ひよっこ (第29回・5/5) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』(公式)
第5週『乙女たち、ご安全に!』『第29回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
時子(佐久間由衣)と豊子(藤野涼子)は、時子がみね子(有村架純)のためにわざとミスをしたことが原因でけんかになる。豊子のとげのある物言いに、腹を立てる時子。「私は人とは違うんだ」と意地を張っていた、昔の自分を見ているようで嫌だと言う。幸子(小島藤子)と優子(八木優希)はそんな二人に驚き、静かに見守る。一方、みね子は寝たふりを続けていた。時子と豊子の様子が気になって、起きる演技をしようと試みる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
これこれ。ついに「東京編」も、ドラマとして動き出した
これこれ、こう言うのが観たかったのだ、ついに「東京編」もドラマとして動き出した…そんな15分間だった。やはり説明過多は気になったし、人間同士の本音でのぶつかり合い(ケンカや騒動と言う意味でない)があっこそドラマだから、単純に物足りなかったのだ。
しかし、今回は違った。同室のメンバーの個性の違いを描きながら、これまで何となくギクシャクした関係に、止めの一発って感じで良かったし、(せつかちな私の勝手な判断だが)1か月でトーンダウンなんてことに、結論付けなくて良かった。
本作に、ハマっているからからこそ "気になる" こと
ここからは、本作が好きで、ハマっているからこそ気になることだと了承して欲しいのだが…。
やはり、ライン長の松下(奥田洋平)は、順番を入れ換えるなどの策をとるべきだったし、愛子(和久井映見)も応援するだけでなく、松下に会社員として何か提案するとかして欲しかった。
だって「数日間」あの状況だったのだから…。そう思ってしまうのは、折角みね子(有村架純)たちの就職先が、製品の生産能力や人事管理能力の低い会社では嫌だから。
それに、時子(佐久間由衣)が上京する際に “変わった” 的なことを言っていたが、その前の段階をどの時点を指すのか不明瞭。ここが明瞭、例えば聖火リレー大会の番組鑑賞会でのアナウンサーの言葉がきっかけとか、何かあったら、豊子(藤野涼子)への意見ももっと説得力があったろうに。
ついでに言えば、みね子のモノローグがここ最近多過ぎるから、寝たふりをしている場面でのモノローグが、折角いい場面に茶々を入れてるようにも感じてしまった。面白さのためなのだろうが、「お父さん…」と自身の独白を少し減らしても良いような。だって、普通で面白いのだから、やる過ぎる必要なんて無いのだ。
みんなの優しさや思いやりで物語を動かして欲しい
更に言えば、ケンカする前に、皆で何とかしようって方向でも良かった。やはり、騒動やトラブルで物語が動くより、みんなの優しさや思いやりで物語が動いてきたのが、これまでの本作だから、それを踏襲して欲しいのだ。
この連続したシーンの台詞が、モヤモヤを吹き飛ばした
みね子(M)「お父さん…。
私はこの仲間たちと一緒に働けて、
幸せだなと思いました…。
だからこそ、
ちゃんと出来るようになりたいです」
時 子「いい?みね子。
時間かがってもいい。遅れて構わない。
その遅れは、仲間たちが取り戻す。
だから、仲間ば信じて。分がった?」
みね子「はい」
澄 子「はい、分がりました」
幸 子「うん、頑張るべ」
四 人「はい」
こう言う会話劇を観たかったのだ。このみね子の父への気持ちがもっと前に描かれても良かったし、仲間たちの協力も、会社を順番入れ換えなんかの対応と、対抗するように描かれても良かった。ただ、この2つのシーンでの台詞で、モヤモヤは吹っ飛んだから、長~い「東京編」の第1週としては、終わり良ければ…と言いたい。
あとがき
ケンカあり、涙あり、寝たふりあり、ウソ芝居あり、成長あり、友情あり、感動あり、枕投げあり、そして最後はライン停止は無しの15分間で、「東京編」が本格的に動き出したなと感じました。この調子なら安心できますね。良かった。
あとは、昨日の私の妄想が当たるかどうか?当たって欲しいようなハズレて欲しいような…
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”
http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-8241.html
連休中にも関わらず、前回の感想にに92回、妄想の記事に58回ものWeb拍手と数々のコメントを頂き、ありがとうございました。かなり「東京編」に安心しました。連休後半のあと2日間、感想の投稿は遅れると思いますが、必ず書きますのでよろしくお願いします。引き続き、本作を応援します。
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