ひよっこ (第45回・5/24) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』(公式)
第8週『夏の思い出はメロン色』『第45回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
みね子(有村架純)たちが海水浴に行く日。朝起きてみると外はどしゃぶりで、意気消沈する乙女たち。幸子(小島藤子)がそのうち晴れるかもしれないと励まし、お弁当作りに取りかかる。そこへ迎えに来たのは、雄大(井之脇海)と綿引(竜星涼)。雨なら映画はどうかと優子(八木優希)が提案し、時子(佐久間由衣)はウエストサイド物語が見たいと言う。愛子(和久井映見)にもすすめられ、みんなで映画を見に出かける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「お父さん、いよいよ明日は海水浴です」に違和感が…
前回で、夏季休暇に帰省よりも海水浴を選んだ時点で違和感があるから、満面の笑みで「お父さん、いよいよ明日は海水浴です」のモノローグを話すみね子(有村架純)にも大いに違和感。従って、明日の天気が悪そうな天気予報でメリハリを付けたつもりでも、何か、何かなぁって感じで始まった第45回だ。
綿引を海水浴の話に登場させて、今さらの人物紹介?
なぜ、「父さん…」と何でもかんでも報告するのか知らないが…。なんて思って見ていたら、流石に海水浴にまで綿引(竜星涼)が登場って?確かに今後も父・実(沢村一樹)の消息探しと言う役目で登場するだろうから、どこかで描くのは悪くないが、流石にこの時点では違和感がある。
そう、どう見ても、女子ばかりの「向島電機編」にイケメン俳優投入と言う大人の事情しか感じないのだ。それに、今さらご丁寧に綿引の詳細な登場人物紹介って。苦笑しかない。その上、綿引にダンスもどきまでさせて。結局、脚本家はこの数回に亘る「海水浴」のエピソードで何を描きたかったのか、分からなかった。
帰らぬ姉に落ち込み、心配するちよ子と進を描けば…
とにかく、なんで映画『ウエスト・サイド物語』で「こんなのが視聴者は楽しみなんだろう」みたいな手抜きの脚本や演出でお茶を濁したり、引き延ばしをしたんだろう?
結果的に、こう言う “みね子の楽しい夏休み” を描くのなら、前回からの繋がりで、雨降る奥茨城村の谷田部家で、帰らぬ姉を寂しがったり、雨でお姉ちゃんや時子(佐久間由衣)たちが海水浴に行けないのかなと心配する妹・ちよ子(宮原和)と弟・進(高橋來)を描く方が正解ではないだろうか?
その方が断然ホームドラマらしくになるし、東京と茨城の対比も出来るし、何よりもここ最近物足りなかった遠く離れた家族や兄弟のエピソードとして、それこそ後述する「昭和40年1965年の夏」の印象的な思い出エピソードになるのではないだろうか。
みね子は、どんなことを一生忘れないのか?
結局、ラスト2分で天気は晴れに。案の定、女子たちの水着着用のシーンは無し。舞台が乙女寮か海岸かの違いだけで15分間やってることは同じ。この回、必要だったのだろうか?
みね子(M)「お父さん…。
昭和40年1965年の夏の海を、
みね子は一生忘れないと思います」
この↑のみね子のモノローグもよく分からない。「忘れない」のは何なのか?ってことが見えてこない。午後3時まで雨が降っていたのに夕方には晴れて行くことが出来た嬉しさなのか、帰省を止めてまで楽しみにした海水浴場に行けたことなのか、映画鑑賞含めて忘れないなら「昭和40年1965年の夏季休暇を」だし…
あとがき
個人的には、名作ミュージカル映画『ウエスト・サイド物語』をいじって15分って感じでした。それと唐突な綿引の人物紹介。もう人物紹介の印象が強すぎて、海水浴なんてすっ飛んだ印象です。唯一、加山雄三さんの『恋は紅いバラ(昭和65年6月発売』が聞けたのは良かったです。
前回は「なぜみね子は帰省しないのか?時子の発言のおかしさ」と言う批判的な感想だったのに、90人もの読者さんが共感して下さって、本当に嬉しいです。Web拍手やコメントも、ありがとうございました。この15分間を「青春の1ページ」と楽しめる人ばかりでないことを、制作陣に知って欲しいです。その意味でも当blogは、引き続き本作を応援します。
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【これまでの感想】
●[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
●[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
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第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
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第4週『旅立ちのとき』
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第5週『乙女たち、ご安全に!』
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第6週『響け若人のうた』
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第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
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第8週『夏の思い出はメロン色』
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