べっぴんさん (第138回・3/17) 感想

連続テレビ小説「べっぴんさん」

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』公式
第24週『光の射(さ)す方へ』『第138回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
 本作は、2/28 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


潔(高良健吾)は、経営するオライオンで紳士服ブランドを新たに作り、その着こなし講座を開くよう栄輔(松下優也)に依頼する。会社を倒産させた責任を感じていた栄輔は、人前で話をすることにためらうが、ゆり(蓮佛美沙子)の説得で、引き受けることを決める。一方、キアリスの経営方針について、すみれ(芳根京子)たちと意見を違える健太郎(古川雄輝)は、大手商社社長の古門(西岡徳馬)に助言を求める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

長いお辞儀の下で、舌を出してるように見えては困る

好意的に見ようとすればする程、違和感が増していく本作。今回のアバンタイトルでの「岩佐栄輔 男のための着こなし講座」も違和感だらけ。中でも気になったのが、ステージのデベソでカメラのフラッシュを浴びた栄輔(松下優也)に、記者の「雲隠れした心境について詳しく教えて下さい」の質問が飛んだところで…

栄輔の記憶の回想がカメラのフラッシュの音に合わせて、フラッシュバック風に描かれるが、倒産時の新聞記事以外は、栄輔が頂点にいた時のカットばかりだったことだ。いくら長くお辞儀をしても、視聴者は栄輔が自己破産後に親バカ映画制作に加わって結構楽しく暮らしていたのを見ているのだから意味が無い。

栄輔は、2,3年の間は額に汗して働くべきだった

やはり、栄輔が自己破産後の2,3年間は懸命に働き、その姿を見た潔(高良健吾)が「講座」の声を掛けるべきだった。そして、そう言う映像を作っておくべきだった。そうすれば、「岩佐さん、これまでどちらにいらっしゃったんですか?」の問いの答えを栄輔の映像で表現できた。お辞儀の下で舌を出してるように見えては困る。

健太郎とキアリスの関係がイマイチ分からない

また別の違和感は、健太郎(古川雄輝)は本当に「キアリス」の経営に「夢」があるのか?ってこと。もうどこかへ吹き飛んでしまったさくら(井頭愛海)が考案したリスのキャラクター・サミーちゃん(限りなく君枝のパクリだが)の版権の時は1人で暴走、相談する時はなぜか古門(西岡徳馬)。古門を頼りたい気持ちは分かったが…

古 門「君はどうして子供服屋なんかやってんだ?」
健太郎「それは…キアリスが会社になるずっと前から、
    母たちの姿を見てきたからです。
    自分たちが大人になったら
    力になりたいと思ってきました」

この健太郎の台詞、全部ウソだ。それにおかしい。好意的に捉えてみよう。“母たち” が小さな店からコツコツと働いて積み上げて来た “姿を見てきた” までは良いとしよう。しかし、敢えて意地悪に言えば、すみれ(芳根京子)たちの努力の過程を、健太郎が影響を受ける程に見てきた描写は無い。

"手伝いたい" のと "力になりたい" のは微妙に違うが…

また、百歩譲って母親たちの苦労を見て湧いてきた「力になりたい」と言う気持ちは「キアリス」に対してよりも、母である君枝(土村芳)たちを手伝いたいと言うものでは?どうも「手伝いたい」と「力になりたい」がこんがらがった上に空回りしているような。「自分たち」と言う表現はやり過ぎ以外の何物でもないし…

健太郎を説得も出来ないすみれに失望しかない

古門には以前にも言われたような「スピードが命」との助言を受けたり、他人の社長室に1人取り残されたり、自己破産した男を “持ってる” と崇めたり、健太郎と言う人物自身も、彼をどう言う存在に描きたいのか、全く見えてこない状況で、今度は最近存在感を復活させているヒロインのすみれが「成功とは」を語る…

「成功」が、お金や結果を出すことなら、成功しなくても良いと言うすみれ。「成功を目指さないなら何を目指します?」と問う健太郎。ここで論理がすり替わってる。「成功とは何か?」を話しているのに、「自分がしたいこと」の話になった。

すみれ「私は誰かの笑顔を想像しながら日々過ごすことかなぁ」

まあ、すみれと言う人間が、これまでもお金に執着せずお金にも大して困らず、地位や名声に拘らないから、「自分がしたいこと」しか話せないと言う点は、本作では珍しく筋が通ってる。しかし、全くと言って良い程に健太郎を説得も出来ていないし、そもそも答えも言っていない。要は「何か、何かぁ」を言わせたいだけ…

ネタ切れがバレるから、酔っぱらいのシーンは止めるべき

そして、ネタ切れと想像できそうな時に登場す酔っ払いのシーン。「タノシカナ」も栄輔と明美(谷村美月)の恋バナの予感も、ホントどうでも良いのに、ダラダラと。酔っ払い相手に真面目に話す栄輔も何か、何かなぁ。

完成試写会にいるべき人がいないのは、完全に失敗した

そして、違和感を超えて完全に失敗したのが「完成試写会」のシーンだ。亀田 (上地雄輔)の妻みどり(加藤千果)をわざわざ登場させる前に、武(中島広稀) の妻たみ子(鎮西寿々歌)がいないのが不自然(前もあったなあ)。

とにかく、本作が本気で「キアリス」を描くつもりなら、ご近所さんでもある時子(畦田ひとみ)らキアリス製作所の人々だっているべき。もちろん、創業当時からの関係者である悦子(滝裕可里)や、何なら最初の常連客の麗子(いちえ)がいても良い。

いや、こう言う人たちが観客にいなければ、ただの金持ちの道楽にしか見えない。一体、もうお忘れの人も多いと思うが、四葉のクローバーの意味「勇気、愛情、信頼、希望」が “キアリスの存在意義” なのに、この完成試写会には、愛情、信頼の欠片も無い。ただの慣れ合い集団。それが「キアリス」で良いのだろうか?

あとがき

前回と同様に、ほぼ全編が説明台詞であり、言い訳台詞、こじつけ台詞のオンパレードでしたね(失笑)。これで土曜日は道楽映画を見せられるんでしょうか?そして健太郎が「勇気、愛情、信頼、希望」に気付く?笑っちゃいますね。

私の勝手な想像ですけど。今週は映画を作りましたよね。映画の次は何をするのか?私が尊敬するかのウォルト・ディズニーはアニメーション映画を作った後にディズニーランドを作ります。まさか、今更大昔の「総合店」を持ち出して、「キアリスランド」を作るとか?「キディランド」のパクリだからやらないか…

[お願い] コメント等でのあらすじのネタバレ厳禁でお願いします。今やストーリー展開が唯一の私の楽しみですので…(困)

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坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」 (中経の文庫)
ファミリア創業者 坂野惇子 - 皇室御用達をつくった主婦のソーレツ人生
坂野惇子の人生 (MSムック)
上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」オリジナル・サウンドトラック


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【これまでの感想】
“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
べっぴんさん "お嬢様"を言い訳にし過ぎたり、各エピソードの"配分"の悪さが、ドラマに今一つのめり込めない原因か?
「べっぴんさん(第43回・11/21)」を"紀夫の立場"で改めて考えてみた
「べっぴんさん」2か月過ぎても、まだ本当の意味で "ドラマ" になってない!?
「べっぴんさん」第50回まで描かれずに残念だったこと。そして、本作の課題と今後に期待すること

第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
1 2 3 4 5 6
第2週『しあわせの形』
7 8 9 10 11 12
第3週『とにかく前に』
13 14 15 16 17 18
第4週『四つ葉のクローバー』
19 20 21 22 23 24
第5週『お父さまの背中』
25 26 27 28 29 30
第6週『笑顔をもう一度』
31 32  33 34 35 36
第7週『未来』
37 38 39 40 41 42
第8週『止まったままの時計』
43  44 45 46 47 48
第9週『チャンス到来!』
49 50  51 52 53 54
第10週『商いの聖地へ』
55  56 57 58 59 60
第11週『やるべきこと』
61  62 63 64 65 66
第12週『やさしい贈りもの』
67  68 69 70 71 72
第13週『いつものように』
 73 74 75
第14週『新春、想(おも)いあらたに』
 76 77 78 79
第15週『さくら』
 80 81 82 83 84 85
第16週『届かぬ心』
86  87 88 89 90 91
第17週『明日への旅』
92  93 94 95 96 97
第18週『守るべきもの』
98  99 100  101  102  103
第19週『希望』
104  105  106  107  108  109
第20週『旅立ちのとき』
110  111  112  113  114  115
第21週『新世界へ、ようこそ』
116  117  118  119  120  121
第22週『母の背中』
122  123  124  125  126  127
第23週『あいを継ぐもの』
128  129  130  131  132  133
第24週『光の射(さ)す方へ』
134  135  136  137  

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