ひよっこ (第38回・5/16) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』(公式)
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』『第38回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
澄子(松本穂香)は福島の祖母が恋しくなって落ち込んでいた。仕事にも集中できず、何度もベルトコンベヤーを止めてしまう。ライン長の松下(奥田洋平)にも「田舎に帰れ」と叱責され、さらに元気をなくす。みね子(有村架純)たちが心配していると、いつの間にか乙女寮から姿を消す澄子。故郷に帰るつもりだと思ったみね子たちは、澄子を引きとめるため上野駅へと走る。しかし、そこで突然怪しい男たちに声をかけられて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
もしかして実際の放送日と劇中の曜日を合わせてる?
前回がコーラス部で新曲を始めたから5月の第1週の月曜日。今回はカレーの火曜日。これ、もしかして実際の放送日と劇中の曜日を合わせてる?もし、このまま続くとしたら面白そう。「語り」を入れまくって、乙女寮の1週間を実況中継しちゃうなんてのも面白そうなんて思ったのだが…
「東京は怖いところ」と何度も言ってる割に…
さて、本編。「東京は怖いところ」と何度も言ってる割に、前回も楽しそうに1人でみね子(有村架純)が赤坂のすずなり亭に行ったり、みね子たちだけで上野駅に行ったり。まあ、東京を歩き回る必然性はあるのだが、今回みたいに敢えてチンピラの男たちを出す前に、怖がりながら…なみね子たちを描いた方が良かったような…
上野駅の作り込みに、美術スタッフの本気度が分かる
それにしても、浜松市にある「浜松オート(浜松オートレース場)」の建物(スタンド)の内部に装飾を施して作られた昭和40年の上野駅が凄くいい。看板やベンチやポスターなどなど、以前にも書いた本作の美術スタッフの本気度が伺えるし、それが本作をリアルな物語に魅せる底力になってるのを再確認した。
愛子を含めた乙女寮の仲間意識を笑いあり涙ありで…
今回の話は、ホームシックの澄子が前夜も泣いていたために寝不足になり、翌日の仕事に影響が出たってところだろうか。ライン長の松下(奥田洋平)の厳しさから察すると、景気が厳しくなりつつあると言う感じも。
父の再婚で居場所を失い、中学卒業後に就職した澄子には見えない苦労があるのだろう。とは言え、みんなに黙って外出して行方不明になって救急車で運ばれるのは頂けない。また、こんな時でも食い気があるのは澄子らしいが、時子(佐久間由衣)たちに謝罪をしないで終わったのは気になる…
まあ、憎めない性格の澄子ってことだろう。そして愛子(和久井映見)を含めての乙女寮の仲間意識を描いた15分間。こう言う騒動を通して天然な澄子が大人になって行くのを見て行くのも楽しそうだ。
あとがき
前回が濃かったので、今回は薄味に感じましたね。でも、ちゃんとルームメイト6人と先輩で「乙女寮」の舎監である愛子のキャラクターが描き分けられ、巧みに絡み合って朝ドラらしいほんわかした雰囲気を醸し出していたのは良かったです。
それに、今回のような地味でありふれたエピソードで、15分間で起承転結をつけるのも上手いですね。やはり、「1話入魂」って気がします。さて、いよいよ明日からは予告編にあった時子のオーデションかな?三男(泉澤祐希)の告白は週末でしょうか?登場人物みんなに寄り添い応援したくなる朝ドラですね。
前回の感想に、136回ものWeb拍手や数々のコメントを頂きありがとうございました。駅にいたチンピラたちが、サッと引き下がったのが朝ドラチック。これではいつまで経っても「東京は怖い」にならないのでは(苦笑)。でも当blogは、引き続き本作を応援します。
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【これまでの感想】
●[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
●[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
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第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
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第4週『旅立ちのとき』
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第5週『乙女たち、ご安全に!』
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第6週『響け若人のうた』
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第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
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