べっぴんさん (第136回・3/15) 感想

連続テレビ小説「べっぴんさん」

NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』公式
第24週『光の射(さ)す方へ』『第136回』の感想。
なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。
 本作は、2/28 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


次世代に渡すバトンとしての映画版キアリスガイド「ようこそ赤ちゃん」の制作に挑むすみれ(芳根京子)たち。プロカメラマン・亀田(上地雄輔)の助けで、無事にクランクインを迎える。明美(谷村美月)の誘いであまり気乗りしないまま制作を手伝うことになった栄輔(松下優也)だったが、一歩先を読む段取りの良さで力を発揮しいく。一方、栄輔の志を引き継ぎたいと考えていた潔(高良健吾)は、ある新事業を始めようとしていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

栄輔が、道楽映画に身を入れて活躍する姿に腹が立つ

まあ、どこから突っ込んで良いのか、はたまた突っ込んで何になるのかと思うばかりの15分間。とにかく、アバンタイトルでも繰り返した明美(谷村美月)が栄輔(松下優也)を誘うくだりに腹が立つ。

自己破産した栄輔が、どれだけの取引先や従業員や関係者に迷惑を掛けている(最中)位は、会社の役員を務める明美には分かっていて欲しかった。普通なら、栄輔は心労でくたびれ果て、お金持ちの道楽に付き合うような状態でないのでは?栄輔って、責任感はある人間ではなかったのか?

半年間のエピローグで全員参加させたいのは分からなくもないが、脚本家が仕事を、企業のことを甘く描き過ぎ。栄輔が誰よりも親バカ映画に身を入れて活躍する姿が本当に腹が立つ…。ゆり(蓮佛美沙子)も潔(高良健吾)も気分転換と言っていたが、栄輔はちっとも気分転換するような状態ではなかったが。

金持ちの道楽にしか見えない親バカ映画制作は不快

さて気を取り直して。今日は週の真ん中の水曜日。なのに、未だ映画制作。不景気で不況で飛ぶ鳥を落とす勢いの「エイス」が倒産するご時世に、どう好意的に見ても、金持ちの道楽にしか見えない親バカ映画制作をダラダラと描くのは、単純に視聴者に不快感を与えるだけではないだろうか。

なぜ、映画制作の中で "キアリスの本質" を描かない?

ただ、「キアリスガイド」を映像化すると言う部分に関しては、好意的に見ると一定の意味はある。これまで曖昧にしか描いて来なかった「キアリス」の品質や思い、そう “本質” を視覚化して、健太郎(古川雄輝)を始め劇中の登場人物たちにも、視聴者にも伝えることが出来るから。

しかし、実際はそうなっていない。撮影現場のシーンで、脚本会議のシーンで、ちっとも “キアリスらしさ” が表現されていない。手作りの服を赤ちゃんに着せることが “キアリスらしさ” ではない。手作りの服に込められた工夫や思いを、撮影エピソードに交えなければ意味が無いのだ。

それなのに、今度は挿入歌の歌詞に悩む紀夫(永山絢斗)とすみれ(芳根京子)だと。もう馬鹿馬鹿しいにも程がある。いくら史実に「ファミリア」が映画をつくったからと、それを改悪して本作に取り込む必要などないのに。本当に破綻してしまっている。困ったものだ…

あとがき

自分たちが『べっぴんさん』と言うドラマで「キアリス」や登場人物たちを描けていないのに、劇中では登場人物たちが「キアリス」を描こうとしていると言う何とも皮肉なパラドックス。いっそ、このスタッフたちが劇中に登場した『映画監督という生き物』を読んだら良いのに…。もう、どうにもならないのでしょうか。

そして、まさかと思いますが、時代を挑発し続ける作品を世に送る園子温監督自身のドキュメンタリー映画『園子温という生きもの』(2016年公開)から頂戴してないでしょうね。赤ちゃんが風邪をひかなかったか心配です…

[お願い] コメント等でのあらすじのネタバレ厳禁でお願いします。今やストーリー展開が唯一の私の楽しみですので…(困)

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坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」 (中経の文庫)
ファミリア創業者 坂野惇子 - 皇室御用達をつくった主婦のソーレツ人生
坂野惇子の人生 (MSムック)
上品な上質---ファミリアの考えるものづくり
時空旅人別冊 “べっぴんさん"坂野惇子の生涯: サンエイムック
連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)
NHK連続テレビ小説 べっぴんさん 上
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」オリジナル・サウンドトラック


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【これまでの感想】
“視聴率=作品の質”か? 「べっぴんさん」視聴率18%台と7日から大台割れ
「べっぴんさん」初回“総合視聴率”は27% 新視聴率調査でテレビのおばさん化に影響を与えるか?
べっぴんさん "お嬢様"を言い訳にし過ぎたり、各エピソードの"配分"の悪さが、ドラマに今一つのめり込めない原因か?
「べっぴんさん(第43回・11/21)」を"紀夫の立場"で改めて考えてみた
「べっぴんさん」2か月過ぎても、まだ本当の意味で "ドラマ" になってない!?
「べっぴんさん」第50回まで描かれずに残念だったこと。そして、本作の課題と今後に期待すること

第1週『想(おも)いをこめた特別な品』
1 2 3 4 5 6
第2週『しあわせの形』
7 8 9 10 11 12
第3週『とにかく前に』
13 14 15 16 17 18
第4週『四つ葉のクローバー』
19 20 21 22 23 24
第5週『お父さまの背中』
25 26 27 28 29 30
第6週『笑顔をもう一度』
31 32  33 34 35 36
第7週『未来』
37 38 39 40 41 42
第8週『止まったままの時計』
43  44 45 46 47 48
第9週『チャンス到来!』
49 50  51 52 53 54
第10週『商いの聖地へ』
55  56 57 58 59 60
第11週『やるべきこと』
61  62 63 64 65 66
第12週『やさしい贈りもの』
67  68 69 70 71 72
第13週『いつものように』
 73 74 75
第14週『新春、想(おも)いあらたに』
 76 77 78 79
第15週『さくら』
 80 81 82 83 84 85
第16週『届かぬ心』
86  87 88 89 90 91
第17週『明日への旅』
92  93 94 95 96 97
第18週『守るべきもの』
98  99 100  101  102  103
第19週『希望』
104  105  106  107  108  109
第20週『旅立ちのとき』
110  111  112  113  114  115
第21週『新世界へ、ようこそ』
116  117  118  119  120  121
第22週『母の背中』
122  123  124  125  126  127
第23週『あいを継ぐもの』
128  129  130  131  132  133
第24週『光の射(さ)す方へ』
134  135  

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内容すみれ(芳根京子)たちの映画作りが進んでいた。明美(谷村美月)の勧めで、岩佐(松下優也)も手伝うことに。 敬称略 あの~~~~~~~~~~ まだ、映画作るんですか??? 水曜だよ!! 不景気の中で行われている、金持ちの道楽にしか見えない状態なの...

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