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貴族探偵 (第2話/15拡大版・2017/4/24) 感想

貴族探偵

フジテレビ系・月9『貴族探偵』公式
第2話/15拡大版『第1発見者は御前!メイドと女探偵が推理対決で謎を解く!』の感想。
なお、原作:麻耶雄嵩「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」(小説)は未読。



ミステリー作家・厄神(大和田伸也)から取材依頼を受け、編集者・美咲(紺野まひる)と車で別荘へ向かっていた愛香(武井咲)は、落石事故の現場で貴族(相葉雅紀)の一行と遭遇し、その石があった厄神の別荘へ一緒に行くことに。厄神のファンという田中(中山美穂)が興奮する中、貴族は殴られた厄神の遺体を発見。貴族から事件の捜査を譲られた愛香は対応に現れた鼻形(生瀬勝久)や田中らと、関係者から事情を聞く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

相葉さんの貴族の違和感は、"慣れ" が解決する…か?

第2話の演出も、第1話の中江功氏。相葉雅紀さんが貴族を演じる違和感は、織田裕二さんが法門寺沙羅駆を演じた際のように、“時” が “慣れ” を運んで来てくれると信じているが、まだその時はだいぶ先のようだ。

どうして、ここまで演出にメリハリが無いのか?

それにしても、どうしてここまで演出にメリハリが無いのか不思議でしょうがない。脚本は、事件自体もそれなりに捻ってあるし、貴族(相葉雅紀)と愛香(武井咲)の対立構造も明確だし2人一緒の場面も多いし、貴族の日常生活的な部分も事件に絡めて描かれてるし、前回のような引き延ばしも無くなりマシになってる。

鼻形刑事を道化役にしておくだけなのはモッタイナイ

しかし、この脚本の最大の問題点は、鼻形(生瀬勝久)の必要性を感じないところ。完全に小ネタ要因、道化役としてしか機能していない。演じる生瀬さんの迷惑脇役ぶりのお蔭で、本作らしさを醸し出していると言う機能はあるが、事件自体への必要性が無い。今後は、鼻形も事件、捜査に絡めるなどの工夫が欲しい。

フジは、"人気者" や "話題性" だけの配役は慎むべき

あとは、好みの問題。特にキャスティングだ。こればかりは、今からどうにでもなる訳ではない。私は、“慣れ” るのを待てる位の違和感だから良いとして、これが今後の視聴率に影響し続けるなら、フジテレビは “人気者” や “話題性” だけの配役(相葉さんだけでない)は慎むべきだと考える。

「原作のモチーフは水戸黄門」に納得できたこの世界観

しかし、第1話に比べたら、この作品の “世界観” に “慣れ” たせいもあり、また読者さんから、「原作のモチーフは水戸黄門」と言う話を聞き、かなり納得した部分もある。

また、今回くらいに貴族と愛香が対峙して、愛香が推理を失敗し、召使いたちが捜査・推理をして、最後に真犯人に引導を渡すパターンが明瞭になれば、あとは、延長などせず演出でもっとメリハリを付けたら、だいぶマシな探偵ドラマになるような気がする。

いずれにせよ、本作を楽しむには “時” と “慣れ” が必要なのは(私にとって)確かなこと。それを全10話前後でやると言う企画自体に問題があるような。特に、キャスティングは…

あとがき

小ネタが散りばめられているのは良いとして、その小ネタの度に、物語が小さく一時停止するように思います。もっと、小ネタを全体の中に馴染ませつつ、緩急をつけて演出して欲しいです。「ありえないこと」に突っ込める位に、きちんと作品全体を盛り上げて欲しいものです。次回に期待します。

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【これまでの感想】
第1話

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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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