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ひよっこ (第54回・6/3) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第9週『小さな星の、小さな光』『第54回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


久しぶりに三男(泉澤祐希)と会った、みね子(有村架純)と時子(佐久間由衣)。向島電機の倒産や新しい仕事について近況を話し、正月は奥茨城に帰らないことも伝える。一方、ほとんどの工員が去った乙女寮は、すっかり静かになっていた。幸子(小島藤子)や豊子(藤野涼子)も荷物を整理して、次の職場へと移っていく。そして時子が寮を離れる日。みね子は、空っぽになった工場で1人静かにたたずむ時子を見つける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

みね子、時子、そこに三男が揃うと最強だ

意外と早く仕事から帰宅できたんで、今日の感想文は、長ぇよ(笑)

増田明美さんの「語り」が入いると、一気に「奥茨城編」の雰囲気が漂うなぁと感じていたら、久し振りに三男(泉澤祐希)が登場。それも、人気(ひとけ)の少なくなった工場と乙女寮の情景カットから、喫茶店内の三男とみね子(有村架純)と時子(佐久間由衣)に直結。

ちょっと以外な編集だが、元・奥茨城村三バカ高校生お約束の “三男の時子への片思いをみね子がいじるくだり“ が始まると、気にならなくなる。やはり、「奥茨城編」は強烈だ。(こう言う解釈で良いのか甚だ疑問だが…)

三男よ、暫くの間は日影の人生で私を笑わせてくれ

そして、その「奥茨城編」の楽しさを東京で引き継ぎつつつあるのが、もはや「安部米店編」と言っても良いような、独立した面白さを醸し出す三男の東京での苦労話だ。苦労話なのに楽しいのだから、やはり、三男は本作にとって “大切なムードメーカー” だと再確認。

そして、三男には可哀想だが、暫くの間は日影の人生で私を笑わせて欲しい。クリームソーダは、いくら飲んでも良いから…(笑)

"きっと、また会える" と信じて、別れの言葉を絞り出す

相変わらずテキパキ派なのか、のんびり屋なのか分からない愛子(和久井映見)も楽しいが、やはり劇中の事とは言え、毎朝1か月間も観てきた登場人物が居なくなるのは寂しい。「しょっちゅう会おうね」とか「必ず…」と言っても、職場も住まいも環境も違えば、思うように会えなくなるのは、みね子たちも十分承知のはず。

だから、みね子たちの別れの言葉、再会を信じた言葉を聞くのが辛くなる。“きっと、また会える” と信じて、別れの言葉を絞り出す。それが別れなのだ。故に、何も言わずに去って行った和夫(陰山泰)の気持ちもよく分かる…

豊子と澄子の凸凹漫才も、これで見納めか…

で、ついに前回で人生で初めて「嫌だ」と言って反乱を起こした豊子(藤野涼子)が、乙女寮を去る時が来た。「またな」「達者でな」と短い言葉を交わしただけで、豊子と澄子(松本穂香)の互いの気持ちは十分に伝わり合っているに違いない。

あの、相手の背中をポンポンと叩く仕草が、まだまだ子どもらしさが抜けない女の子らしくて可愛かった。そして、明るい笑顔で向島電機をあとにした豊子にエールを送りたい。

活気を失った工場での時子とみね子の演出が良かった

機械や道具や家具が無くなったガラーンとした工場の中に1人座ってる時子。大胆にも作り出した約30秒間の静寂が、表面は明るく大胆に振る舞うが、内面はおセンチな時子の心情を見事に表した。

また、かなり雑然とした、いや散らり放題のままの工場内の情景が、大切な思い出の場所を片付ける気持ちすらならない位に心の余裕の無さや、就職先や収入減など、実は切羽詰まった状況であることも表現したいたのではないだろうか?

みね子と時子の "熱い友情" を堪能できた

そして、その静寂をそーっと割くのが、廊下の方からややボヤけたヒロインみね子の足音と言う演出がいい。ここで、朝ドラお約束の「覗き見」「立ち聞き」の類いのみね子の顔のどアップなんて挿入されたら、雰囲気ぶち壊しだから。

学校も一緒、集団就職した勤め先も寮も一緒だったみね子と時子が、2人の置かれた現状と将来への不安な気持ちをぶつけ合うシーンは、もはや私があれこれ言う必要は無いだろう。涙あり笑いありで、また涙。みね子と時子の熱い友情をたっぷり味わった。これぞ『ひよっこ』と言った感じのシーンだった。

みね子の再就職先が決まるまでの "妄想" を披露

最後に乙女寮に残ったのが、時子とみね子と澄子と言うのは面白い。普通なら、みね子と時子かなぁと。と言うことは、今回の最後に現れた謎の男は、みね子と澄子の次の就職先である石鹸工場の社長・原田(諏訪太朗)だ、きっと。

先日の登場場面でも、自分勝手なオーラを出しまくってましたから、「1人しか雇えなくなった」なんて言い出すに違いない。で、みね子が年下の澄子に譲って、みね子はイケメンと遭遇しながら毎月の決め事の「すずふり亭」へ…か。

また、予告編では、みね子は正月休みに帰省するようだった。ならば、また私の “妄想” だか、愛子が年末に「ちょっと早いお年玉ね」って帰省のためのお小遣いを渡すなんてエピソードが良い…

あとがき

まあ、今週もいろいろあって楽しかったですね。さて、来週は私の予想が当たるかどうか楽しみてす。でも、ちょっぴり「乙女ロス」にもなってます…

さて、乙女たちも解散しつつあるし、このまま「すずふり亭編」に雪崩れ込みそうなので、ここ最近の『ひよっこ』について書いてみます。

正直、物語としては明らかに「奥茨城編」よりパワーダウンして始まった「向島電機編」。しかし、ヒロインの東京での様々な試練や仲間との別れ、すずふり亭の人たちとの出会いなど、主人公の成長は描かれたと思います。

ただ、脇役の乙女たちに尺を使い過ぎて少女漫画チックになったり、父親探しの描写不足、メリハリの物足りなさはありました。ただ、ある意味この「向島電機編」は “踏み絵” みたいな要素もあったかな?と。「向島電機編」を楽しめれば、この先も楽しめるみたいな。

まあ、かなり好意的な解釈ですけれど、前作、前々作のように愚痴ってばかりでも内容は変わらないので。ならば、いいとこ探ししながら、盛り上がるのを待とうかなって。という訳で、当blogは、引き続き本作を応援します。

最後に。前回の「豊子の “幸せな騒動” の実況解説」みたいな感想に、161回ものWeb拍手を頂き、ありがとうございました。今回は、その豊子と時子が向島電機をあとにしてしまいました。みね子と澄子はどうなるんでしょう?

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
「ひよっこ」を2か月間観終えて、今思うこと…(2017/05/28)

第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
1  2  3  4  5  6
第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
7  8  9  10  11  12
第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13  14 15  16  17  18
第4週『旅立ちのとき』
19  20  21  22  23  24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53

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コメント

長えよ感想、大歓迎!

日々、泣かされっぱなしの私でした。乙女達の別れ…切なくて…でも、とってもあったかくって…。今後の、すずふり亭への移行も、きっと、良い感じの脚本に違いないって、期待しています。みっきーさんのコメントも、長く長く長〜〜っくなって欲しいなあって、期待しています。ところで、乙女達退場ってことは、コーラスはなくなるのかな?寂しい……。

Re: 長えよ感想、大歓迎!

☆南高卒さん
コメントありがとうございます。

長かったでしょ?(笑)
コーラスも無くなるでしょうね。

でも、また新たな地で新たな感動が登場するはずですよ。
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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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