ひよっこ (第6回・4/8) 感想

連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』『第6回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


宗男(峯田和伸)や時子(佐久間由衣)たちも参加し、いよいよ谷田部家の稲刈りが始まる。就職のことで時子と君子(羽田美智子)がけんかしたり、実(沢村一樹)の東京話を聞いたり、時子のことで三男(泉澤祐希)が宗男にからかわれたり、乙女たちが歌ったりしながら稲刈りは進んでいく。実は思いをこめながら稲を刈る。その姿を眺めながら、この楽しい時間がずっと続いて欲しいとみね子(有村架純)は願うのだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

お米を食べられる幸せを感じさせてくれるオープニング

「さぁ、いよいよ稲刈りの朝です」の「語り」と行進曲風の劇番で始まった第6回。まるで運動会でも始まるようなワクワク感。その後も増田明美さんの丁寧な「稲刈り情報」で、農家の仕事を知らない人へ、お米を食べられる幸せを感じさせてくれるオープニングだ。

共感、同感、応援したくなるような朝ドラに…

宗男「いいね~ 平和だなや~!
   にっぽんの原風景だっぺ!ハハハ!」

昭和39年に原風景のど真ん中いる宗男(峯田和伸)がこの台詞を言う違和感はあるものの、本作を楽しく観ている視聴者にとっては、正に自分の思ってることを宗男が代弁してくれたことになる。ドラマ的なリアリティーも大事だが、最近の朝ドラに欠けていた “登場人物との共感” をしっかり盛り込んでいるのは正解だ。

宗男「おめえは今、正二さんと共に
   額に汗せて働いた仲間だっぺ。
   親近感を抱いてるわけでしょう?」

この宗男の台詞にもちゃーんと “親近感” と言う言葉が入ってる。テレビの中と外の関係をより密にして、共感、同感、応援したくなるような関係を創り出そうと言う脚本家の意図ではないだろうか。朝ドラファンは、この半年そう言う感情に飢えて来たから、嬉しい限りだ。

農業の素晴らしさと家族の絆を、鮮やかに楽しく魅せた

楽しい昼食が済んで、午後の農作業。午前中の行進曲風に大して、午後はのんびりとした劇番で、ホント心が洗われる思いだ。私は農業経験は無いが、昭和39年頃の小さな農家は機械化も進んでいなかっただろうから、すべてが人力、人手がすべての重労働。年寄りも大人も子供も額に汗して必死に働いたに違いない。

そんな稲刈りの描写も、農業知らずの私にも、とても清々しく映っていた。例えば、本来ならもっと田んぼが乾いてから稲刈りするのが筋だろうが、父ちゃんがいる内に稲刈りしなければならないから、多少足元がぬかるんでも強行したのだろうと思わせて、農業が時間、自然との勝負であることを示唆さたり。

女性たちが楽しそうに歌っていたが、本来は楽しいから歌うのでなく、辛い仕事だから士気を上げる意味の方が強かったのかもしれない。しかし、本作では…

宗男「いいね。女の人のが歌ってんのは。いいね。
   幸せを感じるねえ。乙女の歌声は」
正二「乙女?」
宗男「あっ、乙女と元乙女?ハハハ!」

またしても宗男の台詞で、農業の素晴らしさ、農作業を一緒にすることでの家族の絆を鮮やかに楽しく魅せてくれた。宗男の台詞1つ1つが、輝いていた15分間だった。

みね子のモノローグに、東京と茨城の遠い遠い距離感が…

そして稲刈りも終盤。宗男が何気なく撮影した実(沢村一樹)と美代子(木村佳乃)とみね子のモノクロのスナップ写真を挟んで、みね子のモノローグ。

みね子(M)「お父さん、楽しい時間と言うのは、
      どうしてあっと言う間に過ぎてしまうんでしょう。
      “私はこの時間が
      終わらなければ良いのに” と思いました」

稲刈りが終われば、父ちゃんが東京へ出稼ぎに行っていなくなる寂しさ。今のように携帯電話もメールもない時代の東京と茨城の遠い遠い距離感が、このみね子のモノローグに詰め込まれていた。そして、稲刈りが終わり父ちゃんたちの後ろ姿を見て、「きれいだ」とつぶやいたみね子の寂しさを含んだ微笑みも良かった。

第1週は、半年分のツカミとして "十分過ぎるオッケー"

すべての作業が終わり、家路に向かう父ちゃんたちの背中に向かって、みね子が大きな声で言う。

みね子「矢田部家の皆様!
    今年も稲刈りお疲れさまでございました!」

前回で、食べさせてもらう側から一家の家計を考える立場になったみね子の成長や変化が、この一言に集約された。稲刈りだけで15分とは、大胆な構成だが、前回と合わせて、ヒロインの “将来” や “未来” を描いていくと言う方向性が見えた本作。

第1回で「ツカミはオッケー」と書いたが、この第1週そのものも、半年間の長丁場の朝ドラのツカミとして “十分過ぎるオッケー” と言いたい。

あとがき

次週の予告編も「語り」の解説が入るんですね。過去作のように妙な編集で無駄な期待を持たせるよりも、こうして解説が入るのは正直で良いなと思いました。それに新鮮だし。どうやら、来週から楽しい日常に非日常が降り掛かって来るようです。いよいよドラマの始まり。次週にも大いに期待します。

なお、前回の感想に、数々のコメントや126回ものWeb拍手を頂き、ありがとうございます。また、今日はこれから仕事なので、お返事は明日以降になると思いますが、皆さんの本作への期待は、私にも届いています。そして、私も同じ気持ちです。

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【これまでの感想】
第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
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