ひよっこ (第56回・6/6) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』(公式)
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』『第56回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
すずふり亭に行く途中、みね子(有村架純)は人にぶつかり財布の中身をばらまいてしまう。集めるのを手伝ってくれたのは、すてきな感じの大学生・島谷(竹内涼真)だった。すずふり亭はお昼の休憩中。裏の広場で秀俊(磯村勇斗)や元治(やついいちろう)と話していると、中華料理屋の五郎(光石研)と安江(生田智子)夫婦や和菓子屋・柏木堂の親子・一郎(三宅裕司)とヤスハル(古舘佑太郎)ら商店街の人たちがやってくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
いくら新たな登場人物紹介を兼ねているとは言え…
みね子「何かここ面白いですね」
8分過ぎのみね子(有村架純)のこの↑台詞を言わせるために、冒頭のイケメンの説教、玉ねぎ、炒飯、小豆のくだりと11分間も…と感じてしまった。私は今でも、いいとこどりして応援したい気持ちは山々だが、新たな登場人物紹介を兼ねているとは言え、流石に中身が無さ過ぎる。そして、11分間は長過ぎる。
あんなに、あっさり決まっちゃった!?
その上、「すずふり亭編」に移行する際の一番の見所では?と期待していた、鈴子(宮本信子)から再就職先としてすずふり亭を提示されるのが、こんなにあっさり。みね子の承諾もあっさり。そりゃ、藁をも掴む思いなのは分かるが、11分の喜劇コントのあとに、ちょこっと取り付けたみたいなのは残念過ぎる…
"のりしろ" 役の愛子をもっと上手に使えなかったか?
前回の感想でも書いたが、「向島電機編」から「すずふり亭編」への “のりしろ” に愛子を確実に利用しないと、取り返しのつかないことになりそうな予感がしてきた。
蒸し返したくはないが、初任給6千円から5千円を仕送りにしている状態で、「月一」すずふり亭に行くのは良い。しかし、秋口から減給されても行き続けていた訳で、その辺のみね子の金銭感覚なり、父親代わりの出稼ぎ意識を疑わざるを得なくなってしまった。
私の「妄想」では、愛子が金欠病のみね子に年末年始に帰省するための軍資金を「お年玉」として差し出すと見ているから、ここでは使いづらいが…
前回の「気晴らしに、どっか行って来なさい!」の時に、お小遣いでもあげたら良かったかも。もっと欲を言えば、実は愛子は「月一すずふり亭」のことを知っていて、「ここんとこ行ってないんでしょ?気晴らしに行って来たら?」とお小遣いを渡す位で丁度良かった。
「向島電機編」のツケが回って来てしまったかも?
どうも「向島電機編」の乙女たちの人物描写以外のヒロインの根本的な行動原理や行動そのものを疎かにしたままにしてしまったツケが回って来てしまったかも。今日の15分間を見て、「すずふり亭編」を決めつけるつもりはないが、本当に就職するまでの、恐らく今週の描き方次第で、乙女ロスが再発する可能性は大きい…
あとがき
今日は、いいとこどりしたい私には大いに残念な15分間でした。実を言えば「向島電機編」での登場人物紹介もかなり強引だったんですよ。でも、「奥茨城編」と同様に自然なエピソードの中のその登場人物の言動で紹介してました。しかし、今日のは明らかに説明。こんなの『ひよっこ』とは言えません。
岡田恵和さん、「一話入魂」と言うなら、是非とも次回の第57回に期待します。
なお、前回の「みね子が妹分の澄子を涙々で送り出した」と言った感想に、80回ものWeb拍手を頂き、ありがとうございました。いよいよ乙女寮に1人残ったみね子。そんな人生が待っているのか?と期待したのですが、あっさり再就職先が決まって驚きです。という訳で、当blogは、恐る恐る引き続き本作を応援します。
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【これまでの感想】
●[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
●[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
●「ひよっこ」を2か月間観終えて、今思うこと…(2017/05/28)
●「ひよっこ」の“青天目澄子”と演じる女優・松本穂香に注目してみた(2017/06/05)
第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
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第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
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第4週『旅立ちのとき』
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第5週『乙女たち、ご安全に!』
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第6週『響け若人のうた』
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第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
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第8週『夏の思い出はメロン色』
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第9週『小さな星の、小さな光』
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第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
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