貴族探偵 (第4話/15分拡大・2017/5/8) 感想

フジテレビ系・月9『貴族探偵』(公式)
第4話/15分拡大『温泉宿で殺人事件!孤立する宿!使用人不在で御前大ピンチ!』の感想。
なお、原作:麻耶雄嵩「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」(小説)は未読。
愛香(武井咲)は、地下アイドル・しずる(藤川千愛)を自 殺に追いやった「田名部」を捜すようファンに依頼されるが、断る。そこにやって来た依子(木南晴夏)に誘われ、愛香は願いをかなえてくれる「いづな様」が出現するという温泉へ。そこで結婚相手を探す鼻形(生瀬勝久)や、香苗(草刈麻有)という女性の付き添いで現れた貴族(相葉雅紀)と遭遇する。さらに、田名部という男性(渋谷謙人)もいづな様の儀式に参加して…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
舞台を "密室" して、刑事や鑑識を排除したのは大正解
前回の感想で、「警察の捜査、鑑識の能力の低さは、何とかした方が良い」と書いた。これまでのエピソードは刑事や鑑識の捜査が雑すぎて、事件そのものが難事件に見えなかったし、貴族(相葉雅紀)が謎解きする意味が薄れてしまっていた。
しかし、今回の舞台を橋が落とされた “密室” にしたことで、基本的に所轄の警察の事件への介入が無かった。お蔭で、単純に “貴族と愛香(武井咲)の推理対決” と言う構造になった。こう言っては元も子もないが、これで漸く「探偵ドラマ」になったと言える。今後もこれは踏襲して欲しい…
益々、"現代風水戸黄門の推理ドラマ" になって来た
連ドラとしては、全体的に “慣れ” て来たお蔭で、かなり普通に楽しめた。回を重ねる度に、誰もが楽しめる “現代風水戸黄門の推理ドラマ” になっているのも確か。ただ、毎回ラストが後出しジャンケンなのが、ちょっと気になる。そこが変わると、貴族の存在感が劇的にアップするはずなのだが。
「まず愛香の推理が間違って…」の "型" は変えたら?
また、いくらパターン化が楽しいとは言え、「まずは愛香の推理が間違って…」と言うのは変えてもいいかなと。愛香の推理の尺が長く感じるってのもあるし。かなり正解に近い推理をして、使用人たちが焦るとか。いろんなパターンが出て来た方が、貴族の様々な顔が見られて面白いのでは?
あとがき
演出が、第1,2話担当の中江功氏よりも、第3,4話担当の金井紘氏の方が、本作に合っているように思います。無駄に相葉雅紀さんにキャラを演じさせずに自然な雰囲気で彼なりの “オリジナル貴族” を作らせてる雰囲気が良いような。探偵ドラマとしては穴はありますが、ドラマ全体は良くなっていると思います。次回に期待します。
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