ハロー張りネズミ (第2話・2017/7/21) 感想

TBSテレビ系・金曜ドラマ『ハロー張りネズミ』(公式)
第2話『蘭子という女-前編-』の感想。
なお、原作:弘兼憲史「ハロー張りネズミ」(漫画)は未読。
あかつか探偵事務所に依頼人・蘭子(深田恭子)がやって来る。25年前、商社の副社長だった蘭子の父・乙吉(平田満)は贈収賄および詐欺事件に加担した疑いが掛かり、自殺した。だが、蘭子は、乙吉は当時派閥争いをしていた現会長・舞原(中原丈雄)らにはめられて殺されたと訴える。五郎(瑛太)たちは、乙吉から事件の証拠を託されたという男性・南(リリー・フランキー)や、乙吉の右腕だった仲井(吹越満)の行方を捜す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
溢れる昭和のコンテンツへのオマージュが楽し過ぎる
作り手たちの、昭和のコンテンツへのオマージュの強さを感じるだけで、昭和を生きたオジサンとしては終始感動と笑いっ放しの本作。特に、1979年から放送された松田優作さん主演のドラマ『探偵物語』への拘りは、冒頭から予告編に至るまで、細々と散りばめられており、本作の雰囲気を決定づけている。
また、 1975年から1983年に流行した桑原茂一さんと小林克也さんによる音楽番組『スネークマンショー』のネタや、かなり過激な台詞や映像表現なども、昭和のテレビが弾けていた時代を彷彿させて面白い。とにかく、当時を知り好きな視聴者にとっては、十分に楽しめる探偵物語、いや探偵ドラマに仕上がっている。
木暮の出番が少な過ぎ。前後編でテンポの悪さと間延びも…
ただ、残念な所もある。まず、明らかに木暮(森田剛)の出番が少ないこと。大人の事情があるとは言え、流石に上↑の「あらすじ」にも登場しないのは頂けない。だって、少ない登場シーンでも、あれだけの存在感と個性を放っているのだから、何とかして香盤を検討して頂きたい。
それと、いくら蘭子(深田恭子)が本作の重要人物の1人であろうと、メンバーに加わる話が前後編の2週跨ぎと言うのも頂けない。かなり好意的に観ている私でも、流石にテンポの悪さと間延びを感じてしまった。もう、1話完結には戻せないから、後編の仕上がりに期待するしかないが…
あとがき
個人的には、テンポの悪さと間延び感よりも、本作自体の世界観の面白さが勝っているので良いのですが、一般的に考えると、かなり視聴者を選ぶ作風になってきましたね。その辺が、今後の視聴率にどう影響するか気になりますが、何度も言いますが、私としてはこの世界観を突き通して欲しいです。
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【これまでの感想】
第1話
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