[読書] 昭和40年代ファン手帳 (泉 麻人/著・中央公論新社) 感想

昭和40年代ファン手帳
【おススメ度】★★★★

私の評価基準(書籍用)


朝ドラ『ひよっこ』が描く昭和40年代の文化を思い出す

この記事を書いている時点で放送中の朝ドラ『ひよっこ』が、昭和39年に高校三年生のヒロイン・みね子の10年間を描くと言うので、それに関するような本は無いかと、Amazonで検索して見つけたのが本書。何せ、私の記憶があるのは、物心がついた昭和47年の「伝説の日本兵・横井庄一さん」辺りからだから。

この世に生は受けていたが、記憶が曖昧な時代。しかし、社会現象や事件や芸能が今とは比較できないほどハチャメチャだった時代なのは間違いない。そんなことを、改めて泉麻人氏から教えて貰った本。

著者のキラキラ&ギラギラした視点で昭和40年代が蘇る

内容は、昭和40年から49年までを1年単位で、当時の “流行” した人や物や現象を、同時小学生から高校生だった著者のキラキラ&ギラギラした視点で、面白おかしく分析されている。恐らく、昭和20~30年生まれの人なら、ど真ん中の話題ばかりだ。

エレキブーム、フーテン族、ラジオの深夜放送や漫画雑誌など若者発の文化や、ビートルズ来日、駅弁大会、ツチノコ騒動、よど号事件にあさま山荘事件、全学連に安田講堂、三島由紀夫や大久保、エマニエル夫人やユリゲラー、ボーリングブームにゲバゲバ90分など、全部挙げたら、頷きっ放し間違いなし。

「泉麻人 VS 石破茂」の高校同級生対談が、とても面白い

巻末の著者と政治家の石破茂氏が慶応の高校時代の同級生対談が、とても面白い。特に、アイドル談義のくだりは、石破氏の本領発揮って感じ。

スーちゃんの実家やスコッチ刑事など詰めの甘さが残念

ただ、アイドル好きな私は彼らの間違いを指摘しない訳にはいかない。キャンディーズのスーちゃんこと田中好子さんの実家「田中屋釣具店」があったのは江戸川区でなく、足立区の千住新橋近くの東京都足立区梅田1丁目。これが、正解。だって、私の実家から歩いて行けたから(笑)

因みに、他にも私が気付いた間違いがある。沖雅也さんが「サボテン刑事」と書いてあるが、71年に出演したドラマが『さぼてんとマシュマロ』で、『太陽にほえろ!』で演じていたのが「スコッチ刑事」こと滝隆一役など、幾つか間違いがある。もう少し出版社の校正なり事実確認は必要だ。

あとがき

朝ドラ『ひよっこ』の視聴者なら、1冊買って読んでみるのをお勧めします。50歳代以上の方は懐かしく、40歳代以下の方は新鮮に読めるはずです。それに、泉麻人さん流の奥深いウンチクもあれば、冷静なツッコミもあって、気軽に読みながら昭和40年代を振り返ることが出来ます。『ひよっこ』未見でも、もちろん楽しめる内容です。


     

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