ひよっこ (第25回・5/1) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』(公式)
第5週『乙女たち、ご安全に!』『第25回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
みね子(有村架純)・時子(佐久間由衣)・澄子(松本穂香)は、同じ工場で働く豊子(藤野涼子)と上野駅で出会う。青森の中学を出て優秀な成績だったという豊子は、初対面のみね子たちにも成績のことを聞く。どこかつっけんどんな豊子の態度にたじろぐみね子。寮の舎監・愛子(和久井映見)に連れられ、一行は墨田区の向島電機へやってくる。工員たちが暮らす乙女寮に案内されたみね子たちを、意外な出迎えが待っていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
本作が、視聴者に寄り添ってるってことに違いない…
確かに、ヒロインが奥茨城から集団就職で東京に来たと言う事実だけだと、今回の約1分10秒間のアバンタイトルになってしまう訳だ。何か「あれもこれもあったのに…」と言う一抹の寂しさと「私はぜーんぶ知っている」と言う優越感みたいな不思議な気持ちになった。それだけ本作が視聴者に寄り添ってるってことに違いない。
演出が、本作3人目の田中正氏に交代
演出が本作3人目の田中正氏に交代した。彼らしい演出が、本編の冒頭でも見られた。それは最初は画面の縦横比が4:3のモノクロの墨田区向島の情景カットが、16:9のカラー映像に変わる編集。こう言うちょっと変わったメリハリを付けるのが得意なのが田中氏。さて、3人目の演出家でも高品質は保証されるか楽しみだ。
愛子の" 慌てんぼ" で、週替わりが明瞭になった
さて、本編。前回の最後でやった「リスト漏れ」は感動のエピソードにして、今回の「もの忘れ」はコミカルにって作戦だ。週替わりが明瞭になって素晴らしい。
「と言うことで、仲間が一人増えました」
その後は、10分まででほぼ東京編でヒロインに深く絡みそうな4名をささっと紹介。かなり情報過多で呆気ない気もしないでもないが、まあここはテンポ良しとしておこう。
少し、みね子のモノローグが多過ぎるような…
うーん、これまでも気にはなっていたのだが、流石に今回は多過ぎて書かざるを得なかったのが、みね子(有村架純)のモノローグの多さ。もちろん、人物紹介と新キャラと東京へのみね子の感想を兼ねているから止むを得ないのは十分承知だが、語りもあるから、字幕表示だと常に黄色のみね子が喋ってる印象。
まあ、登場人物が一気に増えたから “常にみね子が喋ってる” と言う印象操作の意味合いもあるのだろう。ただ、やはりちょっと多過ぎかなと。
みね子の独白が、その時に必要な "言葉" なのはお見事
ただ、ヒロインがモノローグだらけでつまらなかった『べっぴんさん』に比べて、この15分間だけ比較しても本作が優れているのは、工場と宿舎の距離やカレーライスやマヨネーズへの驚きなど、映像で見せるべき部分はしっかり映像で描いてるから、決してモノローグが “説明” にはなっていないこと。
あくまで、みね子のモノローグがその瞬間瞬間に必要不可欠な “みね子の気持ち” になっているのはお見事。そして、新たな登場人物の描き分けを学校時代の成績や食べ物への価値観の違いで魅せたのは、昭和40年らしさも表現されており秀逸。物語は当然あれこれあるだろうから、演出がそれをどう魅せるか楽しみだ。
愛子のキャラが、東京での母親代わりとして絶妙すぎる
寮の舎監・愛子(和久井映見)の設定が、実に絶妙。真面目な美代子(木村佳乃)、イケイケな君子(羽田美智子)、涙もろいきよ(柴田理恵)とは違った、ちょっとおっちょこちょいで頼りないけど優しいキャラクター。そんな新鮮味溢れる登場人物が、東京で母親代わりとしてみね子たちを見守り、助けるのは面白そう。
「東京編」の第1回としては安心の仕上がり
また、その他の向島電機の関係者を演じる俳優さんたちも新鮮味がある。既に発表されている東京キャスト陣も、意外性がある人が多いし。しっかり「奥茨城編」と違いが描かれおり、「東京編」の第1回としては安心した。
あとがき
ちょっと気が付いたのが、みね子と時子(佐久間由衣)が茨城、澄子(松本穂香)が福島、寮母の幸子(小島藤子)が山形、優子(八木優希)が秋田で、なぜ宮城県出身者がいないんだろうってこと。実はあとから登場するのかな?それも楽しみです。
前回の感想に、171回ものWeb拍手と数々のコメントを頂き、ありがとうございました。今週は大型連休中もあり連日外出仕事ですので、感想の投稿は遅れると思いますが、必ず書きますのでよろしくお願いします。引き続き、本作を応援していきましょう。
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