ひよっこ (第62回・6/13) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第11週『あかね荘にようこそ!』『第62回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


初出勤の日。すずふり亭の裏にある広場で、みね子(有村架純)が秀俊(磯村勇斗)や元治(やついいちろう)と一緒に野菜の皮むきをしていると、中華料理屋の五郎(光石研)と妻・安江(生田智子)、和菓子屋の柏木一郎(三宅裕司)と息子・ヤスハル(古舘佑太郎)らがやってくる。年始の挨拶もそこそこに、みんなが真剣な顔で店の仕込みをしている姿を見て、みね子は楽しくなってくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

「東京」も「季節感」も、今一つ物足りない…

どうして冒頭の東京タワーの尺があんなに短いのだろう。今までみね子(有村架純)は向島に住んでおり、東京タワーがあの距離で見られると言うのは、かなりの感動の朝のはず。なのに、窓を開けて東京タワーに目もくれず洗顔。もっと、東京と言う雰囲気を序盤で視聴者に叩き込んで欲しい。

その意味では、季節感も物足りない。先日奥茨城の実家では、みね子は裸足で板の間を歩いてたし、今回のアパートの部屋も暖房器具はないし、コートも前を閉めない。鞄1つで引っ越したのに、布団と枕とカーテンがあったのだから、ストーブくらい置いたらいいのに。もちろん、視聴者の好意的な解釈に頼らずに “言い訳” を添えて。

※昨日投稿した↓の記事。まだ読んでない方は是非読んでみて下さい。
「ひよっこ」は視聴者の“好意的な解釈”に頼らないで欲しい

制服を支給される場面を入れたら良かったのに…

みね子(M)「お父さん…。髪型を変えてみました」

さて本編。みね子がこの↑モノローグで言った通りに髪型をポニーテールに変えた。それは良い。お金がかからないから(リボン代は別にして)。そして、制服も着用。ここで残念に感じたのが「似合ってますか?」だけで終わってしまったこと。なぜ、新たな職場で制服を支給される場面を挿入しなかったんだろう?

新しい制服、それもこれまでの女工さんの制服から女の子らしい制服になるのだから、前回でおせちなんて食べるくだりを入れるなら、鈴子(宮本信子)と省吾(佐々木蔵之介)から制服を支給されるシーンを入れて、その喜びと緊張感を描いておけば、断然に今回の髪型と制服のお披露目が輝いたはずなのに…

脚本家さん、分かってるなら前回でやってよ

みね子「今年も…あ…今年はよろしくお願いします」

今回は言ったね↑。見習いコックの秀俊(磯村勇斗)に新年の挨拶をする時、前回の感想で私が指摘した「今年も」をちゃんと言い換えた。脚本家さん、分かってるなら前回でやってよ。シェフより見習いコックに気を遣ってる妙なみね子に映っちゃうじゃないか。みね子はそう言う人物設定じゃないでしょ。

なぜ、今回は序盤の4分間で2度も後出し?

みね子「あっ、昨日もらって、何か嬉しくて…エヘヘ」

ほら、やっぱり前日に貰ってたんだ。それも「嬉しくて」まで言わせて。視聴者の好意的な解釈に頼らず、台詞で説明したのは良いことだが、やはり映像で見せた方が明らかに「みね子の仕事始め」の雰囲気が華やかになったはず。なぜ、今回は序盤の4分間で2度も後出しをやるんだろう。「一話入魂」じゃないの?

米を運ぶ "三男の2秒のインサートカット" は良かった

ここまで、いいとこ無しの第62回だが、ここで良い表現が登場した。お米のくだりで、きちんと三男(泉澤祐希)のカットを2秒インサートしたこと。こう言うのが大事。三男登場ついでに書くと、時子(佐久間由衣)とみね子が連絡を取り合ってるのかも気になるが、一切の描写無し。なんか寂しい…

「一話入魂」でも話の繋がりは、もう少し考えて欲しい

省吾「で、私服とコック、どっちがいい男だ?」

あー、悔やまれる。省吾がみね子の “初制服姿” を頭の先から足の先まで見てOKサインまで出し、その上で↑の台詞まで言わせることが分かっているなら、何度も蒸し返すようだが、省吾が制服を支給する場面を入れなかったって。いくら「一話入魂」でも前後の話の繋がりはもう少し考えて欲しいものだ。

当然、そのあとの鈴子の高子(佐藤仁美)の体型とみね子を比較しての、すっごく楽しい制服の台詞が、もっともっと面白くなったのは、言わずもがなだ。

2度目で既にクドイと感じたのに、今回で3回目

で、またやるんだ。今回で3回目。2度目で既にクドイと感じたのに。おっと、それはすずふり亭の裏の広場でのご近所さんたちのやり取りのこと。直前の元治(やついいちろう)と秀俊のやり取りは自然だったのに、ご近所さんのくだりになった途端にコミカルな劇伴を付けて…どうしてもやりたいようだ。

確かに、芸達者な光石研さんや三宅裕司さんが登場すると画面がパッと華やぐし、鼻歌含めてかなりの部分が彼らのアドリブ芝居で成り立ってるから悪くはない。何度も同じような場面を登場させて「また来た!」みたいな面白さを醸し出そうとしている意図も分からなくもない。

いっそ三宅裕司さん仕切りで大笑いのコントにしたら…

しかし、残念ながら俳優の印象も俳優が演じるキャラクターも印象に残らない。まあ、脇役たちの日常もそれなりに描いてるってことなのだが、ホント描いてる内容が普通過ぎちゃって。この際思い切って、三宅裕司さんに仕切って貰って、この裏の広場のくだりを大胆に大笑いできるコントにしちゃえば良いのに、とさえ感じてしまった。

それに、裏の広場での開店前の準備作業が工場での仕事と同じで好きで嬉しいとみね子が言っていたが、この裏の広場と工場の中庭で雰囲気が似ていて好きで 嬉しいのでは無かったことに、ちょっと驚き。まあ、開店準備を工場に例えたかったのだろうが、少々無理があるような…そんな第62回だった。

あとがき

省吾がみね子を呼び捨てにするくだりなんて、とても良かったんですが、今回の15分、やはり前回で制服支給のシーンを入れておけば、最後の高子ご本人登場もきっちりオチになって笑えたのに…って思いました。会話のテンポ感なんかは、「すずふり亭編」らしいものがあって良いと思います。ただ、季節感はもっと欲しいですね。

最後に。前回の「駄目出しばかりの感想」に74回、「視聴者の“好意的な解釈”に頼らないで」の記事にも49回ものWeb拍手を頂き、ありがとうございました。折角、赤坂の洋食店が舞台なのですから、もっと「東京」と「季節感」があったら映像的に楽しさが増すはずなので期待します。。という訳で、当blogは、引き続き本作を応援します。

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
「ひよっこ」を2か月間観終えて、今思うこと…(2017/05/28)
「ひよっこ」の“青天目澄子”と演じる女優・松本穂香に注目してみた(2017/06/05)
「ひよっこ」は視聴者の“好意的な解釈”に頼らないで欲しい(2017/06/12)

第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
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第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
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第4週『旅立ちのとき』
19  20  21  22  23  24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
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第11週『あかね荘にようこそ!』
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コメント

No title
支給するシーンはきっちり入れるほうが良かったと思います。このところみね子が職場に馴染むのが早すぎて…何か緊張感がないというか。あんなに可愛い制服支給されたら私だったらソワソワしますね。前の日の部屋のシーンでも制服吊ってなかったですね。
  • 2017-06-13│20:45 |
  • 舞子 URL│
  • [edit]
Re: No title
☆舞子さん
コメントありがとうございます。

向島電機の時は、制服を支給するだけのシーンはありましたが、
特段、それ以上の描写はありませんでした。
夏の作業服も登場しませんでした。

脚本家も演出家も、制服と言うものに思い入れが無いのか、
掘り下げる必要なしと考えているのか?
  • 2017-06-14│06:24 |
  • みっきー(管理人) URL│
  • [edit]

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