ひよっこ (第92回・7/18) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』(公式)
第16週『アイアイ傘とノック』『第92回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
佐賀に帰省している島谷(竹内涼真)の帰りを心待ちにするみね子(有村架純)。すずふり亭には三男(泉澤祐希)が太郎(尾上寛之)と豊作(渋谷謙人)を連れてやってくる。みね子に「恋人は出来たか?」と聞き盛り上がっていると時子(佐久間由衣)も帰ってきて…。東京に戻った島谷はまっすぐアパートに帰らず、バー「月時計」で一人静かに飲んでいた。そこへすっかり店の常連となった早苗(シシド・カフカ)が顔を出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今回も、堀内裕介氏の演出の気になる点に注視してみた
前回の感想で、“極端に登場人物たちの "見た目" のカットが少ない” と “カット割りから、登場人物たちの "主観" が見え難い演出” と言う、今週担当の堀内裕介氏の演出の気になる点を挙げた。今回も、彼の演出を見守る意味で、この点に注視して書いてみると…
主題歌明けのファーストカットが、チョー気になった
まず、チョー気になったのが主題歌明けのファーストカット。登場人物が3人も映っているのに、中途半端に内輪と麦茶とやかん。何これ?ホント、意味不明。なぜこんな画で安部米店の話が始まるのか分からない。
ここは普通にさおり=本名:米子(伊藤沙莉)のいらやしい目つきの表情か、困惑の三男(泉澤祐希)で良くない?それ以前に、普通に店の表から引きで1カットあれば良いと思うが。いやいや、麦茶は無しで、太郎(尾上寛之)と豊作(渋谷謙人)の話から入れば、もっともっと馬券のアップとオチが輝いたのに…
ここまで "幸せ" が続くのは、ちょっとクドくない?
さて本編。すずふり亭。おしぼりを客に拾わせた時点で違和感を覚えたが、どうやらプロポーズの予約をしていた客の登場ってことだ。先日の同窓会での幸子(小島藤子)の入籍報告と優子(八木優希)の結婚報告、前回では愛子(和久井映見)の一目惚れと描き…
みね子(有村架純)の知らぬ所で、三男(泉澤祐希)とさおりの一件と、レギュラーの登場人物だけで、みね子本人を含めて5人(組)も描いているのに、ここでエキストラまでやる必要あるかなって?
朝から画面に幸せが溢れるのは悪いことでないし、店での客のエピソードのマンネリ化打破にも役立つが、流石にここまでやるとクドいような。それに、昭和41年にこんなことを見せにお願いして、それを普通に受け入れて演出してくれる洋食屋さんがあったのかなぁ?何か、今風のような…
婚約指輪のアップも無ければ、ケーキは誰の見た目なの?
それと、わざわざ書く必要もないが、婚約指輪のアップも無し。それと省吾(佐々木蔵之介)が持ってきた特製ケーキのアップって誰目線?私にはどちらかと言うと男性目線に見えたが、プロポーズのエピソードだから、指輪とケーキは女性の目線でないと、サプライズに見えないのでは???
みね子に、おしゃべりって設定あったっけ?
場面は、すずふり亭に戻って。三男と兄たちが来店する。ここで、ちょっとした違和感が。それは、鈴子(宮本信子)だけでなく高子(佐藤仁美)も、兄や奥茨城村青年団のことまで知っていたってことは、みね子がしゃべったってことだ。ところで、みね子って、そんなにおしゃべりって設定あったっけ?ってこと。
もちろん、乙女寮シスターズとも、家族とも手紙でかなり詳細な現状報告をしていることは描かれている。すずふり亭に就職が決まり、あかね荘に入居が決まり、嬉しくてかなりの自己紹介をしているのも描かれている。しかし、三男やその兄や青年団となるとかなり要り込んだ個人情報。
で、個人情報と言えば、あかね荘の大家の富(白石加代子)。みね子は富さん以上に実はおしゃべり?いや、おしゃべりってことは秘密好き。皆が互いを知ってると言うのも、その中心がヒロインなのも悪くないが、ここまでおしゃべりキャラが全面に出ると「お父さん…」もおしゃべりだから?ってことに見えちゃうが…
やはり、分かっているのに…って感じがする
そして、リンゴの話から、まさかの太郎と高子の恋バナに発展?なんてくだりに続いて、改めてみね子の恋バナを三男たちに報告。カット割りを含めた単調な演出のせいもあるが、ここんとこ脚本がクドい。1つ前の「バー月時計」のシーンで、みね子の恋バナが悲恋で終わりそうな方向性を描いたのに…ってことだ。
その上で、更にノックによる “秘密の合図” のくだり。やはり、分かっているのに…って感じがする。もう少し、朝だからクドさが無いと見やすくなるのに…
あとがき
これまでの展開に比べて、あまりに話がクドイので、久し振りに一気に時間経過でもするのでは?と思って、今週分の予告編を改めてよく見てみたら、登場人物たちの服装が夏→秋→冬物になってますね。島谷の父親風の人が冬服で喫茶店にいたので。1週間で数が月の時間経過、この演出家で乗り切れるのかちょっと心配です。
前回の感想は、仕事の都合で投稿時間が遅かったのに、69回ものWeb拍手を頂き、ありがとうございました。今回は意外と、みね子と時子と三男の絡みがあっさりして残念でした。と言う訳で、当blogは、まだまだ引き続き本作を応援します。
最後に。毎日『ひよっこ』を観ていると、洋食を食べたくなりませんか?そこで、先日に1902年創業の東京・上野にある洋食店『上野 黒船亭』に行って来ました。
頂いたのは写真の左から、エビコロッケ、ホワイトソースのブイヤベース、ハヤシライス。何れもフランス料理でなく、あくまでも洋食屋さんのお味で、惜しかったです。
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【これまでの感想】
●[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
●[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
●「ひよっこ」を2か月間観終えて、今思うこと…(2017/05/28)
●「ひよっこ」の“青天目澄子”と演じる女優・松本穂香に注目してみた(2017/06/05)
●「ひよっこ」は視聴者の“好意的な解釈”に頼らないで欲しい(2017/06/12)
●ひよっこ 総集編(前編) (2017/7/8) 感想
●奇跡のコラボ 「ひよっこ」の三男が「コード・ブルー2」に出演していた (2017/07/12)
第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
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第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
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第4週『旅立ちのとき』
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第5週『乙女たち、ご安全に!』
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第6週『響け若人のうた』
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第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
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第8週『夏の思い出はメロン色』
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第9週『小さな星の、小さな光』
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第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
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第11週『あかね荘にようこそ!』
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第12週『内緒話と、春の風』
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第13週『ビートルズがやって来る』
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第14週『俺は笑って生きてっとう!』
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第15週『恋、しちゃったのよ』
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第16週アイアイ傘とノック』
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