ひよっこ (第68回・6/20) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』(公式)
第12週『内緒話と、春の風』『第68回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
休日の夕方。みね子(有村架純)がお客さんからもらったラーメンを持って共同炊事場に行くと、早苗(シシド・カフカ)がお米を研いでいた。そこへ、コーヒーを持って島谷(竹内涼真)が現れる。少しでも豪華な夕食にしようと分け合うことを思いついたみね子たち。啓輔(岡山天音)も加わって楽しく調理を始める。一緒に食事しながら啓輔が語り始めたのは「漫画家になりたい」という熱い思いだった。それを聞いたみね子は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
強引に騒動や事件を盛り込むより、ずっと好感が持てる…
これぞ、ヒロインの日常描写だけの15分間。いやぁ、よくぞここまで徹底したもんだ。雑談だけで15分間を持たせるのは、意外と勇気がいるはずだ。でも、これこそが “ホームドラマ” だ。強引に騒動や事件を盛り込むより、ずっと好感が持てる。
まあ、正直言うともう少し何か欲しいと思わなくもないが、ここは我が身もじっと我慢。ここで何かトラブルやイベントを入れると、途端に前作や前々作のようになるのは大よそ予想がつくから。とにかく、今回の15分間は良かった…としておく。
玄関横の板の間に「北茨城出荷組合」の段ボール箱
さて、細かいところに目を向けてみよう。布団の出どころは謎のままだが、部屋の中のモノについての言及があった。それは良いこと。また、玄関横の板の間に「北茨城出荷組合」と書かれた段ボール箱があり、玉ネギが顔を覗かせていた。折角の物資なら少し突っ込んだ描写があっても良かったかも。
みね子の弟・進も、漢字が読める位に大きくなったんだ
また、みね子(有村架純)が書いていた葉書は、宛名が見えたのが「ちよ子」「美代子」「茂」の3人で、もう1枚は「進、がんばってますか」の書き出しだから進宛てだろう。漢字が使われていたから、進(高橋來)も大きくなったんだろうななんて想像してしまった。
執筆中の便箋横の封筒の宛名は「助川時子 様」だった
そして、執筆中の便箋の横にあった封筒の宛名は「助川時子 様」とあった。“大文字焼き” みたいな豪快な時子(佐久間由衣)の葉書とは対照的なみね子からの丁寧な手紙。また、質素な壁には、向島電機でのあの夏の思い出の水彩画や乙女寮での記念写真、そして奥茨城のスナップ写真もあって、ほのぼのムードも悪くない。
みね子、病気やケガしたら大丈夫かな?ちと、心配…
驚いたのは、みね子の給与明細が明かされたこと。備忘録の代わりに記しておくが…
給料 10000円(2食賄い付き)
家賃 4000円
-光熱費 約100円
――――――――
5900円
-仕送り 5000円
――――――――
残金 900円
恐らく3月分の給与明細だから、天引き分の税金が載ってないのは良しとして、すずふり亭の福利厚生はどうなっているんだろう?なんて心配になってしまった。みね子、病気やケガしたら大丈夫かな?
今頃気付いた?「ひよっこ」はカッティングシートだった!
©NHK
それと、タイトル映像でペンキ屋さんが「ひよっこ」をペイントローラーで描くようなシーンがある。上↑の場面だ。私も毎日観ていて気付かなかったのだが、実はあれ、ペンキ屋さんでなくて、看板屋さんが白地の看板に半透明色のカッティングシートをローラーで押し付けて貼っている場面だったのだ。
気付いた理由は、通勤で週末には必ず乗っているディズニーリゾートラインで、今年11月26日まで期間限定で走っている「ニモ&フレンズ・ライナー」の窓ガラスが、この写真↑のようにカッティングシートで覆われているのを見たから。よくよく見れば、ペンキが垂れていないことで気付くべきだったと反省…
あとがき
家賃を頂戴している身の大家さんが、その借り主からの食べ物をあてにして生活してるのが、面白い設定なんですけど、「少ない…」まで言っちゃうと、少し気になっちゃいました。でも、いい人ばかりに加えて、ちょっと変わった人もいないと、話が平坦になりますから、少し様子を見てみます。
また、前回の「みね子座長がすずふり亭劇団員の中に埋没しないようにして欲しい」と言う要望の感想に、64回ものWeb拍手を頂き、ありがとうございました。白石加代子さんとシシド・カフカさんが強力なので、がんばれみね子!って感じです。という訳で、当blogは、まだまだ引き続き本作を応援します。
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【これまでの感想】
●[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
●[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
●「ひよっこ」を2か月間観終えて、今思うこと…(2017/05/28)
●「ひよっこ」の“青天目澄子”と演じる女優・松本穂香に注目してみた(2017/06/05)
●「ひよっこ」は視聴者の“好意的な解釈”に頼らないで欲しい(2017/06/12)
第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
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第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
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第4週『旅立ちのとき』
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第5週『乙女たち、ご安全に!』
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第6週『響け若人のうた』
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第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
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第8週『夏の思い出はメロン色』
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第9週『小さな星の、小さな光』
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第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
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第11週『あかね荘にようこそ!』
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第12週『内緒話と、春の風』
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