ひよっこ (第65回・6/16) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第11週『あかね荘にようこそ!』『第65回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


すずふり亭で働き始めて数日。みね子(有村架純)はまだまだ仕事に慣れず、料理もうまく運べないので落ち込む。その様子を見て心配になった省吾(佐々木蔵之介)は休憩時間、高子(佐藤仁美)と元治(やついいちろう)、秀俊(磯村勇斗)たちにも声をかけて自分の若い頃のことを話し始める。父はどのような人だったか、自分は外でどんな修行をしてきたのか。そこでは鈴子(宮本信子)も知らなかったつらい経験も語られて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

目覚まし時計で "日常らしさ" を醸し出した序盤戦

『あかね荘にようこそ!』と言うサブタイトルの割に週の前半だけしかほぼ描かれなかったあかね荘が久し振りに登場だ。やや長くて耳障りな「語り」だったが、先日の住人紹介を未見の視聴者には、それなりの視聴価値はあったから許容範囲だ。

そして、なかなか朝が起きられない程に疲れているみね子(有村架純)を序盤で描いてくのは丁寧。その後の話は無くても成立するが、目覚まし時計があった方が、俄然と “日常らしさ” が出て来る。こう言うのが大事なのだ。

朝ドラらしくて、「いいね、いいね、こう言うの」

鈴子「いいね、いいね、こう言うの。ね~!」
省吾「そうだね」

終盤14分過ぎのこの↑鈴子(宮本信子)と省吾(佐々木蔵之介)の親子の笑顔が、私を含めた多くの視聴者の今朝の気持ちを代弁したのではないだろうか。今回の15分間。正に朝ドラらしくて、ホームドラマらしくて、いいね、いいね、こう言うの。ではないだろうか?

自然な流れで、省吾の背景をじっくり描き魅せた

半年間の内の15分間としては、さほど必要性は感じないエピソードではある。しかし、ヒロインのみね子(有村架純)が「皿を割った」と言うホール係ならよくある “日常” をきっかけに、「大声で怒鳴る」ことにまで話を発展させ、省吾の人物像の背景を自然な流れの中でじっくり魅せたのは良かった。

"真面目な話にちょっぴり笑いを添える" コレが本作らしさ

更に、厨房とホール係の役割分担を巧みに使い、登場人物同士のやり取りだけで、人間関係やキャラクターの特徴まで、しっかり描いたのはお見事。また、終盤で、省吾の思いやりの気持ちを汲み取るみね子の健気さを描いたり、シリアスな話なのに最後に笑いを添えて、後味を良くしたり、様々な工夫も施されていたのも良かった。

"ひよっこ" が "初めての出来事" の積み重ねで生きて行く

トラブルやミスを原因にして、物語を動かしたり進展させるのは簡単だが、今回は “日常” の中での “初めての出来事=皿割り” をきっかけに話が膨らんだことが、実に『ひよっこ』らしくて良かった。だって、“ひよっこ” のみね子が “初めての出来事” の積み重ねで、東京に根を張って生きて行く10年間を描くドラマなのだから。

あとがき

前回に続き “普通の朝ドラ”ですね。強引にヒロインを最前線に立てず、ヒロインの言動をきっかけに脇役たちの背景や関係性を、時にシリアスに時に微笑ましく描く。これが朝ドラだと思います。個人的には、「すずふり亭編」は無理した感じがせずに、いい感じで観ています。

また、前回の「すずふり亭劇団」ならではのお話を解説した感想に、105回ものWeb拍手を頂き、ありがとうございました。みね子座長の「すずふり亭劇団」って意味が分かって頂けて嬉しいです。という訳で、当blogは、まだまだ引き続き本作を応援します。

最後に。『ひよっこ』をご覧の方に、是非ともお勧めしたい本があります。『ひよっこ』が描く昭和40年代を、コラムニストの泉麻人さんが面白おかしく解説した本です。泉さんの高校時代の同級生・政治家の石破茂さんとの対談も楽しいです。
[読書] 昭和40年代ファン手帳 (泉 麻人/著・中央公論新社) 感想

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
「ひよっこ」を2か月間観終えて、今思うこと…(2017/05/28)
「ひよっこ」の“青天目澄子”と演じる女優・松本穂香に注目してみた(2017/06/05)
「ひよっこ」は視聴者の“好意的な解釈”に頼らないで欲しい(2017/06/12)

第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
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第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13  14 15  16  17  18
第4週『旅立ちのとき』
19  20  21  22  23  24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
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