フランケンシュタインの恋 (第2話・2017/4/30) 感想

日本テレビ系・新日曜ドラマ『フランケンシュタインの恋』(公式)
第2話『危険な肉体!早く人間になりたい』の感想。
津軽(二階堂ふみ)と稲庭(柳楽優弥)は、稲庭工務店の近くで津軽の姉・晴果(田島ゆみか)が倒れているのを発見。晴果の体にはキノコが群生していた。津軽は、そこに現れた深志研(綾野剛)の仕業かと疑うが、深志研は謎めいた言葉を話すのみ。いら立った津軽は稲庭と一緒に晴果を病院に運び、医師からアレルギーの症状ではと言われる。一方、森の家に戻った深志研はサキ(二階堂=2役)と出会った120年前のことを思い出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
名作の予感の第1話より、微妙な雰囲気の理由 その1
何なんだろ?前回の最高の仕上がりに比べて、かなり微妙な雰囲気は。脚本家も演出家も変わらないのに。自分なりに理由は分かってる。大きく2つ。
1つは、主人公・深志研(綾野剛)のキャラクターが明瞭、明確化されていないからだ。もちろん、深志は “謎の存在” だから謎めいたところが魅惑的だし、あちこちに登場する訳にもいかない。だから、物理的な登場時間が少ないと言うのも原因だが、だからこそ限定的な出番をもっと有効活用した方が良い。
名作の予感の第1話より、微妙な雰囲気の理由 その2
もう1つの理由は、深志が限定的な出番であるから、その “間” を埋めるためなのか、いろいろ描き過ぎなこと。どうして、「ドラキュラ」みたいに、怪物と女性の関係を中心に描かないんだろう。前半の中心は「キノコ」だし、中盤の中心は「ラジオ局」だし。
肝心の怪物が動き出すのは35分過ぎ。正直、ラジオを聞いていた以外にそれまで深志は何してたの?って感じ。主人公と言う存在がこれでは困る。いろいろ描きたいのは分かるが、折角、フランケンシュタインの物語を、現代の日本を舞台に蘇らせたオリジナルのラブストーリーなら、もっと恋バナを丁寧に切なく描かなくては意味が無い。
第1話で出来て、それ以降で出来ないはずは無い
とにかく、まずは折角綾野剛さんが生み出した “謎の怪物” を俳優の存在感や演技力の魅力だけに頼らず、脚本的に映像的にもっとキャラを立たせるべき。でないと、勿体ないの一言。そして、物語をもっと主人公中心にシンプルに構成した方が良い。第1話で出来て、それ以降で出来ないなんて方がおかしいではないか。
あとがき
終盤の15分間みたいな雰囲気を、全体に漂わせるだけで良いと思うんですが。綾野剛さんが創出した魅惑的で共感できる “怪物” をもっと活かせないのでしょうか。それと、全体的に “女性キャラが男性キャラに対して魅力的でない” のも気になります。まずは次回の巻き返しに期待します。
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【これまでの感想】
第1話
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