ひよっこ (第41回・5/19) 感想 ※追記あり

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』(公式)
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』『第41回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
三男(泉澤祐希)に手紙を送ったみね子(有村架純)。時子(佐久間由衣)を元気づけるため久しぶりに3人で会うことに。三男は、米屋の主人・善三(斉藤暁)から、不仲の娘・さおり(伊藤沙莉)と2人きりにするのかと引き止められるが、逃げるように出かける。久しぶりに会って、すぐに奥茨城にいた頃に戻るみね子たち。一緒に過ごして励まされた時子は、みね子と三男に女優になりたい理由を語り始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
三男が休みを要求する場面があったのが良かった
前回の時子(佐久間由衣)のオーディション落選の話の続きで始まるかと思いきや、「安部米店編」が始まった。すぐに3人が合わずに、三男(泉澤祐希)が休みを要求する場面を入れて、更に爆笑も添えて…なんてのは丁寧な描写。こう言うのは大歓迎だ。
色とりどりの風船が、日曜日の公園の雰囲気を作り出した
さて、本編。流石に銀ブラのシーンは描けないと言うマイナス条件を資料映像と上手に使って描いてた。それに、一番良かったのは風船の使い方。あの噴水でのシーン、風船が無ければ時代が分かり難い上に、色彩的に5月には見え難い。それが色とりどりの風船で、日曜日の公園って感じがとても出ていて良かった。
因みに、銀ブラは銀座でブラブラ歩くことではなく、銀座でブラジル珈琲を飲むと言う大正時代の流行を略した言葉だと思うが…
時子の女優への夢と三男の片思いを巧みに繋げたいい話
それにしても、三男が時子へ一方的に片思いしていると言う設定が、ここまで活きたエピソードは、「奥茨城編」でも無かったかも。そして、女子ばかりの「向島電機編」では描けないエピソードでもあると言う意味で貴重な15分間だ。特に良かったのは、時子の女優になりたい理由と三男の気持ちの繋がり方。
時子「人から心配される人になってしまったなぁ」
この↑時子の台詞が、すっごく時子らしくて良かった。いつも太陽のように明るくて周りを元気にしてくれる時子は、自らの意思でそうしようとしていたってことだ。そんな時子らしくない落ち込んでいる時子を、三男の↓の台詞が一気に吹き飛ばした。
三男「女優諦めろ。で、俺の嫁さんになれ。
うっせ。俺はもう決めだ!
女優ダメなら俺は絶対おめえを嫁さんにすっかんな」
俄然、女優を目指す気持ちが再びわき出してきた時子。三男の時子を想う気持ちがせつなくて、でも時子夢も叶えさせたくて…と言う微妙な男心とそれを見守るみね子の立ち位置もすごく良かった。やはり、この3人が揃うと、ホント楽しい朝ドラになる。「向島電機編」の面々も早くこうなって欲しいものだ。
7分過ぎに、みね子たちの後ろの方で風船を奪う女性が…
7分過ぎに、みね子たちの後ろの方で、家族連れ風の人たちから緑色の風船を奪う女性が描かれた。なぜ、奪う女性なんて…と気になって、気になって。そしたら、それが安部米店のさおり(伊藤沙莉)だったと言うオチ。まあ、細かいことをしたもんだ。さおりの気の強さとか、三男への気持ちとか、ちょろっと描いていい感じだ。
【追記 2017/05/20 20:25】
さおり(伊藤沙莉)が、通行人の緑の風船を奪ったと書きましたが、録画をよく見ると、画面下手から登場するさおりの手には、既に緑の風船があります。ただ、風に躍らせれているのか、風船が真上に上がらずに画面下手方向に流れているため、奪ったように見えたようです。糸が絡んでいるようにも見えますが。
あとがき
火曜日に「もしかして実際の放送日と劇中の曜日を合わせてる?」と面白味の期待を込めて書きましたが、「向島電機編」は日曜日の話が多いですね。折角、職場も寮も一緒なのですから、平日のエピソードも見てみたいです。でも、今回の15分間は本当に面白かったし泣けました。これからいい気分で仕事に行けます。
前回の感想に、113回ものWeb拍手やコメントを頂きありがとうございました。やはり、三男は “いいやつ” です。そして、「奥茨城編」で3人を丁寧に描いた成果がこの15分間に詰まっていて、これぞ連ドラ、これぞ朝ドラって感じも良かったです。と言うことで、当blogは、引き続き本作を応援します。
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【これまでの感想】
●[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
●[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
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第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
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第4週『旅立ちのとき』
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第5週『乙女たち、ご安全に!』
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第6週『響け若人のうた』
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第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
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