相棒season15 (第18話/最終回2時間スペシャル・2017/3/22) 感想

相棒season15

テレビ朝日系・『相棒season15』公式
第18話/最終回2時間スペシャル『悪魔の証明』ラテ欄『悪魔の証明~容疑者冠城亘!!社美彌子の秘密を巡りついに特命係が全面対決!?』の感想。



週刊誌のスキャンダル記事により、広報課長の美彌子(仲間由紀恵)が未婚の母でハーフの娘がいることが発覚。何者かが美彌子のパソコンに侵入してデータを盗み出したと分かり、亘(反町隆史)が疑われる。美彌子は副総監・衣笠(大杉漣)ら警視庁幹部から問い詰められるが、父親の素性を明かさない。右京(水谷豊)は、記事の写真に写るクリスマスツリーが実はロシア式の正月飾りだと気付く。亡命したロシアスパイ・ヤロポロクと美彌子の関係を疑った右京は、美彌子の元上司で未決囚の天野(羽場裕一)に会う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

社美彌子で2時間スペシャルは、今更すぎる

脚本と演出は、S15#1『守護神』のコンビで、輿水泰弘氏と橋本一氏。約2014年10月15日放送『season13』の第1話『ファントム・アサシン』のネタを活用しての社美彌子(仲間由紀恵)のお話だった『season15』の最終回。正直、1年半前の事件の話を掘り起こされても、今更って感じしか抱けなかった。

だって、こちらは『相棒』は好きだし期待もしているが、流石に1年半前の映像を回想で盛り込まれた所で、「そんな事件もあったなぁ」と思い出すだけで時間がかかる。で、思い出した頃にはとんでもない台詞が、右京(水谷豊)から飛び出して、更に疎外感が増して…って感じ(この件については、後述する)。

"オールキャスト仕様" と "特命係分断" は面白かった

映像的に驚いたのは、テレ朝が封印したと思っていた甲斐亨(成宮寛貴)が回想シーンで使用されたこと。そして、内容的には、劇中でも俳優陣でも生存している人はほぼ全員出演した “オールキャスト仕様” で、且つ個々に見せ場も用意したこと。この点については、長年の『相棒』ファンは納得できたのではないだろうか。

また、最後までサブタイトルである『悪魔の証明』を貫いたのは、評価したい。そして何より、一度現特命係を分断させるようなエピソードを描くことで、今まで以上に、右京と冠城(反町隆史)を明瞭に描き分けたかったの理解できる。

右京が「黙っていろ!」と言う大きな違和感

ただ、漸く作品の世界に入り込めた1時間20分過ぎに、いくら何でも、この台詞を右京が発した時に、大きな違和感が押し寄せた。

右京「想像が及ばないのならば、黙っていろ!」 冠城「右京さん、あなた何様だ」

以前から、輿水泰弘氏の脚本での右京(に限らないが)の台詞が荒っぽくて、他の脚本家との整合性が取れない時がある。今回のこの台詞なんて、私としてはちっとも右京らしさを感じない。ただ、特命係に致命的なヒビが入ったことを、あれ削りな会話で処理したような。今回で一番残念だったところだ。

引っ掛かる点はあるが、新装『相棒』へ期待は出来そう

さて、『相棒season15』もメインの登場人物が犯罪者で終わるのか?と思いきや、何とか強引に “襲われたこと” にして上層部全員が沈黙、好き勝手出来た青木(浅利陽介)も何のお咎めも無しにも引っ掛かる…

しかし、『season15』の総括としては、可能な限り『杉下右京の事件簿』にならない努力が目に見え、新たな『相棒』を作り出そうと言うスタッフらの意気込みを感じることが出来たのは良かった。その意味で次期では、冠城亘をもう一歩踏み込んで描いて欲しいし、社美彌子にはオジサンたちを揺さぶって欲しい。

あとがき

世間の評判はどうか知りませんが、私個人としては反町隆史さん演じる “冠城亘” はいい味を出してきたなと思ってます。もっと、亘の個人的な部分の描写を入れたら人間味に深みが増すような。その点では、今回登場した「週刊フォトス」記者・風間楓子(芦名星)なんて上手く活用したら、面白くなるかも。

どうやら、劇場版の大ヒットで次の『season16』も冠城亘(反町隆史)の続投が決まったようです。奥さんが松嶋菜々子さんですし、余程のことが無い限りプライベートで問題を起こしそうもないと言うのも続投理由でしょうか。いずれにせよ、腕のある脚本家の発掘が急務ではないでしょうか。

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