ひよっこ (第27回・5/3) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』(公式)
第5週『乙女たち、ご安全に!』『第27回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
みね子(有村架純)たちの初出勤の日。まずは幸子(小島藤子)が仕事の説明をする。ここで作るのはトランジスタラジオの基板。3.5秒で部品を挿す流れ作業と聞き、みね子はその速さにひるむ。早速、優子(八木優希)の手本を見ながら練習を始めるが…。一方愛子(和久井映見)は、女子工員たちの仕事ぶりを見守っていた。ライン長の松下(奥田洋平)に、「自分の仕事は、この子たちが働きやすいよい環境にすること」だと語る
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「奥茨城編」は "狭苦しい朝ドラ" からの脱却に成功した
「奥茨城編」といつまでも比べずに、新たな「東京編」も素直に楽しめば良いのに…なんて声が聞こえてきそうですが、何せ心配性で臆病者で、せっかちで曲がったことが大嫌いな私は、どうしても気になることがある。それは、前作、前々作の二の舞にならないかってこと。
「奥茨城編」が長閑な田園風景やバスや学校と言う自宅以外の屋外環境が多用され、且つ登場人物もご近所さんとは言え老若男女が揃っていた。「行って来ます」「行ってらっしゃい」「ただいま」「お帰り」の時間や空間もあった。それが、ここ最近の “狭苦しいの朝ドラ” との差別化にもなっていた。
愛子に、前々作で懲りた「騒動至上主義」がチラつくが…
ところが「東京編」の舞台は職場と女子寮と言う屋内が基本になりそう(工場は広かったが)。登場人物もヒロインと同世代の女性で、恐らく1日中、一晩中一緒と変化させ難い環境。そうなるとメリハリに必要なのは “騒動” だ。しかし、「騒動至上主義」が大失敗するのは前々作『とと姉ちゃん』で学習済み。
なのに、愛子(和久井映見)のキャラにそれを感じてしまう。愛子がいい人なのは認めるが、人事担当者が名簿漏れや出迎え忘れなど、微笑ましいエピソードであるが、言動1つ1つにどうしても「騒動至上主義」がチラついてしまうのは心配し過ぎだろうか。
同室の4人を "四つ葉のクローバー" にしないで欲しい…
で、この先は、みね子(有村架純)と時子(佐久間由衣)ら今年入社した新人4人が成長し、東京に根を張っていく物語になるはずだ。時子は女優の夢があるが、他の3人は生活のために働く訳だから、低賃金に長時間労働でくじけそうになりながら…となるだろう。
だとすると、余程上手に4人(時子は別か?)を差別化し、個性を出して描かないと、4人が何となく苦難を乗り越えてしまった “四つ葉のクローバー” の影が忍び寄ってくる…ような。まあ、すべて心配性でせっかちな私の妄想だ。きっと妄想で終わるだろう。いや、終わるに違いない。のちに妄想だっと笑いたい…
もしかして、私って重度の「奥茨城ロス」症状かも?
自分でも素直に楽しめていない自分が理解できない。決して、つまらない訳でもないし、向島電機の人たちのやり取りも1つ1つ丁寧に作られているとは思うのだが、どうしても「東京編」に入ってから、物足りなさを感じてしまう。
もしかして、これは重度の「奥茨城ロス」症状かも?だとしたら、症状が落ち着くまでお待ち下さいと言うしかないか(謝)。もう、今回のアバンタイトルでのちよ子(宮原和)のお姉ちゃんっぷりや、茂じいちゃん(古谷一行)の優しい気持ちを見られただけでも満足な第27回。これ、ホントに重症なロスかも…
あとがき
今回は、初出勤日の話ですから、工場や作業の説明が多くなるのは仕方ないですね。ただ、前回よりも、工場のセットの細かさ、先輩の優子(八木優希)やライン長の松下(奥田洋平)の描写で、不器用なみね子が巻き起こすであろう『乙女たち、ご安全に!』に繋がる “騒動” へ、上手にフラグを立てたように思います。
その意味で、本作最初の「騒動至上主義」の危険性は回避されそう。時子がみね子を心配して…となるのでしょうか。明日、明後日で奥茨城の友情なんかを見せてくれると、もっと安心できそうです。それと、今回みたいに少しで良いから、奥茨城のシーンも見せて欲しいし、父へのモノローグはもう少し減…。明日に期待します。
前回の “称賛ほぼゼロの感想” に、81回ものWeb拍手と数々のコメントを頂き、ありがとうございました。分かる人には分かって頂けて嬉しいです。今週は大型連休中で連日外出仕事ですので、感想の投稿は遅れると思いますが、必ず書きますのでよろしくお願いします。引き続き、本作を応援します。
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