フランケンシュタインの恋 (第3話・2017/5/7) 感想

日本テレビ系・新日曜ドラマ『フランケンシュタインの恋』(公式)
第3話『120年の愛泣いた怪物…』の感想。
稲庭工務店に戻ってきた深志研(綾野剛)は、稲庭(柳楽優弥)の助けを借り、大好きなラジオ番組の悩み相談に投稿することに。一方、津軽(二階堂ふみ)は祖母の叶枝(木野花)から、120年前、半透明のキノコに覆われるという原因不明の病気で死んだ叶枝の祖母の妹・サキの話を聞く。そんな中、工務店の面々が働く建築現場の壁に落書きが見つかる。それを見て、激しく動揺する室園(川栄李奈)の前に、町田という男が現れて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
深志と津軽の人間関係を描こうとしたのは伝わった
前回から、どうして深志研(綾野剛)がラジオとの交流に異常な程に興味を持つの違和感あるし(なぜ、他の事にはあまり興味を示さないのか?とか)、今回もまた前半をほぼ使って(これにも違和感があるが)ラジオの話。
しかし今回は、深志のラジオ番組の悩み相談への投稿のレポーター天草(新井浩文)の回答の↓の深志と津軽(二階堂ふみ)の会話がキーワードでドラマが構成された。
深志「ラジオは、人間に恋をしても生きていいと言いました。
津軽さんは、どう言いますか?」
津軽「ごめんなさい。私には分かりません」
とにかく、まだまだ物足りなさは感じるが、ぎりぎり深志と津軽の人間関係を描こうと言う姿勢が見られたのは良かった。
終盤に向かって「怪物と人間の恋」を描いたのはいい感じ
また、唐突ではあるが、津軽が深志の過去に興味を抱き、怪物を生み出した深志研太郎(斎藤工)に辿り着き、キノコに “不思議な繋がり” を感じた終盤は、前回で一番物足りなかった「怪物と人間の恋」を真摯に描こうとして、かなりいい感じ。
その意味では、やっとドラマ全体が、綾野剛さんが創出した “謎の怪物” が醸し出す世界観に追いついてきた(きそう)ってところだろうか。
フランケンシュタインの話と稲庭工務店の話で…
ただ、根本的な疑問は解決していない。深志がもっと人間界に興味関心を持って行動するのが普通ではないか?ってことだ。そこをなぜかラジオに限定してしまうから、深志の世界観が小さくなり、出番も減り、そのお蔭で室園(川栄李奈)のくだりが幅を利かせてきちゃう。
のちに、室園の話がメインにフィードバックするならともかく、今はその気配を感じない。何か、フランケンシュタインの話と稲庭工務店の話でドラマが真っ二つになっているような。惜しい…
あとがき
次回次第でしょうね。私はこのまま、「秘密を抱えた怪物が人間に恋してしまう切ない恋物語」路線を中心に描いたら良いと思います。第1話の視聴率が11.2%で、期待を裏切った第2話が7.3%。今回の視聴率で今後の路線が決まるのかも?
それと、前回の感想に、全体的に “女性キャラが男性キャラに対して魅力的でない” と書きましたが、もしかして二階堂ふみさんと川栄李奈さんの役が入れ替わった方が良かったかなって。川栄さん、『とと姉ちゃん』の時より気合が入っていた良いから。とにかく、次回次第。第4話に期待します。
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