ひよっこ (第32回・5/9) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第6週『響け若人のうた』『第32回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


初めての日曜日を、思い思いに満喫したみね子(有村架純)たち。銭湯からの帰りに駄菓子屋へ寄り、ラムネを回して飲む。みね子は綿引(竜星涼)にクリームソーダをごちそうになったとうれしそうに話し、乙女たちのおしゃべりは止まらない。そしてまた工場での月曜日が始まる。東京に来て1週間、みね子は仕事にも慣れてスピードが上がってきた。一方、実の聞き込みを続けている綿引は、実を見かけたという男に出会う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

銭湯の前のシーン、派手ではないがセンスの良い色合い

前回のラストで、甘納豆を食べながら「みんなが家族のように見えました」と、ほんわか終わったから、今回は冒頭をスッキリと主題歌で始めたのが、まず正解。そしてオープニング映像明けは、公衆浴場「亀の湯」。「入浴料金表」が貼ってあったが、料金は「都内入浴料金の推移」が基になっているようだ。

この銭湯の前の路地はスタジオセットだが、下手(画面左)手前のうぐいす色の自動車を大きく画面に入れ込んで、上手(画面右)の光に反射して薄緑色に見える高く伸びた植え込みが、みね子(有村架純)の紫色と時子(佐久間由衣)の橙色の衣装と合っていて、派手ではないがセンスの良い色合いになってる。いいね。

回想の屋外ロケが入って、駄菓子屋のシーンも光輝く

想像以上に、この路地のセットが奥深く造作されているのに驚きつつ、物語は最近お約束の「昭和あるある」のコーナー。今回は「ラムネ」をきっかけに、身近な料金のお話。それにしても駄菓子屋を含めた「亀の湯」付近のセットの広さと芸の細かさに再び驚いた。これだけ広いとスタジオ内でも閉塞感はない。

その上、時子の回想シーンでの「NHK放送會館」は屋外ロケ。それもピーカン(快晴)。こう言うロケの映像が入った後の駄菓子屋のセットは、直前より生き生きと見えるから不思議。少し早めの夕日の強い日差しが、女子たちの髪に反射するのも美しい。そんな美的に優れた映像に豊子(藤野涼子)の↓の台詞…

会話で登場人物の個性を描き分けてこそ、真のドラマ

豊子「図書室さ、ある本をア行から読んでいぎました。
   残念ながら「ヌ」で卒業を迎えてしまいましたが」

いちいちきっちりしてる豊子が、面白過ぎる。それにしても、折角女子が集まっているのだから、こう言う他愛もない話もありだし、不思議と和むしホッとする。変則的と言った先週のお蔭で、6人の個性の違いが既に見えてるだけに、更にこの会話で個々の違いが明瞭になる。「会話で」と言うのが大事なのだ。

ライン長の松下が「作業効率確認表」に記入するカット

次のシーンは既に夜になった「乙女寮」への帰路。ここも敢えて光の反射する川を画面に入れ込んで、開放感を醸し出してた。そして、この頃の東京の星空もまんざらではなかったって描写。確かに昭和40年代の東京は、まだたくさん星が見えていた気がする…なんて懐かしさに浸っていたら、一気に翌朝。

工場内の蛍光灯が先週よりも、幾分明るく感じたのは私だけだろうか。先週私が「仕事しろ」と散々言っていたライン長の松下(奥田洋平)にも、「作業効率確認表」に各人の所要時間を記入するカットが入った。そう、これが必要だったのだ。

そして「お父さん…」が、今回はモノローグと台詞に二分割。お蔭で「またか」と言う雰囲気も払拭出来たし、何より回数が減ったのは良いことだ。

久し振りの "奥茨城の風景や人々" に癒される…

このまま、女子会の会話劇が続くかと思いきや、見慣れた林の木々と雲が浮かぶ空…に、ちよ子(宮原和)の「ただいま」が音先行。これもサプライズ演出だ。そして、不器用なみね子が、母・美代子(木村佳乃)、祖父・茂(古谷一行)、妹・ちよ子、弟・進(高橋來)のそれぞれ宛てに葉書を書いてるのが泣けた。

更に、宗男(峯田和伸)にまで。東京の情報を知りたがっていた宗男の葉書には、↓こんなことが書いてあった…

「もっと仕事に慣れてきたら、みんなといろいろなところに行ってみたいです。その時は宗男さんにも報告しますね。楽しみに待っていてください」

そんな、一生懸命に東京で働くみね子への声援を大声で天高く叫びつつ、しらっと言った↓の台詞が心に沁みわたる…

宗男「この空は東京にもリバプールにもつながってんだなぁ」

助川家と角谷家にも葉書が届く。君子ときよに泣ける…

助川家にも時子から一枚の葉書が届いた。「元気です。時子」とだけ大きく書かれた葉書が如何にも時子らしい。時子の母・君子(羽田美智子)のホッとした表情も感慨深いが、何気に自分も東京に行きたい素振りを魅せたのも、君子らしい描写で良かった。

そして、角谷家には三男(泉澤祐希)から一枚の葉書が届いていた。相変わらず三男の母・きよ(柴田理恵)には泣かされるし笑わされる。

三男の春は、まだまだ遠そうだ…

そして、やはり「待ってました! 三男の近況報告」と言わざるを得ないシーンがやってきた。もう、僅か数十秒のシーンだが面白くてしょうがない。

三男「もしかして、2人きりになるのが嫌だがら
   俺を雇ったんですか?」
善三「そうだ」

ナント、善三(斉藤暁)から↑衝撃の事実が。それを家族宛ての葉書では「とてもやりがいのある仕事」と書いて、家族を心配させないようにする三男の優しさと、自分を納得させるしかない三男の苦悩。君子への片思い同様に、三男の春はまだまだ遠そうだ…

画面に映っていない人たちも、繋がり懸命に生きている

ここで終わっても十分なのに、作業の手際が良くなったみね子の手のアップまでインサートして、更にみね子の父・実(沢村一樹)を探し続けてる警察官・綿引(竜星涼)のシーンも。そして、ついに手掛かりが!で15分間終了。

前半の女子会風な会話劇と後半の奥茨城の人たちの対比も良かったし、三男と綿引も入ってぎゅうぎゅう詰めって感じ。そして何より良かったのが、画面に映っていない人たちも、その裏できちんと繋がり懸命に生きているのが伝わったこと。うーん、私としては久し振りに “名作の予感” の復活だ。

あとがき

やはり、先週は大型連休により “季節渋滞” だったようですね。前回で少し、今回で大きく「東京編」が動き出したって感じで、嬉しいです。↑にも書きましたが、また “名作の予感” の復活です。

かなり前向きに書いた前回の感想に、143回ものWeb拍手や数々のコメントを頂きありがとうございました。昨日の予想通りに、今週はメリハリのある楽しい1週間になりそうですね。当blogは、引き続き本作を応援します。

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)

第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
1  2  3  4  5  6
第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
7  8  9  10  11  12
第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13  14 15  16  17  18
第4週『旅立ちのとき』
19  20  21  22  23  24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
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【ひよっこ】第32回 感想

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ひよっこ 第32回

内容初めての休みを終えたみね子(有村架純)たちは、皆で一緒に銭湯へ。その帰り道、ラムネを回し飲みしながら、おしゃべり。。。 敬称略 面白いかどうかは、ともかく。 やはり、女子が集まっているんだから、こういうのだよね。。。 こういうの。 キャラも分かるし。 登場人物の...

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