢村一樹)の写真のアッブで終わったから、今回のアバンタイトルを写真のアッブの少し前から始めて、世津子(菅野美穂)のアッブで主題歌へ繋ぎ、主題歌明けは、そのままみね子(有村架純)との車中の会話を続けて、今回のラスト、世津子の「そっか」でフェードアウト。

パッとカットインで、東京タワー入れ込みの青空の情景カット。そこに語りで「日曜日になりました」として、世津子が店裏の広場に立ち、あかね荘の看板を見上げる…みたいに、スッキリと編集して欲しかったのだが。

本当に、車中の会話を2回に分ける必要があったのか?

もう見てしまったから、すずふり亭の省吾(佐々木蔵之介)らに話して盛り上がるくだりや、あかね荘で愛子(和久井映見)と時子(佐久間由衣)に報告したり、時子からの報告などあった方が良いと思うだろう。

しかし、脚本家曰く「一話入魂」なら、前回のテレビ局のくだりを少し削って、今回の新規の部分は前回に押し込んでも良かったような。やはり、ビートルズ旋風が予定より1日長くなった影響がまだ引き摺っているのだろうか?

勿体ないと思う、あれやこれや…

それにしても、なにか勿体ないと言うか…。例えば、みね子がギャラの話をした時、 時子 愛子にお年玉として奥茨城への旅費を貰ったのを思い出して、少しでも返そうとしても良かったんじゃないかな?とか。その方が、本当の “みね子らしさ” が表現出来たんじゃないかとか。

更にその方が、折角、みね子と時子と愛子がいるんだから、「向島電機編」を思い出させるシチュエーションになったのでは?とか。世津子があかね荘を来訪する時に、お富さん(白石加代子)が世津子と絡んだら、世津子があかね荘に “わざわざ” やって来た意味が出るのに…とか。

もちろん、時子のデビューの話も、みね子のテレビ出演のついででなく、別の機会に、喜んで帰宅してくる感じで、愛子を含めて皆でお祝いしてあげたかったなぁ…とか。また、みね子の「お父ちゃん!」の台詞が印象に残った生コマーシャルのスポンサーや世間の評判なんかも聞いてみたかった…とか。

なんか、詰め込んでしまったがために、もっといろいろやれたような気がしてならないのだ。

でも、大筋の流れ自体は間違ってはいない

しかし、先に書いた私の個人的な好みを除けば、大筋の流れ自体は間違ってはいない。若干、週末までをドラマチックに、週明けにサプライズを、と言う仕掛けが強引な気もするが。きっと、最近は視聴率が良いから、多くの視聴者は気にならずにみね子、世津子、時子、愛子は楽しめたのだろうが。

今度は、「川本世津子編」が始まったのか?

それと、ちょっぴり気になってることを。世津子が再登場してから、かなり世津子とみね子の絡むシーンが増えて、所謂「赤坂編」の舞台が赤坂やすずふり亭やあかね荘である意味が薄まっているのが残念。

なにか、島谷(竹内涼真)の退場をきっかけに、物語全体が「奥茨城編」とも「向島電機編」とも、更に「赤坂編」とも違う、名付けるなら「川本世津子編」と言う新たなストーリーが始まったような印象ではないだろうか?

これでは、連ドラとしての楽しみが余りにも薄くないか。以前に書いたことがあるが、演劇に例えるなら、みね子を座長とした「ひよっこ劇団」が毎月違う演目を上演しているような印象と言えば、分かって頂けるだろうか?

「川本世津子編」で、物語の立て直しを図ってるのかも?

だが、しかしだ。脚本の岡田恵和氏はこの「川本世津子編」で、父・実を絡めて、これまでの物語の立て直しを図っているような気もする。だから、演出家も「奥茨城編」を担当した黒崎博氏を起用したとも考えられなくもない。

「一話入魂」や「一か月縛り」など朝ドラとして斬新で楽しい試みは素晴らしい。でも、今になって後者の「一か月縛り」が自らの首を絞め始めているとすると、たいへん悩ましい。だから、作り手の新たな試みで面白い朝ドラを作ろうとする姿が見える限り、応援していきたい。

あとがき

今夏は、平日もかなり結婚披露宴がありますね。その分、土日祝日が僅かに少な目って感じです。とまあ、今日も披露宴の仕事で、投稿が遅くなったと言う訳です。まだ、お仕事中の皆さんには、お疲れ様です。

さて、今回は、前回で視聴者は観た内容を、ヒロインが登場人物たちに話す以外では、前回の車中の続きと世津子がみね子を誘いに来ただけでしたので、いつもの感想記事とは違ったスタイルで欠いてみました。私も「一投稿入魂」なので…

前回も、称賛でない感想なのに、92回ものWeb拍手を頂き、ありがとうございました。どうやら、楽しいと感じる人と、物足りないと感じる人と、こんなのじゃないと感じる人に分かれそうな展開になってきましたね。皆さんはどのタイプですか?

私は、出来ればもう一度「奥茨城編」の感動をと思うので、物足りない派です。と言う訳で、当blogは、まだまだ引き続き本作を応援します。

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
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「ひよっこ」のオープニング映像が、後半戦から一部変わってます (2017/07/20)

第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
1 2 3 4 5 6
第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
7 8 9 10 11 12
第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『旅立ちのとき』
19 20 21 22 23 24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
61 62 63 64 65 66
第12週『内緒話と、春の風』
67 68 69 70 71 72
第13週『ビートルズがやって来る』
73 74 75 76 77 78
第14週『俺は笑って生きてっとう!』
79 80 81 82 83 84
第15週『恋、しちゃったのよ』
85 86 87 88 89 90
第16週アイアイ傘とノック』
91 92 93 94 95 96
第17週『運命のひと』
97 98 99 100

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コメント

はい、私も物足りない派です。

あまちゃん、ゲゲゲの女房、カーネーションが私の中の三大朝ドラです。
岡田作品では「イグアナの娘」と「泣くなはらちゃん」が好きでした。
それに匹敵する名作に・・・?と期待させてくれたのが「奥茨城編」でした。
ですが、最近所々で違和感が・・・。今回は菅ちゃんのせっかくの名演技が車中の話を二回に分けてしまったことで台無しに。有村架純さんだって、とても上手な役者さんなのに、あそこで「世津子さんにもしかしてお父さんのことを知ってる?」と疑念を抱く演技を何故させてあげないのか、惜しい!

Re: はい、私も物足りない派です。

☆塩うにさん
コメントありがとうございます。

俳優を魅せようって感じがしない演出でしたね。
一番、そこが重要なシーンでもあったのに。
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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